本の感想, お気に入り, 作者名 は行氷室冴子

家柄と人柄のよさを誇る権大納言の密かな悩みは、そんじょそこらの貴公子よりも貴公子らしい姫君なのに若君として育ってしまった「綺羅君」と、そんじょそこらの姫君より繊細で都でも噂となっている若君なのに姫君として育てられた「綺羅姫」の双子の姉弟。主上の鶴の一声で、姉君は元服を弟君は裳着の儀式を執り行うことになってしまう。

登場人物が総じて間抜けであることに今気付きました(※ほめてます)。一番頼りになるのは綺羅姫(※弟)だった!

本の感想, 作者名 あ行秋月アスカ

期間限定で聖女シェリアスティーナの体に入ったユーナは、自分のできる範囲で周囲との溝を埋めるべく少しずつ行動する。ユーナの姿を見て徐々にシェリアスティーナに対する周囲の態度も軟化してきたが、シェリアスティーナとして行動すればするほどユーナはシェリアスティーナ本人ではないことに悩みを募らせる。そして、シェリアスティーナが残酷な行動を取る理由を探るユーナは、アシュートと共にシェリアスティーナの足跡をたどり……

ユーナの切ない想いが辛い。

本の感想, 作者名 た行月本ナシオ

国に災厄をもたらすという『滅び歌』の復活を目論む< 大暗室>。そして記憶を取りもどし、< 大暗室>に協力するアンセル。アンセルの真意をつかみきれないものの、彼を信じるミリセントはグレンと共に互いの家に代々課された使命の真実と向き合う。

ミリセントシリーズ最終巻。納得のエンドマークで幸せ気分です。

本の感想, 作者名 あ行嬉野君

謎の絶世の美女「金星」。そして「金星」の花婿を選ぶためにどこから都もなく出現する「金星特急」。東京駅に出現した「金星特急」に乗るために、世界各国から男達が集い、命がけの旅がはじまる。そして、その中に日本の男子高生・錆丸もいた。

いろいろ謎すぎてページをめくる手が止まりませんでした。

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

ゴシップ紙・天晴新聞の記者・成宮にとある「秘密の写真」をネタに脅され、彼の取材に協力することになったスズメ。そしてスズメが成宮といることころを目撃した結人はスズメと成宮の関係を誤解してしまう。さらに、成宮が追っている事件はスズメの「裏の顔」に大きく関係するネタで……

執事が序盤からトップギアだ!

本の感想, 作者名 ま行村田栞

一夜にして邑が全滅するという怪奇現象が起きるという事件が勃発し、領主である楓牙はその真相を探っていた。一方、とある領地を与えられた晄は荒れ果てた地の開墾にいそしむ日々を送っていたが、ある日行き倒れの青年を助ける。その青年は記憶も自分の名前も分からないということで、しばらくの間、晄の家で世話をすることになるのだが……

楓牙様、がんばれと心底思った。

本の感想, 作者名 た行高殿円

アジェンセンを国に格上げするために策を巡らすジルとルシードだが、なかなか決定的な一打がでない。さらにそんな折、ルシードの腹心マシアスが失踪してしまう。次々と難題が降ってくる二人の前に提示された起死回生の一手は、ルシードに大きな決断を迫る策でもあった。

「可愛がる」がここまで引っ張られるとは!(しかも今回も終わってない)

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

運命の恋人・碧天と出会った香琴は、碧天にふさわしい立派な姫になるべく世直しの旅を再会した。向かった先は妖怪が出るという噂のある宋国。重要な街道に白蛇の妖怪が出現し、妖怪のおかげで行方不明になっている人もいるという情報を入手した香琴はその謎の真相を探る。一方、書き置きひとつで旅に出た香琴を心配する碧天は、とある目的のために宋国入りすることになるのだが……

これ、外で読めない……!(ラブコメ部分の破壊力がすさまじくて)

本の感想, 作者名 た行高殿円

宝石谷で繰り広げられる戦闘に張り巡らされていたセドリックを陥れるための罠。スラファト軍の大攻勢にたったひとりで立ち向かうセドリックとそれを見守ることしかできないアンブローシア。そして明かされる世界最強の魔法≪銃姫≫の秘密とは……

最大最強、そして最悪の魔法は、誰もが持つ、言葉にしたらとてもありきたりのものでした。

本の感想, 作者名 あ行小野上明夜

アリシアの今は亡き「一番目」の夫の異母弟・エリクス伯爵が突然アリシアの元を訪れる。諸処の事情からカシュヴァーンに保護してほしいというエリクスの要請を受け、カシュヴァーンはエリクスの滞在を許可する。そして、エリクスの命を狙うらしいルアークそっくりな青年が屋敷に忍び込み……

コメディ時々シリアス、漫才も絶好調の第三弾。