本の感想

災いの魔女と幸いの王~初めての暗殺、引き受けました~  / 河上朔 作者名 か行

災いの魔女と幸いの王~初めての暗殺、引き受けました~ / 河上朔

ひっそりと山奥に暮らしていたアリシアは、暗殺をしたこともないのに諸事情で暗殺の依頼を受諾し、その対象がいるらしい神殿巡りを行う王太子デュカイエ一行に潜り込む。都への帰還もあと少しというところで、アリシアはデュカイエとともに谷底に落ちるというハプニングに見舞われるが、尋常ではない不幸体質の二人の前には次々とトラブルが襲い掛かる。

少々ほっこりしてしまったのですが、ほっこりするどころかわりと大変なお話でした。

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月と夜の物語 流浪の双子と炎の魔術師 / 小椋春歌 作者名 あ行

月と夜の物語 流浪の双子と炎の魔術師 / 小椋春歌

ランプの魔神ルーダイナの宮殿「月の丘」でザインらと暮らすライラは、マルジャーナとふたりで留守番をしていたところに、さらわれた姉を助けてほしいと迷い込んだ少年ファリドを助ける。ファリドの訴えを王に伝えるために三人でベルガの帝王の元に向かうことにしたライラだが、たどり着いたベルガの街でライラがさらわれてしまう。

ザインの腹黒さが光ってた!

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倒国の花嫁 ~公主様は最強のフィアンセ!?~ / 中川ともみ 作者名 な行

倒国の花嫁 ~公主様は最強のフィアンセ!?~ / 中川ともみ

幼いころ人質同然で麗峰国の皇帝に嫁いだ倒国の公主・香鈴は、嫁いで以来ほとんど夫に相手にされず奈太市に送られ、城主となっていた。ある日、麗峰と敵対するレギメントが奈太市に攻め込み、制圧される。レギメント軍を率いるクラール王子は香鈴に求婚してくるが、麗峰皇帝の正妃という立場から香鈴はその申し出を断る。

全体的になんとなく違和感。

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聖櫃の癒し手-Restauro- / 藍川竜樹 作者名 あ行

聖櫃の癒し手-Restauro- / 藍川竜樹

神の力を無効化してしまう能力を持つため、堕天の徒として幼い頃から聖庁の保護のもとで隔離されているエリスは、聖庁での出世を目標に奮闘するも、その正義感が災いし半年で13回の異動を命じられていた。そんなエリスの新しい配属先は、窓際とも呼ばれる聖櫃修復室。そこでエリスは、腕は確かだがただの聖櫃バカのカルヴァンとともに、聖櫃の修復のための出張にでることになる。

全編ギャグかと思えば、終盤はシリアスだった。

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天女は恋する、龍冠の君 / 山本瑤 作者名 や~わ行・他

天女は恋する、龍冠の君 / 山本瑤

お茶農家の養女・珠華は茶畑で行き倒れていた謎の美青年・絋暉を助ける。珠華を気に入った絋暉は、のらりくらりと珠華の家での滞在を楽しむが、ある日珠華の義兄弟・青辰が何者かにさらわれてしまう。青辰をさらった者は都にいると知った珠華は、都に帰る絋暉に無理やり同行することになり、都で繰り広げられる帝位争いに巻き込まれていく。

読み切りじゃもったいないので続きも読みたいなぁ。

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さまよえる本に結末を ウィルブック・ハンターあるいは甘い憂鬱 / 秋杜フユ 作者名 あ行

さまよえる本に結末を ウィルブック・ハンターあるいは甘い憂鬱 / 秋杜フユ

村一番の狩人から求婚されながらも、その求めに応じずひとり母の残した家に住み、伯母の店を手伝うエステルは、珍しく村にやってきた青年ふたり組ベルナールとジャックに危ないところを助けられる。完成せずに不思議な力を持ってしまった「ウィルブック」に狙われているというエステルは、ベルナールらを家に泊めることになるのだが……

堅実に面白いお話だなぁと思いました。

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流血王の初恋 / 宇津田晴 お気に入り

流血王の初恋 / 宇津田晴

義母である王妃と義姉に疎まれ、地方の貧しい領地で領民とともに細々と暮らしていたユーラだが、隣国との友好の証のために「流血王」とも恐れられるカエルムに嫁ぐことになる。恐れているばかりでは何も始まらないとカエルムを理解しようとするユーラは、ちょうどイメージ刷新を狙カエルムと「アツアツ新婚カップル」を魅せつける作戦にでることになる。

宇津田さんらしい素晴らしいラブコメ読み切りでした。

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(仮)花嫁のやんごとなき事情 -すべての道は離婚に通ず?- / 夕鷺かのう 作者名 や~わ行・他

(仮)花嫁のやんごとなき事情 -すべての道は離婚に通ず?- / 夕鷺かのう

新婚旅行を兼ねた視察の途中立ち寄った街で、フェルはクロウに離婚をかけてドレスの街で「華争い」と呼ばれるコーディネイト対決を行うことになる。服を捜すためにふたりは街にお忍びで「デート」に出かけることになり……(カヴィバエリの華争い)

閑話休題てきなところから過去のお話まで、楽しかったです。

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うたう魔術師の自由学問(全2巻) / 群竹くれは 作者名 ま行

うたう魔術師の自由学問(全2巻) / 群竹くれは

シスター見習いのエリカは薬草学者を目指しつつ片田舎で慎ましく暮らしていたが、ある日彼女の論文を読み研究員として迎え入れたいと子爵かつ実業家のアシュリーがエリカを迎えに来る。アシュリーに説得されて王都に向かったエリカだが、エリカの下宿先はアシュリーの屋敷で、しかもアシュリーは彼女に研究をさせるどころかお嬢様扱いをする毎日。エリカは1日も早く研究員として役立ちたいと考えるが……

後半の「謎解き」が面白かったなー。

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棺の皇国 獣なる魔道士たちの宴 / 天海りく 作者名 あ行

棺の皇国 獣なる魔道士たちの宴 / 天海りく

ハイゼンベルグ家とディックハウト家の間で長年内乱が続くグリサド皇国。魔道士であるリリーは「雷獣」と恐れられるハイゼンベルグ家の第二皇子バルドの補佐官としてバルドと共に戦場を駆け巡っていた。ハイゼンベルグ家の敗色が濃厚になる中、バルドの縁談が持ち上がり、対人能力にかなりの問題のあるバルドの「通訳」としてリリーは婚約者候補のカルラとの対面に立ち会うことになる。

「棺」という題名にふさわしく、殺伐としてた。最近の少女小説にしては珍しい。

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