本の感想, 作者名 さ行汐見まゆき

クレーエの戴冠を目前にし、なかなかまとまらない宮廷を何とかしようと、リヒトとミヒャエルは田舎に引っ込んでしまった「ブタ」と「カボチャ」と呼ばれる前女王の側近を呼び戻すために、手分けして二人のもとを訪れる。前女王以外に仕える気のない二人の説得にあぐねるリヒトに、ミヒャエルが行方不明になったという一方が入る。

これもひとつの家族の形。

本の感想, 作者名 さ行汐見まゆき

結婚翌日に寡夫かつ七人の子持ちとなった「顔だけ王子」リヒトは、娘かつ次期女王であるクレーエの即位に必要な儀式をとり行うため、隣国ズィグナルに向かう。しかしそこでリヒトは息子のロランとクレーエと喧嘩をしてしまい、さらに痴話喧嘩に巻き込まれた挙句、娘たちとともにさらわれてしまう。

愚息とお父さんのやりとりがよいものです。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行汐見まゆき

小国マーテルの第四王子リヒトは見た目が取り柄で、その趣味から「釣り王子」と呼ばれつつものんびり穏やかにマイペースに過ごしていたが、ある日父から大国バフラムの女王アマリリアに婿入りするよう申し渡される。王子の責務として婿入りを決意したリヒトにつきつけられた現実は、婿入りと同時に自分と同年代以下の少年少女7人の父親となることだった。

これは良い王宮ホームコメディだな。好き好き。