本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

描いた絵に命を与え具現化できるという「絵術師」のエステルは、とある理由からまったく依頼が来なかった。先輩たちのように文句は言わないからとにかく仕事を!と祈念していたときに舞い込んだのは、まさかの名門公爵家からの仕事。喜び勇んで公爵家に向かったエステルだが、そこで彼女を迎えた公爵家の子息はエステルをすげなく追い返そうとする。仕事に燃えるエステルは実力行使で公爵家に居座り、ようやくこの仕事の「主旨」を聞き出す。

勢いがあって面白かった。ガビちゃんかわいい。

本の感想, 作者名 さ行清家未森

太子の護衛武官・結蓮は、職務に忠実すぎて自身の結婚を三度破談にしていた。そんな彼女の元に不意に下された辞令は、封陰省への出向。畑違いの部署への出向に意気消沈する結蓮が向かった先には、上司として四人目の婚約者(候補)が待ちかまえていた。今までの婚約者とは毛色の違う季隆と、ひとまず「協定」を結ぶことにした結蓮は、太子を守るためにここでも職務に励むこととなる。

カクカクヒロインとつかみ所のないヒーローの物語。

本の感想, 作者名 あ行鮎川はぎの

キアスの兄である王太子クラウの爆弾発言により、学院を舞台にクラウの公妾選びが開かれることになる。主家の命でティエサは選考会に出なければならないが、学友達と共に選考会を中止させるために動き出す。一方、キアスは独自にクラウの動きを探ることにするが、クラウの元には意外な人物がいた。

えらくきれいにまとまった最終巻でした。

本の感想, 作者名 あ行小椋春歌

ようやく元に戻ったモニカと、無事モニカの心を射止めたアレクシスは国に戻るが、モニカの父親は言うに及ばず、アレクシスの父である国王までもが二人の婚約を認めないという。しかも、王宮ではアレクシスの第1婚約者候補まで滞在しているという。なんとかモニカとの婚約を認めてもらおうとするアレクシスとモニカにとある「罠」が仕掛けられてしまい……

総じて反対派しかいないとか、どれだけ四面楚歌なんだ…アレク王子。

本の感想, 作者名 ま行深山くのえ

雅遠と詞子が出会って1年、ふたたびやってきた桜の季節。雅遠からの本気の求婚に未だに色よい返事を返さない詞子に、雅遠は一計を講じる。

やっと色んな意味で一区切り。

本の感想, 作者名 は行文月更

「社交界で脚光を浴びてちやほやされる」という最終目標のために、完璧なお嬢様の猫をかぶる富豪の娘シャーロット。しかし、商人である父が航海中に借金を残し亡くなってしまったため、寄宿制の女学校から無一文で放り出されてしまう。偶然とある伯爵家の執事に拾われ、伯爵家のメイドに志願したシャーロット。しかし、その伯爵家に最近迎え入れられた「お坊ちゃま」は、シャーロットの令嬢時代を知る人物だった。

これはまた素敵な性格のヒロイン(好物でした)。

本の感想, 作者名 ま行みどうちん

ロクサナは「女権国」であるメフルダート女王国の世継ぎの王女だが、価値観のまったくちがう隣国で育てられたため「女尊男卑」の女王国の慣習に慣れないでいた。ロクサナの誕生日に行われるという、ロクサナの正夫の座を賭けて戦う武闘大会のために、ロクサナは「後宮」におしこめられてしまう。花婿候補達から逃げ回るロクサナは、そこで女王国の男にはあるまじき「女男」(他の国でいう男らしい男)のアズハルに出会う。

ヒロインが若干HENATAIさんとか、新境地。

本の感想, 作者名 は行榛名しおり

街でも一番の高級娼婦「黄金のロクサリーヌ」は、ロクサリーヌを指名するものの、彼女にふれず、ただ屋根の上で語り合うだけという不思議な客で海軍士官のガッシナに心惹かれる。妹を救うという目的のため、よい条件での身請け先を探すロクサリーヌは、身請け先も決まるがガッシナへの想いを押さえきれなくなり……

設定からして純愛は無理だろう、と思っていたらとてもピュアでした。

本の感想, 作者名 ま行村田栞

晄は殷王より南方の拠点・盤龍城の救援を命を受け、旺季らとともに盤龍城に向かう。長江に位置する盤龍城は、旺季に因縁のある妖・鳴蛇の本拠地であり、過去の因縁の戦いが再び繰り返される事になる。

妖サイドもライバル登場で、盛り上がってきました。

本の感想, 作者名 は行響野夏菜

アレクセルの「遊びに行きたい」という願いをかなえるため、ゼルイークは魔法の力で「願いを実現できる場所」を作り出し、みんなでそれぞれの願いをかなえる。アレクセルはドラゴン退治、オルフェリアは立派な騎士、そしてエルレインの願いとは……

アレクセルがあほかわいい。