BITTERxSWEET BLOOD / 周防ツカサ

本の感想, 作者名 さ行周防ツカサ

平凡な女子高生・森坂玲子は気がつけば目の合っているように感じる謎の同級生・片倉ハルの存在が気になって仕方がなかった。ある夜、玲子は普段は通らない夜道で偶然ハルに出会い「あること」をされたことがきっかけとなっているのだが……


ラブがなかなか見所らしい電撃文庫の吸血鬼モノ、吸血鬼ものだよねぇこれ。読む時期が某所と超かぶりまくってるような気がしますが別に示し合わせてるわけでも何でもありません。

たしかにこれはなかなかによいラブ……と言いたいような微妙なような。二者選択で言うとおもしろい部類に確実に入りますです。あんまりとりえのない普通(?)の女の子が学校でも有名な存在である男の子にひょんなことから助け(?)られて、そこで吸血されちゃったらあとはなんかようわからんけどラブさ!という感じの何とも説明のしにくい吸血ラブストーリーだと思うんですが。基本はかなりロマンチックでいいとこついてると思うんですが。吸血モノのの退廃さを出そうとしてなんか微妙に失敗してるような気がしたり、登場人物のやりとりがどうもちょっと苦手だったりと些細なことが結構気になりまして。一番の萌え幻滅ポイントはハルの玲子に対する態度が180度変わる理由がよう分からんところですかね!

何のかんのいいながら二巻目も手元にあるのでとりあえず続行予定。だって設定自体は超おいしいですよ。好物です。二巻目を読めばハル君の謎はとけるのでしょうか……?

imgBITTERXSWEET BLOOD
周防ツカサ/Chiyoko
電撃文庫(2007.05)
ISBN:978-4-8402-3847-2
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