本の感想, 作者名 か行香月沙耶

ルシアの弟ミゲルが行方不明になったという知らせを受け、イザークは守護者たちを連れてルシアの故国オルストンに向かう。ルシアたちが到着したその日にミゲルが発見され、イザークはオルストンの人びとが催すささやかな宴でルシアが育った環境を実感する。

家族以上恋人未満、な微妙な関係がよいものですねぇ。

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

女学生の月子は縁あって銀座の路地裏にひっそり佇む洋館にある「紫陽花茶房」で放課後アルバイトに勤しんでいる。茶房のオーナーはイギリス伯爵家の御曹司で母親が日本人の紫音(自称魔女の孫)。紫音は店にやってくる訳ありの客達を夜のお茶会に誘い、魔法のお茶を振る舞っていき……

北斎(猫)がかわいい。

本の感想, 作者名 か行木村千世

国軍の「双璧」から皇帝襲撃の事件の真相を探るように指示された蒼刻は、朧月や張さんらとともに犯人探しを開始する。ひきこもりの夢を抱きつつも蒼刻とともに行動する朧月だが、調査中に襲撃犯の「黒幕」の妨害にあい……

もうこれ、じゅくねんふうふの領域……

本の感想, お気に入り, 作者名 か行霧島まるは

都の上層部に目をつけられ、地方都市に左遷されてきたウリセスは、父親がウリセスに助けられたというレーアと結婚することになる。結婚当日まで顔すら合わせなかった二人だが、不器用ながらも少しずつ夫婦になっていく二人に、レーアの兄弟とウリセスの兄妹が様々な騒動を引き起こす。

おもしろかったー!不器用なふたりにほっこりした。

本の感想, 作者名 か行香月沙耶

幼いころ聖王候補に命を救われたルシアは、研鑽を重ね晴れて聖王の守護者になったはいいものの、当の聖王は女のルシアを守護者とは認めず国に帰れとの一点張り。他の守護者のサポートもあり聖地にとどまり聖王に認められようと更に研鑽を重ねるルシアだが……

子犬系脳筋娘と、ひねくれ系悩める青年のずれたやりとりが、なんとも(好きです)。

本の感想, 作者名 か行九月文

大珂国の斎宮の「長子」として大珂の宮殿に乗り込んだスメラギは、皇帝の子として認められることは保留となり、命を狙われる日々を過ごしていた。そこにローレンシアの大使としてシリス、斎宮の第二子としてアズィール、そして身分を隠してルーシェが大珂にやってくる。なかなか前に進まない状況に、スメラギは黄龍の託宣を受けることを決意する。

だいぶ駆け足の最終巻、でちょっと残念かな。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行斉藤百伽

迫害された魔女の末裔のリュリは人里離れた山奥で暮らしていたが、隠遁生活に嫌気が差し街にでてきてその能力を活かして「音箱」を売って生活していたが、音楽にすべてを捧げる変人王子ユトに捕まってしまう。音を封じる能力を持つリュリを理想の女性とし、いきなりリュリに求婚してきたユトに引きずられてリュリはユトの元で「お妃教育」を受けることになってしまう。

そうそう、こういう話が少女小説だよ!と握りこぶしで読んだ作品でした。

本の感想, 作者名 か行九月文

遠い西のファルバールに嫁いだ鳳龍国公主ルィンの出産祝いのために、流星とともにファルバールを訪れたユァン。遠縁でもあるルィンとユァンはそっくりな容姿をしており、ユァンは命を狙われていルィンの身代わりを申し出る。一方、ユァンをファルバールに呼び寄せたルィンは、ユァンをとある理由からファルバールに止めようと画策をするが、それに気付いた流星はルィンの策略を阻止しようとする。

女性は強くなるなぁ、と。

本の感想, 作者名 か行河上朔

ある日、巨大な光の柱が立ちその日から国のあちこちで「前世の記憶」が蘇り、昔の記憶に振り回されるという「昔返り」が頻発していた。辺境のケトムの村に住むアナベルも、太陽王ソールに恋するミリヤの記憶を得ることになったが、同時に「昔返り」をした人から昔の記憶を消すという「鎮めの乙女」としての力も手に入れる。太陽王ソールの記憶を持つという青年ローシとともに旅をすることになり、「太陽王ソール」の腹心の前世の記憶を持つクレフやエレノスとも合流することになる。

あくまでも「普通の女の子」のアナベルがかわいかったなぁ。

本の感想, 作者名 か行後白河安寿

気が付いたらキョンシーとなって人を襲いかけていた芳玉は道士の黎に保護され、通常のキョンシーとは違い本体(肉体)が仮死状態になっているため元に戻る方法があるとキョンシー化した原因を探すことになる。キョンシー化によって記憶が曖昧になっていた芳玉だが、婚約者に芳玉の家を訪れていた皇太子など、この事件の鍵を握っていそうな人物が次々と思い浮かび……

元気な女の子はいいもんだな、というお話でした。