本の感想, 作者名 や~わ行・他渡海奈穂

花竜を倒す勇者兼婿探しに身分を隠してデイン公国の騎士団に潜入したリカリプス公国の王女リナは、騎士に昇格し、一緒に昇格した仲間たちと魔物退治に出るようになっていた。そんな中、リナにリカリプスの竜が目覚めそうであること、そしてその竜を倒すために帝国が「兵器」を使うことを通達してきたという報告を受ける。国を焦土にしないために、リナはデイン公や仲間達の力を借りて帝国より先に竜と対峙する方法を模索する。

やっぱり!というところに落ち着いて満足ー。

本の感想, 作者名 な行永瀬さらさ

「精霊歌士」になるための「予備学院」に何とか入学したメロウは、仕事と学業の両立で忙しい日を送っていたが、成績があまりパッとしないらしくまさかの補講を言い渡されてしまう。補講を経て収穫祭の舞台で与えられた役割を果たせない場合は退学、という状況に追いやられてしまうメロウだが、一緒に補講を受ける同級生とどうもうまくいかない。一方、長期休み中ということでメロウの店に居候しているエイディは収穫祭でトリを務めるらしく、エイディにしてはまじめに取り組む姿にメロウは一抹の寂しさを感じていた。

思ったよりもシリアス寄りなのかも。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行斉藤百伽

迫害された魔女の末裔のリュリは人里離れた山奥で暮らしていたが、隠遁生活に嫌気が差し街にでてきてその能力を活かして「音箱」を売って生活していたが、音楽にすべてを捧げる変人王子ユトに捕まってしまう。音を封じる能力を持つリュリを理想の女性とし、いきなりリュリに求婚してきたユトに引きずられてリュリはユトの元で「お妃教育」を受けることになってしまう。

そうそう、こういう話が少女小説だよ!と握りこぶしで読んだ作品でした。

本の感想, 作者名 か行九月文

遠い西のファルバールに嫁いだ鳳龍国公主ルィンの出産祝いのために、流星とともにファルバールを訪れたユァン。遠縁でもあるルィンとユァンはそっくりな容姿をしており、ユァンは命を狙われていルィンの身代わりを申し出る。一方、ユァンをファルバールに呼び寄せたルィンは、ユァンをとある理由からファルバールに止めようと画策をするが、それに気付いた流星はルィンの策略を阻止しようとする。

女性は強くなるなぁ、と。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小椋春歌

学校帰りにどう見ても猫耳をつけたイケメン(タマ)と目があってしまった普通の女子高生・要は、少女戦隊ドリーム5に勧誘されてしまう。なし崩し的にドリームピンクになってしまった要は、タマに連れられて公園に現れた「魔王」と戦うことになるが、当の「魔王」はまったく魔王らしくなく……

く、くやしい……(面白かった)。

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

サリアンを救うため、学院の仲間たちと共に王宮に向かったアティたちは、そこで次の王位につくという「あの」王子様に迎えられてしまう。演奏の合間をぬってサリアンの居場所を探ろうとするネイトたちだが、その行動を怪しまれてサティたちは危機に陥る。

サリアン様が!そしてあれはそっちか!といろいろ忙しい一冊でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行御永真幸

王の崩御に伴い、次期王の第一候補となったシエラ公爵家のユーフェミアは、宮殿でもう一人の王候補でありながらも今まで宮殿に出仕することのなかったクロヴナー公爵家のヴィンセントにであう。王位を争うライバルになるはずの二人だったが、ユーフェミアの「秘密」を知るヴィンセントは、とある目的からユーフェミアと親友になる、という作戦に出てくる。

これはよい男装ものでした!

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

藤原摂関家を追い落とそうとする陰謀が進む中、雲隠れしていた晴明も大納言の姫君の護衛のために戻ってくる。一方、先日の帝と中宮の行幸中に帝と「運命の出会い」を果たしてしまった「冬路」(道冬)は、中宮の要請により冬路として内裏に通うことになってしまう。そんな中、中宮の父である関白の様子がおかしいという情報を得た光栄は、関白の応天門での奇行を目撃する。

だ、だから、冬路は……(違う方面に目覚めそうだ)。

本の感想, 作者名 か行河上朔

ある日、巨大な光の柱が立ちその日から国のあちこちで「前世の記憶」が蘇り、昔の記憶に振り回されるという「昔返り」が頻発していた。辺境のケトムの村に住むアナベルも、太陽王ソールに恋するミリヤの記憶を得ることになったが、同時に「昔返り」をした人から昔の記憶を消すという「鎮めの乙女」としての力も手に入れる。太陽王ソールの記憶を持つという青年ローシとともに旅をすることになり、「太陽王ソール」の腹心の前世の記憶を持つクレフやエレノスとも合流することになる。

あくまでも「普通の女の子」のアナベルがかわいかったなぁ。

本の感想, 作者名 か行後白河安寿

気が付いたらキョンシーとなって人を襲いかけていた芳玉は道士の黎に保護され、通常のキョンシーとは違い本体(肉体)が仮死状態になっているため元に戻る方法があるとキョンシー化した原因を探すことになる。キョンシー化によって記憶が曖昧になっていた芳玉だが、婚約者に芳玉の家を訪れていた皇太子など、この事件の鍵を握っていそうな人物が次々と思い浮かび……

元気な女の子はいいもんだな、というお話でした。