本の感想, 作者名 か行久賀理世

幼いころの火事で両親を失ったリアーナは、父の友人のもとで家名を隠しひっそりと暮らしていたが、義兄が連れてきた「義兄の友人」の青年に危うく殺されかける。間一髪のところでリアーナを救ったアウレリオと名乗る青年に連れられ、メディチ家が支配するフィレンツェに戻ったリアーナは、自身の両親の死の真相がフィレンツェで繰り広げられる政争の鍵であることを知る。

史実と創作がうまい具合に練りこまれた少女小説でした。

本の感想, 作者名 か行木村千世

蒼刻の実家で引きこもり生活を満喫しようとしていた朧月だが、皇帝からの呼び出しを受けてしまう。蒼刻も休暇を切り上げて二人で皇都に向かった二人は、先の事件で四年ぶりに帰還した第一皇子が幽鬼がらみの不調に悩まされているらしく、泊まり込みで対応することになる。

相変わらず飛ばすなぁ……(こういうの好きです)

本の感想, 作者名 か行九月文

アズィールの侵攻からローレンシアを守るため、アルシェイドとしてアズィールにとどまり続けることを選んだスメラギだがアズィール皇帝はスメラギをスメラギ本人として扱う。一方、ローレンシアに保護されたあるシェイドに、シエラはとある協力を求める。

アズィール編の完結。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行茅田砂胡

豪華客船にトラブルが生じ、乗船している乗客を脱出させたリィだが、全員脱出したはずの客船にここにいるはずのない人物・ウォルを見つける。ウォルと再開したリィはしばしウォルと過ごした後、ルゥの力でウォルを送り返すが、送ったついでにつながった「リィが去ってから十年後のデルフィニア」の世界を覗いたリィはデルフィニアが危機にさらされていることを知り、デルフィニアに向かうことを決意する。【紅蓮の夢】

あの人達ふたたび!の大満足な書き下ろしでした。

本の感想, 作者名 あ行, 作者名 か行, 作者名 や~わ行・他木村千世, 夕鷺かのう, 石田リンネ

女子高生名探偵として名を馳せるレティーツィアは、殺人容疑で拘束されかけている兄の友人の要請を受けて、彼(とレティの友人で被害者の婚約者)の無実を証明することになる。<おこぼれ姫と円卓の騎士:事件ではじまるアイラブユー>

どの話も面白かった~!

本の感想, 作者名 か行かいとーこ

身代わりと性別詐称がバレたルゼは、病気療養中のルーフェスの妹としてギルの客人扱いで王宮に滞在することになった。「淑女」として足場を着々と固めていくルゼだが、陰謀渦巻く宮殿でそして宮殿の外でやはりトラブルに巻き込まれていく。

ルゼはさわやかな腹黒だなぁ。

本の感想, 作者名 か行木村千世

蒼刻の実家・劉家に招待された朧月は、静心からの「お目付け役」を伴い青苑州に向かう。劉家では妙に歓迎された上に、劉家に乗り込んできた蒼刻のお見合い相手候補の孫家の令嬢とも仲良くなった朧月は、蒼刻の人当たりのいい弟・藍志が毎夜見るという幽鬼に関する事件の真相を解明しようとする。

コメディパートが帰ってまいりました。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行喜多みどり

次男ノアがファミリーを裏切り、当主の長男エミリオは爆弾事件に巻き込まれ重症、そんな中ファミリーを立て直すためにロージーは三男のダリオと結婚することを決断する。二人の結婚式の当日、デ・コスタに敵対するアリスタ家の襲撃があり、結婚式どころではなくなる。そこでデ・コスタを守るためにロージーが取った行動は、エミリオやダリオとは違う道を選ぶことだった。

ロージーが凛々しくて素敵!

本の感想, 作者名 か行九月文

アズィールで後継者争いを繰り広げている中、暗殺されかかったらしい第一皇子アルシェイドを保護したシエラは、ローレンシアへ火の粉がかかるのを防ぐため、アルシェイドに扮して第一皇子の陣営に行くというスメラギを送り出す。順調に行くかに見えた作戦だが、アルシェイドを暗殺しようとした人物やその背後の第二皇子の策略により、アルシェイド軍は壊滅、そしてスメラギはアルシェイドとして捕らえられてしまう。

シリスさん!という展開で続きが待たれます。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行久賀理世

クリストファーが計画していた暗殺計画を食い止めたセシルとジュリアンだが、クリストファーはジュリアンに最後の勝負を挑むことを言い残し行方をくらましてしまう。双方誤解が解けたセシルとジュリアンは、ロンドンに戻り、クリストファーの陰謀を阻止しようと新聞社でのコンビを復活させる。

見事な大団円!でよいものでした!