漫画家先生とメシスタント / 仲村つばき

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

少女漫画好きであることを隠して女子高生生活を送っている一ノ瀬ときわは、父親が経営するアパート「ヒット荘」の前で行き倒れている店子の鈴木桂太を発見する。ときわは桂太に食事をふるまい、彼女が現在一番楽しみにしている少女漫画「恋色ノスタルジック」を書いている漫画家(作画担当)だということを知る。

「恋色ノスタルジック」が読みたい。

料理上手な女子高生が、食生活が壊滅している漫画家(コンビ)の胃袋をがっつりつかむお話。昨今の少女漫画事情などを折り込みつつ(どこまでリアルな話かよくわからないですが)、過渡期にあるからこその問題っていろいろありますよねぇと言うようなところも面白かったです。このあたりは今だからこそ楽しめる要素でもあるかなー。
女子高生(ときわ)がちょっと年上の社会人(桂太)に憧れるところにニヤニヤしてしまいました。自覚なしに憧れの人の意袋をガッチリ掴んでいる女子高生は最強です。

同調圧力から好きなものを好きと言えなかったときわが、最後は自分な好きなものをきちんと好きと言えるようになるというラストもいいものでした。きれいに終わってはいるものの、続きも読んでみたいなぁと思っています。

漫画家先生とメシスタント
仲村つばき
富士見L文庫(2019.2)
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