ミーナが最後までミーナらしかったです。
女神の娘の恋歌 一瞬の光、永遠の輝き / 響野夏菜
伯爵兄弟を分離する方法を調べに行ったフィーンが帰還し、その方法が見つからなかったことを告げられ愕然とするミーナ。対する当の伯爵兄弟は、それぞれある決意を行い、行動に出始めて……。
宝塚-雪組 / はじめて愛した
雪組の音月さんお披露目のシアタードラマシティ公演を観て参りました。
ヒロインがちゃんとヒロインだった!白衣!上滑り気味の刑事!板挟み署長!主人公を裏の世界に引っ張ってきた未沙さんのおとぼけ演技っ!眼光鋭い音月さんっ!となんだかいろいろうはうはでした。表の顔と裏の顔をもつ主人公とかそれだけでおいしいですよね。
最後まさかそのままえーってとこで終わるの?っていうところでちゃんと私好みのエンドマークが付いたのは良かったです。あと、ミニフィナーレが結構長めだったのもよかったですね。
しかしながら、私、どちらかというとキッラキラの宝塚が好きなのとその他諸々でちょっと今回の公演は消化不良感がありまして……、ハードボイルドも格好良くて好きなんですけど、好きなんですけど!
でも、最近の正塚さんの作品って全部同じ路線ですよね……?たしかに味があってかっこよくて宝塚でしか味わえない陶酔感はあるんですが、違う毛色のも観たい。もうそろそろ若干滑り気味のコメディ(新作)観たいんですが、次に期待していいですか?舞台が毎回こうも全体的に茶色いのはなんだか物足りない……。
轟け、暗雲薙ぎ払う雷鳴 幻獣降臨譚 / 本宮ことは
敵国シュータンの守護獣バシリスクとの対決を決意したアリアは、バシリスクの巫女イティスの元に単身乗り込む。バシリスクにまつわる真実を知ったアリアは、シュータンを引かせるためにイティスとある取引をし……
怪獣、大決戦……?
※何も気にずネタバレしちゃってるので駄目な場合はこれ以上進まない方がいいと思います。
怪盗レディ・キャンディと魔笛のメロディ / かたやま和華
主君筋の堂主・瑞鶴の護衛として旧将軍家の忘年会に参加することになったスズメ。折良く結人の所属する特務隊が忘年会の警備を担当することになり、とある理由から瑞鶴をライバル視する結人はスズメと瑞鶴の距離に目を光らせていた。そして、何事もなく終わるかに見えた忘年会では、瑞鶴の”笛”が何者かに盗まれるという事件が発生してしまい……
執事が酷い(一応ほめてます)
大坂城恋奇譚~桜想う姫~ / 智凪桜
物の怪付きの姫と周囲の人から距離をおかれる生活をしていたお蝶は、同じ力を持つ石田三成と出会い、彼から教えを受けることで自分らしく生きることを学ぶ。三成に恋心を抱くお蝶であったが、関ヶ原の戦いで敗れた三成は、徳川方に捕らえられる。一方、お蝶に想いを抱く本多忠純は、三成の死によって心を閉ざしたお蝶に対し……
なんとも切なくいいお話でした。
天国になんか行かない <運び屋>リアン&クリス / 清家あきら
駆け出しの< 運び屋>リアンは、その高額報酬につられて、天才少年博士のクリスチャン・リーを学会会場に送り届けるという仕事を請け負う。何者かに命を狙われているらしいクリスを護衛しながらの仕事となった上、クリスには重大な秘密があるらしく……(『天国になんか行かない』)
クリスのボケ具合がかわいい!
横柄巫女と宰相陛下 もっとふたりで / 鮎川はぎの
無事にカノンと婚約したノトは、スライと結婚したローロのお茶会に出席し、そこで貴族の妻の鑑といわれる夫人に「結婚生活の秘訣」を伝授される。夫人の話を聞き、それぞれ思うところのある、ローロ、キルテ、そしてリリィにノトは……
各所で花が咲き乱れておりました。
東方妖遊記 神が目覚める第四の試練 / 村田栞
晄が治めることになった邑の近くで呪術が原因と思われる異変が起こり、対処に追われる晄。その上、隣国への戦の準備のために、王都からはさらなる税の賦課を言い渡される。晄は王への謁見をもとめようと王都に向かうことにするが……
王子様、がんばれというコメントしか思いつかない。
身代わり伯爵の花嫁修業II 嵐を呼ぶ花嫁合宿 / 清家未森
花嫁修業を続けるミレーユに、太后妃から次に言い渡されたミッションは「花嫁合宿に参加して、そこから自らの側近となる女官を選ぶ」こと。その合宿にはリヒャルトの元嫁候補も複数含まれており、本命と言われていたレルシンスカ嬢の完璧な令嬢っぷりにショックを受けたミレーユ。そして、順調に進むかと思っていた合宿で大事件が勃発し……
もしかして:このシリーズに(比較的)普通の女性はいない。
花姫恋芝居~夜空に咲いた恋花火~ / 宇津田晴
祭を目前にしてにぎわう登の都にやってきた香琴一行は、香琴の従兄・礼明の手配で都の高級宿に滞在することになる。宿の楽師・桃華と友達になった香琴は、桃花と桃花に想いを寄せる青年の恋模様を何とかしたいと気をもむが、そこには登国の政争も絡んでいた。
最後まで直視できない恥ずかしさでした(ほめてる)。