本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

平民出身の異端審問官ジルベールは多少汚い手を使ってでも貴族を異端の罪で告発し、若手の中でも出世株だったが、今回の異端審問の相棒に選んだ錬金術師マリーはジルベールの思う通りに動かず、あと一歩というところで再調査という結果になってしまう。ジルベールはマリーとともに現地調査に向かうが、空気を読まないマリーのマイペースぶりに振り回されて……

ジルベール、ちょろいな……と思いました(おいしい

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

政争に破れ、母と一族が承継され温情で生き残った王女ユリアナは、生きるために存在感を消し、与えられた離宮でひっそりと暮らしていたが、彼女を疎む継母の手配で囚われそうになるところを、古風な騎士ルシアンに助けられる。ルシアンは不死の軍団<骸骨騎士団>を率いる騎士で、仕えるべき王族を100年間待っていた。ユリアナを主と定めたルシアンは、ユリアナを表舞台に復帰させるために行動を開始する。

ルシアンのずれた俺様ぶりと、変わっていくユリアナが面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

辺境の修道院に預けられ、修道院の運営費用を稼ぐために「聖女」を演じ続けているルチア。ルチアの血に奇跡が宿るという設定のため、常に貧血状態で死にかけていたルチアだが、ある日修道院に皇太子クラウディオが訪れ、ルチアを連れて教皇に面会しにいくという。偽物聖女であることがバレる前にクラウディオのもとから逃走しようとするルチアだが、クラウディオと行動するうちに……

引き続きおもしろかったー!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

拡大をつづけるブルク帝国の花嫁として嫁ぐことになったアルディナの王女ヘルミナだが、彼女自身はこの年まで生きていること不思議なくらいの虚弱体質かつ病気持ちだった。ブルク帝国に半死になりながらたどり着いたヘルミアは、結婚の日までの世話係としてヘルミナ付となったカエサルが皇帝への反旗を翻そうとしていることに気付く。カエサルの同士として自分を迎えるようもちかけたヘルミナをカエサルは……。

おもしろかった!少女小説ヒストリカルロマンはよいものだ……!

本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

下級官僚の人間の父と花の仙の母を持つ沙羅は、花仙の持つ伴侶の玉を皇太子の叡綜に奪われ逆らえなくなり、4年間彼の側仕えとして働いていた。叡綜の即位に伴い沙羅も下働きとして後宮に上がることに。妃候補として後宮入りしている令嬢の調査を行うという仕事を買って出た沙羅だが、有力貴族の令嬢たちにいじめられて……

なんともねじまがちゃって……(好意が複雑骨折した結果)

本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

伯爵令嬢リリアの侍女ティナは、昏睡状態に陥ったリリアに成り代わり公爵の跡継ぎとして天空城に出仕し、御曹司たちの求婚を受ける日々を過ごす。天空城での生活に慣れてきたティナに、次は社交界への「リリアのお披露目」という課題をこなすことになる。

続きがでてよかった、と思いましたのでぜひとも3巻目も。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

誰よりも男前なケリー家の伯爵令嬢リリアの侍女で遠縁の娘でもあるティナは、成人の儀式の事故でリリアが昏睡状態に陥るのと同時にティナ自身があやまって高位の「守護獣」と契約をしてしまう。ケリー家の存続のため、リリアになりすまして成人の儀式の完了の報告のために王都の公爵との会見に望んだティナだが、ティナが契約した守護獣の貴重さから公爵家の跡取りになるように迫られてしまう。

女性陣がたくましくて楽しいです。

本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

漣に出没した魍魎騒ぎを収めた蓉華たちだが、間を置かずして各地で魍魎が各王府を制圧していった。混乱する状況の中、魍魎を操る月淑妃に捕らわれた蓉華を助けるために蒼翔は追われながら体制を整えようとするが、次々に魍魎に襲われる。

女の子の強い話はよいものでした。

本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

神の力を無効化してしまう能力を持つため、堕天の徒として幼い頃から聖庁の保護のもとで隔離されているエリスは、聖庁での出世を目標に奮闘するも、その正義感が災いし半年で13回の異動を命じられていた。そんなエリスの新しい配属先は、窓際とも呼ばれる聖櫃修復室。そこでエリスは、腕は確かだがただの聖櫃バカのカルヴァンとともに、聖櫃の修復のための出張にでることになる。

全編ギャグかと思えば、終盤はシリアスだった。

本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

竜女選考のための実地試験のため、蒼翔や蝶麗らと別れ蓮に向かった蓉華は、そこで魍魎の王の討伐という課題を課される。一方、蒼翔は皇后の手引でお忍びで蓮に滞在中という皇帝との面談の機会を得るが、皇帝は蒼翔を見るなり蒼翔を反逆者として始末するように命を下す。

女の子が(物理的に)強い話は楽しい。