本の感想, 作者名 ま行湊ようこ

「由緒はあるがお金はない(借金はある)」伯爵令嬢アンナと「爵位を得る代わりに国から借金を踏み倒された」若き銀行家ジェラルドは、それぞれの「台所事情」を改善してくれる結婚相手をもとめて出席した夜会で出会った。様々な事情が重なり、「肩書き」(と初対面の好感度)だけで求婚したジェラルドにそれに答えたアンナは、すぐに双方相手に求めていた資力がないという現実に直面してしまう。

アンナがパワフルで面白かった。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他渡海奈穂

放課後の図書館にいたはずのさちこはいつの間にか見知らぬ国の墓穴にいた。滅びの道を歩む異世界の国ルシタリアにやってきてしまったらしいさちこは、成り行きで国民皆が恐れる「暫定王」ディーレの世話役を押し付けられてしまう。さちこにも脅しとそっけない態度をとるディーレだったが、生来の「おねえちゃん気質」からディーレの世話を焼くうちに、さちこはディーレに近づいていき……

異世界トリップ、面白かったー!

素人の観劇日記宝塚, 星組

見に行く予定はなかったのですが、何故かチケットを手配して見てきてしまいました(しかも千秋楽に)の星組さんの南太平洋、面白かったです。

素人の観劇日記宝塚, 宙組

宙組さんの大劇場公演を見て参りました。
お芝居に関しては、こう、ある程度宝塚の公演を見るとぶつかる壁、「ああ、あの人が作演出……えーと、あんまり過剰な期待は……」というという公演だったのですが、予想以上に楽しんでいる自分がいたので、なんか負けた気分でした!心地の良い敗北感ですけどね!

本の感想, お気に入り, 作者名 か行駒崎優

膠着状態に陥ったガルヴォと戦の最前線にやってきたバンダル・アード=ケナードは、傭兵嫌いのエンレイズ軍司令フレイヴンに雇われる。両軍のにらみ合いが続く中、エンレイズが捕らえた奇妙な「捕虜」に事態打開の鍵があると考えたシャリースは、捕虜に接触しようとする。一方、ストリーの商家で働き口を得ていたバンダルから「追放」されたアランデイルは、ストリーの有力者殺害の真相を調査に来たヴァルヴェイドに再会する。

相変わらず、面白かった!

本の感想, 作者名 か行甲斐田紫乃

道明寺家の姫・清子は彼女の行くところ行くところに現れ、黒歴史を事あるごとに持ち出してくる公達・在原稀国に悩み、ついには稀国に会わないために家に引きこもるという手段に出ていた。そんな彼女の前に現れたのは縁を操る神様・伝月。伝月は彼の眷属を助けた清子に「縁を結ぶ」という礼を押し付けてくるのだが、伝月が取り持とうとする清子の最良の縁はなんでも稀国につながっているらしく……

にぎやかなお話だなぁ。

本の感想, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

自称「仙人」の唯翔に監禁された花蓮は、唯翔の力で不思議な夢をみる。あくまでも物語の傍観者でいたい花蓮は夢を見ることに疲れ、監禁場所からの脱出を図る。拍子抜けするほどうまく後宮に戻れた花蓮だったが、天綸の前で妄想すると頭が痛くなるという事態が発生してしまい……

こ、これは……!(美味しい兄弟があった)

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

とある事件の調査のために、クロウの治める高原の地・ティカルに「新婚旅行」に行くことになったフェルに滞在先の心配りにより最大の試練が課される。さらに、クロウ達の滞在を狙ってか、クロウの長兄のジルフォードまでティカルにやってきてフェルたちを振り回し……

すえながくばくはつしてください。

本の感想, 作者名 あ行榎田ユウリ

互いが一歩も引かない麗虎国で勃発した王位継承争い膠着状態に陥る中、隣国から大使が訪問するという急報がもたらされる。麗虎国にも大きな影響をもつ大使の訪問に、曹鉄が大使を出迎えの一団を率いることになる。一方、突如として判明した「第一王子」のウラをとるために極秘に動いていた鶏冠は、重大な証拠をもつ人物と面談の約束をとりつけるが……

クライマックスに手に汗握った。

本の感想, 作者名 あ行榎田ユウリ

藍晶と王位継承争いを繰り広げることになってしまった曹鉄は、天青と引き離され王母の住まう離宮に隔離されていた。天青は曹鉄の置かれた状況に心を痛めるが、曹鉄にはなくなった母親とよく似た婚約者候補まで現れるなど確実に外堀が埋められていく。

信頼する仲間同士で争うことになって、読んでて辛い。