本の感想, 作者名 か行九月文

新年の挨拶のために太宰府から都に戻ってきたの帥の宮の「宮廷の秩序のために梅壺の更衣を女御にするべき」という発言から、梅壺への弘徽殿からの嫌がらせがひどくなる。叔母である梅壺の更衣に仕える透子は、帥の宮の真意を確かめるために朱雀院の宮の手引で帥の宮と話す機会を得る。

東宮・帥の宮・朱雀院の宮の三兄弟ポジションがよいもの。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行九月文

大納言の姫・透子は更衣である叔母の女房として宮中に仕えているが、叔母が帝に寵愛されており、他の妃の女房から嫌がらせを受けるも勝ち気な性格からやられたらやり返す勢いで乗り切っていた。そんな彼女が苦手とするのは、透子への態度が冷たい今上帝の二の宮・朱雀院の宮。ある事件が起こり朱雀院の宮の調査に透子が手を貸すと言っても朱雀院の宮は渋るが……

宮様のちょっと年上の大人な対応がよいものかもしれない……

本の感想, 作者名 か行九月文

商人業に精を出マィヤは、表舞台に立たないアルカダルの皇太子の影武者としてヴァルティアの使者と会ういう仕事を、好きなものを報酬もらえるという申し出に釣られて引き受ける。現在国交のないヴァルティアからやってきた皇太子アレクセルは、アルカダルに花嫁を差し出す花嫁を伴っていた。

相変わらずマィヤがたくましい。

本の感想, 作者名 か行九月文

シュリーク商会の令嬢マィヤは、商会を都で一番の店にしようと、普段はアティルと名乗り男装した上で見習いとして地道に営業活動を続けていた。ある日、買い付けに出ていた父が戻ったものの、皇宮に品物を納めにいったまま行方知れずとなってしまう。父を捜すために皇宮にアティルとして乗り込んだマィヤだが、皇宮に集められた「王子様」に一瞬で女と見破られる。

マィヤのお目付け役のサフィードの苦労がしのばれます。

本の感想, 作者名 か行九月文

大珂国の斎宮の「長子」として大珂の宮殿に乗り込んだスメラギは、皇帝の子として認められることは保留となり、命を狙われる日々を過ごしていた。そこにローレンシアの大使としてシリス、斎宮の第二子としてアズィール、そして身分を隠してルーシェが大珂にやってくる。なかなか前に進まない状況に、スメラギは黄龍の託宣を受けることを決意する。

だいぶ駆け足の最終巻、でちょっと残念かな。

本の感想, 作者名 か行九月文

遠い西のファルバールに嫁いだ鳳龍国公主ルィンの出産祝いのために、流星とともにファルバールを訪れたユァン。遠縁でもあるルィンとユァンはそっくりな容姿をしており、ユァンは命を狙われていルィンの身代わりを申し出る。一方、ユァンをファルバールに呼び寄せたルィンは、ユァンをとある理由からファルバールに止めようと画策をするが、それに気付いた流星はルィンの策略を阻止しようとする。

女性は強くなるなぁ、と。

本の感想, 作者名 か行九月文

アズィールの侵攻からローレンシアを守るため、アルシェイドとしてアズィールにとどまり続けることを選んだスメラギだがアズィール皇帝はスメラギをスメラギ本人として扱う。一方、ローレンシアに保護されたあるシェイドに、シエラはとある協力を求める。

アズィール編の完結。

本の感想, 作者名 か行九月文

アズィールで後継者争いを繰り広げている中、暗殺されかかったらしい第一皇子アルシェイドを保護したシエラは、ローレンシアへ火の粉がかかるのを防ぐため、アルシェイドに扮して第一皇子の陣営に行くというスメラギを送り出す。順調に行くかに見えた作戦だが、アルシェイドを暗殺しようとした人物やその背後の第二皇子の策略により、アルシェイド軍は壊滅、そしてスメラギはアルシェイドとして捕らえられてしまう。

シリスさん!という展開で続きが待たれます。

本の感想, 作者名 か行九月文

隣国アズィールでついに第一皇子と第二皇子の後継者争いの内乱が始まった。国境を接するエルヴァ砦にスメラギとともに詰めるルーシェは、スメラギの家族が争うことに心を痛めるが……

うーん、うーん。

本の感想, 作者名 か行九月文

名門・江家の末娘ユァンは、刺繍の腕を極めて一握りの職人にしか与えられないという最高の称号を持つ<彩師>になるという夢を持っていた。しかしある日、ユァンは江家と並ぶ名門汐家の跡取り流星との婚約話があることを告げられる。流星はユァンの幼馴染みらしいのだが、彼女にはその記憶がなく、流星はユァンが思い出すことを待つというが……。

ベタぼれ流星さんがむずがゆかったわぁ(こういうの好きです)。