本の感想, 作者名 あ行榎田ユウリ

藍晶と王位継承争いを繰り広げることになってしまった曹鉄は、天青と引き離され王母の住まう離宮に隔離されていた。天青は曹鉄の置かれた状況に心を痛めるが、曹鉄にはなくなった母親とよく似た婚約者候補まで現れるなど確実に外堀が埋められていく。

信頼する仲間同士で争うことになって、読んでて辛い。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

魔神の父と巫女の母を持つシェヘラは、盗賊に強奪された「父の入った」魔法のランプを探す途中に砂漠で遭難の上人さらいに攫われかけるが、通りがかりのギルドの長・サディーンに助けられる。サディーンにはシェヘラに救助料を請求するが、その後なんのかんのとシェヘラの捜し物に付き合ってくれて……

一番男前なのは魔神パパだった。

本の感想, 作者名 あ行天海りく

皇帝である実兄を内政面からサポートするディシベリア帝国の皇女フィグネリアに、彼女を溺愛する兄からの誕生日の贈り物は小国ハイランダ公国からやってきた婿クロードだった。特技が「笛を吹く事」というクロードの真意をつかめないまま、フィグネリアはお気楽王子生活を送っていたクロードを「使える」レベルに引き上げるために教育を始める。

王子さまがとてもわんこだった。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

右近の少将が鬼たちに利用されていることを知った道冬は、しばらくの間宇治に避難するという少将の護衛のために行近とともに都を離れた。怪我の養生を兼ねて道冬の家の留守を守ると都に守ることにした吉昌だが、融の大臣や付喪神達の熱意に負けて少将らの後を追うことになる。

た、たたみ……

本の感想, お気に入り, 作者名 た行谷瑞恵

幼いころ一ヶ月だけ世話になった祖父母の美容室兼住居が貸し出されていることを知った明里は、傷心を抱えて逃げるようにさびれた商店街に引っ越してきた。明里はお向さんの時計屋・秀司や秀司に餌付けされているイマドキの大学生・太一と過ごすうちに寂れているが優しい商店街に徐々に馴染んでいく。

ほんわかするよい物語でした。

本の感想, 作者名 か行九月文

敵国アズィールから外交ルートを通じ、「スメラギをアズィールの皇子として扱うこと」「スメラギとロレンシア王女の婚姻」が申し入れられ、その対応のためにルーシェは一旦王宮に戻ることにする。国の中枢からのスメラギの排斥を狙う貴族派と、王女として舌戦を繰り広げるルーシェだが、頼りになるはずのシリスがなぜか貴族派についてしまい、貴族派の描いたシナリオが展開しだし……

シリスさんは幸せになれるのだろうか。

本の感想, 作者名 あ行榎田ユウリ

気心の知れた人たちと楽しい正月を過ごした天青だったが、藍晶王子の立太子の儀式に必要な「王子の証」を得るために、王子らとともに正月明け早々に旅に出ることになる。「水神官」に会うために孤島に向かう一行だが、島に渡るには時期が悪く……

ついに、闇にうごめく黒い影が。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行喜多みどり

パレデスから巻き上げたホテルを任されたロージーは、ファミリーの構成員リッツの助言を受けながらホテルのカジノ経営に(ロージー比で)意欲的に取り組んでいた。そんな中、市長選が間近に迫り、デ・コスタ家に便宜を図っていた現職の市長が汚職の追放を掲げる対立候補に押され気味の中、ダリオが対立候補の息子を誘拐したとして指名手配されてしまう。ダリオの行方を探すロージーは、この事件でデ・コスタ家では闇に葬り去られた名前を知り……

ロージーが「悪い」ことをしているころが相変わらず鳥肌モノ。

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ネパールを訪問中の翠蘭は、ギャカルで捉えられた玄策一行を救出するためにネパール軍の助力を得るかどうかの決定権をソンツェン・ガムポから委ねられる。吐藩とネパールの関係を考慮の上、ネパール王の申し出を受けることにしたのもつかの間、今度は滞在中の王宮で翠蘭に便宜を計ってくれた藩主の女性が殺されるという事件が勃発する。その事件に巻き込まれ、翠蘭一行に加わっていた少女も行方不明になり……

これ、少女小説じゃない(いまさら

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

プリンス・エドワードの招待を受けて、アッシュフォード家の令嬢として歌劇を見に来たセシルはそこでセシルに妙に構ってくるクリストファーと再会する。クリストファーはセシルにトラファルガー広場で事件が起きることを示唆し、セシルがクリストファーの示した日時に広場に行くとジュリアンもいて……

ああああああ!盛り沢山すぎてっ!