本の感想, 作者名 か行河合ゆうみ

蒼馬が若太夫をつとめる柚木座の勧進能に付き添い、嵐山に向かった白火は、嵐山を訪れていた皇族・帯刀に見初められ、連れ去られてしまう。白火の行方を必死に追う蒼馬と日輪座の面々だが、帯刀の持つ権力の前に、白火を助け出すチャンスをつかめなく……

もうちょっとがんばれ蒼馬さん!

本の感想, 作者名 か行河合ゆうみ

京の都にやってきた「日輪座」の若太夫・白火は瞬く間に評判の舞手となる。その噂を聞きつけた名門「柚木座」の若太夫・蒼月は、白火を引き抜こうと誘いをかけるが、女人禁制の能の世界で性別を偽り舞っている白火はにべもなくその申し出を断る。白火の実力をみとめた蒼月は、日輪座と柚木座の「立ち会い能」を持ちかけ、白火と蒼月は競演することになる。

男装ですはよいものだ。