本の感想, お気に入り, 作者名 か行駒崎優

隣国今居家の奇襲に遭い、父と二人の兄を亡くし、たった十二歳でただ一人応義家の血を引く身となった祥三郎。わずかな臣下と共に今は隠居した応義家の軍師長坂藤兵衛に助力を求め、国を奪還するために海賊の村に身を隠すことになるが……

健気な若様と渋いおっさんたちとかわいい女の子(ただし出番はちょっと)!面白かった!

本の感想, 作者名 か行剛しいら

ウラル神の力を借り、ハッシュウィルの火薬庫を爆破したシーラであったが、その単独行動をゴート王に咎められ、蟄居を命じられてしまう。密かに想うゴート王から離れなければいけないことに意気消沈するシーナであったが、この機会に山に身を潜めている兄王子アレンの様子を見に行くことにする。

音速でラブがきた。

本の感想, 作者名 あ行天流桂子

修道院を出て両親の手がかりを探す少年修道士ハインリッヒは森の中でならず者に追いはぎにあいかけていた。通りすがりの美人(だけどぶっきらぼうでがさつ)の女剣士ロクサーヌはそんなハインリッヒを助けた。そして、そこを通りがかったのは錬金術師のカール。一見なんの関係もないような三人がひょんなことから旅の道連れになり、とある都市の奇妙な事件に巻き込まれる。

3人(+1人?)の珍道中の序章の物語。

本の感想, 作者名 さ行沢村凜

翠国の玉座を巡り、長年骨肉の争いを繰り広げてきた鳳穐一族と旺廈一族。鳳穐出身の国王・櫓は幽閉していた旺廈の首領・薫衣を中央に呼び出し、鳳穐も旺廈もない国造りを行うことを提案する。かくて、櫓と薫衣の長く険しい戦いが始まった。

二人の「王」が国の歴史に立ち向かい、新しい国の形を作ろうとするお話でした。

本の感想, 作者名 は行文月更

赤ん坊の頃、世間を騒がす黒龍党にさらわれ、黒龍党で「小弓姫」として信仰されていた驪珠。黒龍党壊滅時に救出され、今は母親の実家である趙家の屋敷の中で過去を隠し姫君としてくらしている驪珠であったが、従兄に連れられて歩いた街で黒龍党の残党に出会う。そんな彼女を助けたのは、朱明という男装の姫君だったが……

自分の過去に向き合おうとするお姫様が主人公の中華ファンタジー。

本の感想, 作者名 た行天堂里砂

砂漠の国の第二王子カマルの部屋に謎の盗賊が侵入する。その盗賊のおかげで最近人が変わってしまった兄王子に反逆罪に問われてしまい、成り行き上盗賊のリドワーンと一緒に逃げることになったカマルは、兄の変貌の真相を掴むため、母親の形見である首飾りを探す旅に出ることになるのだが……

兄弟モノ作家認定した。

本の感想, 作者名 ま行宮乃崎桜子

上皇が政治の実権を握り、院政の最盛期であった平安時代末期。関白藤原家の次男頼長、は実は姫であったが、母親の嘘で男として育てられた。院政を終わらせるという父の願いを受け継ぎ元服までなした頼長。ふとしたきっかけで女装姿の時に佐藤義清に出会い、お互いに惹かれ合うが、男として生きる必要のある頼長は義清に思いを告げられず……。

本の感想, 作者名 あ行魚住ユキコ

恒常的に命を狙われるという生活からすっかり人間不信となった王女エルダは、暗殺に失敗した暗殺者レイフェンを側仕えの者として唯一身近に置くという変わった生活を送っていた。そんなある日、エルダの前に公爵令息ヒースコートが現れる。エルダの婿第一候補のヒースコートはことあるごとにエルダに求婚してくるのだが……

良い主従ラブでした。ライバルの腹黒さも素敵(ただしまごうことなき当て馬)。

本の感想, 作者名 は行響野夏菜

病で寝込んだ父王の元を訪ねたエルレインは、王の不調の原因に魔法の影を感じ取ったゼルイークのすすめで、王を自分の離宮に招くことにする。そして、思わぬところで亡き母と父、そして叔父の微妙な関係を知ったエルレインだが……

カエル大集合でした。

本の感想, 作者名 あ行あまね翠

病床の母を元気づけるため、イギリスに住む異父兄アルヴィンの元を訪ねた美桜。コッツウォルズの古城を管理しているアルヴィンは、美桜の滞在を認めるものの母に会うつもりはないという。なんとしてもアルヴィンを日本に連れて行きたい美桜だが……

冷静に考えてみれば物語の経過時間一週間って!(恋はジェットコースター)