本の感想

芙蓉千里III 永遠の曠野 / 須賀しのぶ お気に入り

芙蓉千里III 永遠の曠野 / 須賀しのぶ

全てを捨てて建明を追い、馬賊の一員となったフミ。徐々に馬賊の仲間たちにも認められ、愛馬との息のあった活躍ぶりに仲間に「仏子」とありがたがられる存在となる。そして、モンゴル独立運動のために機をうかがう建明は、失脚したセミョーノフの腹心ウンゲルンに目をつけ、そして過去の因縁のある相手も運動に取り込もうとする。

圧巻、という一言に尽きるラストでした。

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ダブル・コントラクト 二人でつむぐ初欲求!? / 香月沙耶 作者名 か行

ダブル・コントラクト 二人でつむぐ初欲求!? / 香月沙耶

突如現れたリムルと名乗るキルラの「黒版」は周囲を混乱に陥れ、行方をくらましてしまう。ユリシーズたちはリムルの行方を追う一方で、ヴァハラ獣界との「扉」となる舞台の穴をふさぐ事を優先させるが、穴を塞ぎきる前にリムルと契約を交わしたらしいラウラの姉クロエがヴァハラ獣界に行ってしまう。姉を追ってヒューバートとともにヴァハラ獣界に降りたラウラは、キルラの力を借りて通常の人間では耐え切れない環境で姉を探すことになる。

キルラの可愛さが巻を重ねるごとにあざとくなってる(褒めてる)。

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女神と棺の手帳 / 文野あかね 作者名 は行

女神と棺の手帳 / 文野あかね

軍部が力を持つウェスハバート王国で、史上初の女性医師を目指すケイト。大学の入試直前に突如失踪した親友イライザを心配しながらも試験勉強に励んでいたが、イライザが軍部に発したメッセージにより、「英雄」と呼ばれるイーノット少佐に保護される。イライザの行方を追うイーノットと利害が一致したケイトは、イライザの残した謎のメッセージから彼女の居場所を推理することになる。

意地っ張りな女の子とできる軍人……これはおいしい。

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うたう鳥のよる~千夜一夜に巫女は舞う~ / 古戸マチコ 作者名 か行

うたう鳥のよる~千夜一夜に巫女は舞う~ / 古戸マチコ

10歳くらいの体から成長しなくなってしまった18歳のシエラは、活版印刷にのめり込む父のお陰で火の車の家計を支えるため古書修復業の内職に勤しんでいた。ある日、ハレムに召し上げられて数日で行方不明になった従妹の行方を探すため、やる気のないランプの精の力を借りてハレムに潜入するシエラだが、ハレムにはシエラには理解できない様々な慣行があり……

アラビアンで巫女ものかーと思ったら、巫女はヒーローだった。

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銀の竜騎士団 黒の皇子とウサギの誘惑 / 九月文 作者名 か行

銀の竜騎士団 黒の皇子とウサギの誘惑 / 九月文

無事王女としてお披露目を果たしたルーシェに、帝国の第一皇子アルシェイドが婚姻を申し込んできた。アルシェイドに王女として対応するルーシェは図らずともあるシェイドを「挑発」してしまう。一方、アルシェイドと瓜二つの容姿をもつスメラギはシリスの命令で拘束されるが、この機会に帝国に潜入することになる。

いやなんというかもうシリスが幸せになれば……

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贅沢な身の上 ときめきは鳥籠の中に!? / 我鳥彩子 作者名 や~わ行・他

贅沢な身の上 ときめきは鳥籠の中に!? / 我鳥彩子

花蓮が懇意にしている作家・真奏の担当編集者・紫夕と知り合った花蓮は、彼女の勧めで最近話題の煌恋歌劇なるものを観劇する。案の定歌劇にはまりまくった花蓮は連日後宮を抜けだして観劇に向かう。同じ頃、歌劇を見た妙齢のご令嬢たちが引きこもりになってしまうという事件が勃発し、花蓮は天綸とともに捜査に協力することになる。

う、うわー、身に覚え、が……

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海賊と花嫁 恋は後宮ではじまる / 桜木はな 作者名 さ行

海賊と花嫁 恋は後宮ではじまる / 桜木はな

西の孤島出身のエステリアーナはロマーナ王国本土の寄宿学校を卒業し、故郷に戻る途中で海賊に襲われそのままさらわれてしまう。セリムと名乗る海賊と舌戦を繰り広げたエステリアーナは、売り言葉に買い言葉で帝国の後宮に売り飛ばされることになる。そこでのエステリアーナは、皇子の花嫁候補を集めた「学校」で妃候補たちにロマーナのことを教える、という仕事を受け持つはずであったが、いつの間にか一緒に妃教育を受けることになってしまう。

後宮と海賊がどうやって両立するんだ!と思ったらなんとなく両立してた。

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初恋グランギニョル / 鮎川はぎの 作者名 あ行

初恋グランギニョル / 鮎川はぎの

家の方針で引きこもってゲーム道を究めんとするお嬢様・遥は、ある日届いた一通のメールの招待(挑戦)を受け、孤島で開催されるという『ヴィエルジュ・ヘルツ』というゲームに参加する。そのゲームは参加者が不変不滅の愛を証明するという「恋愛ゲーム」で、参加者同士で協力してゲームに挑まなければならない。恋愛ゲームに興味のない遥は傍観モードに入ってしまうが、ゲームが進むごとにただの「ゲーム」ではなく、進め方によっては命にも関わるという展開になってきて遥はついに本気をだす。

最後までどうなるかわからなくて、面白かったー!

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ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと白のカーテン / 青木祐子 作者名 あ行

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと白のカーテン / 青木祐子

クリスとの結婚のため、父の命でイギリスを離れアメリカに渡ったシャーロックは、ボストンで機械工のラリーとともに車の開発を続けていた。イギリスに残ったクリスは、新体制の「薔薇色」でドレス作りに打ち込んでいたが、ある日アルフレイドから結婚を許す代わりに2つの条件を受け入れるように提示される。

最後までシャーロックがシャーロックで笑い転げた。

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バルベスタールの秘婚 / 平川深空 作者名 は行

バルベスタールの秘婚 / 平川深空

家に帰ると望まぬ結婚が待ち受けるローダは、遊学先のフロリンダ大陸でお目付け役の教育係の目を盗み、逃亡を図る。意を決して飛び乗った電車でローダを助けたフェルウスと名乗る青年は、暫くの間ローダを「助ける」代わりに、自身も望まぬ結婚を回避するために、「偽装結婚」の相手になって欲しいとローダに提案した。

なかなかに手堅い少女小説でした。

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