英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 / 久賀理世

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

プリンス・エドワードの招待を受けて、アッシュフォード家の令嬢として歌劇を見に来たセシルはそこでセシルに妙に構ってくるクリストファーと再会する。クリストファーはセシルにトラファルガー広場で事件が起きることを示唆し、セシルがクリストファーの示した日時に広場に行くとジュリアンもいて……

ああああああ!盛り沢山すぎてっ!

イギリス貴族の令嬢が結婚までの限られた期間、男装して新聞記者(見習い)していてしかもその相棒が正体隠した婚約者、というロマンにあふれたシリーズ第4作。4作目にして、ついに!読む前から「これは大変、大変だ!」という評判を聞いていて、これはネタバレ踏みたくないなーと思いながらネタバレを踏んでしまっていたんですが、ネタバレ踏んでいても十分ぎゃー!と叫びたくなりました。

何を書いてもネタバレになるし、もうこれは「えええええ!」という感想で終わらしてしまいたいと思います。反省会好きだったんだけどなぁ……。3巻くらいに分けてもいいくらいの山・山・山でもったいないなぁ、と思いながら、セシルは、ジュリアンは、そして我らのお兄ちゃんは!と続きが楽しみでなりません。はやくつづきー!

英国マザーグース物語 裏切りの貴公子
久賀理世/あき
集英社コバルト文庫(2013.02)
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