本の感想, 作者名 あ行朝前みちる

音を操り魔物から人々を守る「楽師」の中でも特に力を持ち、次期最高司祭と名高いエルネスティーネは、ある日対峙した魔物にその歌声を奪われてしまう。事件の解決のため、婚約者である王太子の勧めで楽院に編入して身を隠すことになったエルネスティーネだが、「力はあるものの稀代の音痴」という状況に、楽院のクラスメイトとなったオリヴィエに退楽を促される。

勢いはあるんだけど、読むのにちょっと疲れてしまいました。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

教員採用試験の最終試験である実地研修先に、ただ一人首都から離れた辺境の村を割り振られたナクシュデルは胸に抱える疑問を押しとどめて、ひとり研修先に旅だった。研修先で改めて教育についての自分の思いを確認したナクシュデルは村の子供達すべての読み書きをマスターさせるという目標を立てる。

綺麗に収まったー!

本の感想, 作者名 あ行伊藤たつき

「白桜の姉」里桜が絶世の美女という噂が都を駆け巡り、恋に命を駆ける公達たちが我先にと求婚にやってくる。帝の声がけで里桜と話すための権利の争奪戦が行われることになり、里桜に求婚している青丞はもちろんのこと、四家の鵬玄や朱咒、更には帝本人まで参加するという大規模な催しになってしまう。

……仕事、しようよ……って……

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

何者かに襲われた火の宮を救った道冬は、落ち着く間もなく女の童「冬路」として内裏の中宮の呼び出しに応じる。中宮たちに妙にもてなされた「冬路」は、中宮の女房のもとにご機嫌伺いに来ていた陰陽寮の先輩に図らずしも急接近してしまい、身元がバレる危機を何とか乗り越える。更に、火の宮の後見人初雁の御息所の要請を受けて火の宮の外出の護衛を仰せつかった道冬と吉昌は、外出先でトラブルに巻き込まれる。

大臣と綱の先祖子孫愛がネタを通り越してもはや様式美。

本の感想, 作者名 さ行清家未森

シアランに帰国したミレーユとリヒャルトは、結婚式に向けて忙しい日を送っていたが、突如姿を消したフェデリオの安否を気にかけていた。結婚式を機に関係を改善させようと招待したダラステアの皇帝が他国の招待客に先んじてシアランに入国し、俄然忙しくなる宮廷だが、城下の見回り中にフェデリオを発見したという知らせが入る。

あ、甘い……甘すぎる。団長よく耐えた。

本の感想, 作者名 ま行村田栞

皇帝の命をうけ、羅刹の呪いのかかった仏像と巻物を捨てる旅に出ることになった青蓮達は、旅に出ると見せかけて巻物を狙う謎の灰色道士を罠にかけることに成功した。灰色道士を捕縛したものの、道中の村に羅刹の呪いに冒されているという情報を得た一行は、呪いを解呪するために急遽その村に向かうが……

思っていたより序盤で過去関係はさっぱりしちゃった。

本の感想, 作者名 ま行森崎朝香

榧を助け<焦土の神>を開放してしまったことで、反逆の容疑をかけられたギンレイ王・焔は、裁きを受けるために榧と共にオウドの杜に向かう。しかし、オウドの杜が何者かに襲撃され神の名が奪われるという事件に遭遇してしまい、焔は次の皇帝・霜月と共にその犯人を追うことになる。

槇さまがさすがの一言でした。

本の感想, 作者名 か行久賀理世

幼いころの火事で両親を失ったリアーナは、父の友人のもとで家名を隠しひっそりと暮らしていたが、義兄が連れてきた「義兄の友人」の青年に危うく殺されかける。間一髪のところでリアーナを救ったアウレリオと名乗る青年に連れられ、メディチ家が支配するフィレンツェに戻ったリアーナは、自身の両親の死の真相がフィレンツェで繰り広げられる政争の鍵であることを知る。

史実と創作がうまい具合に練りこまれた少女小説でした。

本の感想, 作者名 ま行瑞山いつき

劇作家見習いのミアは、世界を救った聖女の生まれ変わりらしく、夜な夜な前世の夢を見るがその夢を劇作家である父にネタとして提供していた。そしてミアが大切にする幼なじみのフィンは魔王の生まれ変わりで、フィンはミアと過ごす中で魔王として覚醒する衝動を抑えていた。100年に一度の「魔王」との戦いが近付く中、フィンを魔王にさせないと誓うミアは聖女としての修行を積まずにいたが、フィンと馴染みの神官でこちらも前世で世界を救った仲間の生まれ変わりクリフトスと取材旅行にでたところ、勇者の生まれ変わりと遭遇してしまう。

ヒロインに自覚のないラブコメほど破壊力のあるものはない。

本の感想, 作者名 や~わ行・他渡海奈穂

リカリプス公国の王女リナは花竜を倒すことのできる花婿探しに来たが、候補となりそうな騎士たちは癖の強いものたちばかりだった。騎士隊対抗の模擬戦が近づき、精鋭部隊の打倒に燃えるリナ達の隊は、リナに鍛えられた成果もあり周囲が驚くほどの快進撃を続ける。

やっぱりあの人かー(最悪のプロポーズ)。