本の感想, 作者名 あ行小椋春歌

エルサムの帝王危篤との報を受け、シャールカーンはマルジャーナとの結婚を認めてもらうために母の要請に応え、一行はエルサムの都に赴く。ザインからザインと恋仲であることを隠し、ジャスミン姫の侍女としてマルジャーナに付き添うことにしたライラはエルサムの後宮でザインの過去を知るのだが……

ザインのひん曲がった根性がライラに矯正された(かもしれない)お話。

本の感想, 作者名 あ行伊藤たつき

親友と思っていた人からの突然の告白に混乱する白桜。そしてその告白を目撃してしまい白桜の秘密に気付いた青丞。混乱極まる四家の跡取りたちだが、白桜は帝から大学寮に潜入し秘密裏に事件の捜査を命じられてしまう。またしても「男子だけの」全寮制の学校に潜入することになった白桜は……

秘密が秘密でなくなってきている件について。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

誰よりも男前なケリー家の伯爵令嬢リリアの侍女で遠縁の娘でもあるティナは、成人の儀式の事故でリリアが昏睡状態に陥るのと同時にティナ自身があやまって高位の「守護獣」と契約をしてしまう。ケリー家の存続のため、リリアになりすまして成人の儀式の完了の報告のために王都の公爵との会見に望んだティナだが、ティナが契約した守護獣の貴重さから公爵家の跡取りになるように迫られてしまう。

女性陣がたくましくて楽しいです。

本の感想, 作者名 さ行さき

大貴族の令嬢メアリは、自分が今いる世界が前世でプレイしていた乙女ゲームの世界で、自分はヒロイン・アリシアのライバル役の高飛車な令嬢ポジションであることを思い出す。ゲーム内ではどのルートでも没落するアルバート家の令嬢として、前向きに没落しようと従者のアディと共にあの手この手で悪役令嬢を演じようとするメアリだが、何故かアリシアの親友ポジションを確立してしまう。

没落目指すもののだんだんそこから外れていくのが楽しかった。

本の感想, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

魔王の邪気を吸い込んでしまい、神に愛された印である<聖憐の刻印>がなくなってしまったディオナだが、邪気を込めたリンゴを作ればそのうち印が復活すると聞き、ナハトに教えを請いながらリンゴ栽培に励むディオナだが、珍妙なリンゴしかできない。そうこうしている間にナハトにリンゴ作りの挑戦をするために遠方から魔族がやってくる。

全ての元凶がヤンデレというオチだったとかそんな最終巻。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

尼寺でひっそりと暮らす二番目の姉が「踊る茸の精」を見たという話をうっかり宣能に聞かれてしまった宗孝は、宣能とともに件の尼寺に向かうことになる。茸の精の

振り回す宣能さまと振り回される宗孝が相変わらず楽しかったです。

本の感想, 作者名 あ行麻木琴加

家の事情で性別を詐称して男装し、「近衛隊の理想の王子様」道を爆走するルティウスに「身辺警護のために女装して国王の婚約者候補になる」という任務が言い渡される。昼は近衛騎士、夜は令嬢とルティウスの忙しい二重生活が始まってまもなく、王が近衛騎士団の解散を決定する。

ドタバタ男装(ある意味女装)ラブコメで楽しかったです。

本の感想, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

春分節の儀式のために皇帝に召集をかけられて都に向かったクロウとフェルだが、皇帝への謁見でクロウに謀反の疑いがかけられる。クロウは嫌疑を晴らす機会を与えられるものの、フェルが一連の事件の黒幕と考えられるクロウの母、リグレイン妃と対面することになり、無理難題をつきつけられる。

お兄ちゃんと弟くんを満喫して旦那さんの選択肢に笑う。

本の感想, 作者名 あ行石田リンネ

着実に「円卓の騎士」を揃えるレティの次なるターゲットは、レティにかわり「下衆」なことも平気でやってのける「軍師」。軍師候補のひとり。メルディの適正を見るために、地方への視察への道案内を依頼する。

お兄ちゃん分とノーザルツ公分が足りない。でもクレイヴさんが素敵だった(通常営業)。

本の感想, 作者名 は行広瀬もりの

住んでいたアパートが開発のために取り壊されることになり、あと数日で住む家がなくなってしまう梨実は、不動産屋で困り果てているところに婚約者役込みで部屋を無償提供するという怪しげな話を持ちかけてきたイケメンの会社員・和臣に声をかけられる。しかも和臣は梨実の新しい派遣先の若手ホープで、いつの間にかなし崩し的に和臣の申し出を受けることになってしまった梨実は奇妙な同居生活を始めることになる。

梨実ちゃんがたくましかった。