道果ての向こうの光~黄昏の花と暁の騎士~ / 秋月アスカ

本の感想, 作者名 あ行秋月アスカ

反聖女派が近々王宮を襲撃するという情報を国王本人から告げられたシュリアスティーナ(の体に入ったユーナ)は、何とかして反聖女派を救う道はないかと思いを巡らせる。そして、行方不明となった妹が反聖女派の一味に参加している事を知ったアシュートは、ユーナについに過去の出来事を語り……

想っても想っても、報われない想い。

道果て第三巻。ネット版とはだいぶ展開が変わってきている書籍版です……が、このあたりまで読んだかな?読んでないかな?(ネット版を)という中途半端な読者なので、細かいところ忘れてるのも相まって新鮮な気持ちで読めました。

今回は、アシュートが!ユーナが!イーニアスが!とそっち方面で切なかったです。普通こういう状況だと一人でゴロゴロしてるんですが、なんせ展開というかなんというかが重ためなのでゴロゴロできないんですよね。それぞれ、想いが成就しそうにないけどこの想いだけは大事に、というこの姿勢が本当に、本当に辛い。

そして最後のシュリアスティーナとアシュート。ついに、のシュリアスティーナの様子がずいぶん落ち着いているように見えるので、ユーナの問題ももしかしたら、と期待してしまうのですがどうるのかな?着地点が見えないだけに、続きが気になります。

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道果ての向こうの光~黄昏の花と暁の騎士~ / 秋月アスカ
レガロ(2011.01)
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