≪皇帝≫はうなずかない 運命のタロット10 / 皆川ゆか

本の感想, 作者名 ま行皆川ゆか

時の縦糸から抜け出したライコと≪魔法使い≫が飛ばされたのは、≪月≫による”改変”が起こされるまさにその日だった。慌てて”改変”を阻止するために動くライコたち。しかし、敵は≪月≫だけではない。≪愚者≫のカードを狙う≪太陽≫とその協力者までもがライコの前に立ちはだかる。


運タロ10巻は、≪月≫とのフェーデの決着、≪太陽≫と坂崎との対決の決着、そして≪女帝≫の協力者であり夫である≪皇帝≫の登場の巻でしたが……、

最後の最後におもわず「えええええええっ」となる爆弾を落とされてとてもびっくりしました。≪月≫と≪太陽≫関係は盛り上がりましたが、おさまるべき所におさまったなぁ(まだなんかありそうといえばありそうだけど)という思いながらのほほんと読んでいたらあの爆弾。片桐先輩関係の所でも実は「えええっ」と思いながら読みましたが、さらに衝撃が強かったです(「え」の数で動揺の大きさをお察しください)
≪月≫、≪太陽≫、≪愚者≫、≪皇帝≫といろんなカードの重要事項をこんな1冊にまとめてくるなんて、さらに盛り上がるらしい(葉月さん情報)第一部のラストまでにどんな爆弾を落としてくるのでしょうか?

ひとまず、最後まで息を入れずに読んでいきたいです、

≪皇帝≫はうなずかない 運命のタロット10
皆川ゆか/乱魔猫吉
講談社WHティーンズハート(1995.06)
ISBN:4-06-199391-7
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