本の感想, お気に入り, 作者名 ま行毛利志生子

考古学者の母親から謎のネックレスを誕生日プレゼントとして受けとって以来、謎の幻聴と夢に悩まされることになった女子高生の諒。件のネックレスにはとてもすごいらしいおじいちゃん仙人・白ちゃん(諒が命名)が宿っており、諒にどこかにいってしまった白ちゃんの魄を探す手伝いをするよう要求する。諒は新学期早々学校に来なくなった親友の小枝を探す手伝いと交換条件で白ちゃんの要求をのむことにし、ネックレスを諒の母親に売りつけた人のいい骨董屋・司馬とともに小枝のいるというとある村に向かう。

地味だけど面白かった!白ちゃんがいい味を出しすぎてとても素敵でした。

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

文明開化の帝都の毎日を楽しむ女学生柊スズメは幼なじみで婚約者の結人にときめきつつも素直に慣れない日々を過ごしていた。そんなスズメの最大の秘密は、一族に託されたがのんきな父親が散逸させてしまった曰く付きのお宝を万能執事と共に怪盗レディ・キャンディとして回収しているということ。しかも、レディ・キャンディを捕らえようとする軍の特殊部隊を率いるのは結人。絶対にばれるわけにはいかない秘密を抱えるスズメは……

これは途中で冷静になったら負けやな!と読み終わってから思いました。

本の感想, 作者名 た行月野美夜子

母を亡くし、夕映えの丘で一人暮らすリーザは幼なじみ達の久しぶりの訪問を受け、楽しい時間を過ごしていたが突如巨大な蜘蛛に襲われる。蜘蛛の襲撃で幼なじみ達をなくし、一番仲の良かったルイが行方不明になる中一人生き残ったリーザ。ルイを探すために旅に出たリーザは、途中命の危機を救ってくれた青年騎士テリウスと共にルイがいるらしいというドルバドールを目指す。

良い幼なじみでした(正座)。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

黒狼公となり、ヤエトが管理することになった領地に逃げ込んだという盗賊を捕縛するために、第二皇子の使者がやってくる。なるべく穏便にことを収めたいヤエトは、領内の盗賊団と見なされる一団と接触を持つが、その一団内で力を持つのはヤエトと同じく「時」に関係する恩寵の持ち主であった。
一方、北嶺王として後継者争いに巻き込まれることになった皇女は、北嶺の特殊な立場を利用して他の皇子に恩を売りつけるというヤエトの作戦を実行することになる。

なんで、そこで、漫才!

本の感想, 作者名 ま行松岡なつき

仲間に病気を移さないために、なんのかんのと理由をつけて皆から距離をとるカイト。そんなカイトの態度に不審なものを感じたジェフリーは、預かりしれぬところで進展したカイトとビセンテの関係にいらだちを隠せなかった。ウォルシンガムの目を盗み、プリマスに上陸したカイトは、リリーの力を借りできる限りの療養を行うことにするが、症状は日に日に悪くなるばかりで……

グローリア号、愛の寸劇に感動した。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

北嶺が北方人に攻め入られた傷も癒えぬ中、新年の参賀のため都に向かう皇女とヤエト達。皇女の治める北嶺が国に格上げされることに伴い、隠居を夢見るヤエトの前には自身も出世するという隠居から更に遠ざかる未来しか待っていなかった。しかも、皇帝が告げたヤエトの処遇は、ヤエトの想像をはるかに超える破格の待遇で……

面白かった!皇帝のヤエトに対する嫌がらせがすごすぎてとても笑ってしまいました。

本の感想, 作者名 た行竹岡葉月

市内の女の子の味方SECでは究極の美少女を決定するための美少女選手権バトルがひらかれることになる。舞姫たちはそれぞれが推す美少女の写真を芝目の作ったプログラムに読み取らせるという戦いを始めるのだが、舞姫の選んだ「美少女」たちはなかなか高得点を獲得できず……(放課後天下無双)

いつもより舞ちゃん成分が多い短編集。舞ちゃんの天然ボケがおいしい……。

本の感想, 作者名 ま行松岡なつき

ビセンテをおびき出し、海斗から引き離すことに成功したジェフリーたちはようやく海斗を救出することに成功する。グローリア号の停泊地を目指す一行だが、海斗が救出されたことに気付いたビセンテもすぐさま一行のあとを追い始める。

スペイン脱出編完結編。ビセンテの選択が泣かせる。
(注:とてもBLですが、オススメです)

本の感想, 作者名 か行剛しいら

ついにゴシュラム・ウラル連合軍とハッシュウィルの無敗軍団の戦闘が始まる。ハッシュウィルとは違い、「生きるため」の戦いを挑もうというゴシュラム・ウラル軍は無敗軍団が擁する火薬兵器を無効にする兵器を配置し、対抗するが……

やっと戦闘!と思ったらすぐ終わってしまった……けどそのあとにやにやした。

本の感想, 作者名 か行樹川さとみ

生真面目筋肉団長ハルさんが率いる< 黎明の使節団>は、法王に謁見するために聖都と目指していた。道中、唯一の常識人シンドー書記は旧知の友を訪ね、神の秘められた真実を知る。一方、とある理由から別任務を帯て一行を離れたアスティルは、ハルセイデスの知り合いだという謎の人物に面会するのだが……

ハルさんの悲壮な決意とシーカの胸の内が少し語られたお話。