本の感想, 作者名 な行南咲麒麟

元気と食い気が取り柄の琶遥は幼なじみの蒼翼と二人で逃避行の旅を続けていた。「絶華の姫」と呼ばれる、手に入れた者は天下を手に入れられるというその伝説の姫であるらしい琶遥を狙って皇帝

素直になれない幼なじみ同士。これだけでご飯3杯(以下略

本の感想, 作者名 や~わ行・他柚木空

周囲の盛大な勘違いから、アレクの「運命の人」探しに沸く宮廷に、アレクの元婚約者であるエスメラータが帰ってきた。そんじょそこらの騎士よりもよほど騎士らしく、ご令嬢たちの理想の騎士像を具現化しているエスメラータ。アレクのためにとひらかれるお茶会に現れてはご令嬢の視線を全て集めてしまうエスメラータだが……。(乙女は騎士を夢に見る)

短編6話を収録した番外編。面白かった!(主にエスメラータが)

本の感想, 作者名 か行花衣沙久羅

一族を目の前で殺され、唯一生き延びた弟ルカと共に身の証を立てるために王都を目指すラヴォリエ伯の姫君マディーナ。密航した船が実は海賊船という最初から最大の問題と対峙したマディーナは、海賊船の船長レオンの専属奴隷になることでルカの身の安全を確保することになるが……

わりとグランドロマンな海賊と貴族のご令嬢のラブストーリー。ティアラ文庫ですがそんなにきつくない。

本の感想, 作者名 か行剛しいら

ウラルの乗り移ったラウルに不審な物を感じるハイルは、ラウルの中に「いる」ものをなんとかするために狼を操る男アゼルを雇う。ウラル神はアレンの体に入りハッシュウィルの偵察に向かうが、アゼルと対峙したためにハイルにアレンの体が捕らえられてしまう。シーナはアレンを取りもどすため、少数でアゼルの待つ場所に向かおうとするが……

ゴート王、とどまるところを知りません。

タイトルを間違っていたので修正しました。申し訳ありませんでした(2009.08.18)

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田菜摘

紆余曲折を経て、嫁ぎ先(予定)のゲオルグ公国の女公の地位に就いたエリスセレナ。男尊女卑の保守的な風土にめげず、婚約者のイシュトファルとともに一歩ずつ進んでいくエリスセレナだが、ラインベルトの領主からの求婚やラインベルトへの隣国の侵攻の報と次々にやっかいな問題が持ち上がる。その裏にはあの事件の黒幕である腹黒聖職者が絡んでいることは間違いないのだが……

まさかの続編。自分の足でしっかり立つ姫様と堅物婚約者のその後の物語。

本の感想, 作者名 た行月本ナシオ

博覧会にわく王都で、鑑定士として修業を積むミリセントもまた博覧会の準備に奔走していた。そんな中、博覧会に合わせてグレンの鑑定の師匠セシルが王都にやってくる。ミリセントが知らないか顔を見せるグレンとセシルのやりとりにざわつく心を感じるミリセントだがセシルの特別講義を受けることに。一方、ローズグレイヴホールでミリセントの帰りをまつアンセルの元に、彼を迎えに着たという人間が現れて……

これまたなんという「次回に続く」。気になりすぎる。

本の感想, 作者名 な行野村美月

聖条学園に入学した日坂菜乃は文芸部の部長井上心葉に一目惚れをし、ノリと勢いで文芸部に入部してしまう。果敢にアタックを続ける菜乃だが、心葉は揺れることなく前部長・遠子への想いを胸に抱き続ける。ある日、菜乃は図書館で出会った一人の女性と仲良くなる。「一緒に心中をしよう」と妙なことをもちかけられる菜乃だが、妙に彼女に惹かれてしまい……

「きみに見せるデレは、最初からない」がクリーンヒットすぎました。

本の感想, 作者名 た行竹岡葉月

空舟五中生徒会とSEC、そして青美学院ソロリティという一見ちぐはぐな軍団が人力リバーフェスタで披露する劇の練習も大詰めを迎え、見事なチームワークを発揮しつつあった。そんな中、雪国の懸念事項といえば舞姫との入れ替わりの事実を知っていると思われる謎の人物。謎の人物の候補者は一人や二人では収まらず、天然モテキング舞姫の恐ろしさを実感する雪国であったが……

人物関係がとても入り組んできました。ほとんど矢印が一方通行って!

本の感想, 作者名 な行仁賀奈

北海道の零細牧場で父と二人ギリギリの生活を送っていた寧々は、アラブ某国の王子様カディールに見初められて、愛馬サチを盾に無理矢理ハレムに入れられる。寧々はサチと共に日本に帰ることばかりを考えるが、カディールは寧々に正妃となる儀式を受けるように命令する。

さらわれた平凡な日本人女子がハレムでいろんな目に遭う話。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行須賀しのぶ

育ての父親に置き去りにされ、生きるために女郎になることを決意したフミは人買いに連れられ、ハルビンの「酔芙蓉」にやってきた。「大陸一の女郎になる」と宣言したフミは、持ち前の機転の良さと機敏さと記憶力で思いもかけない自らの人生を切り開くことになる。

やっぱり須賀さんだ!おもしろい!という作品でした。