本の感想, 作者名 さ行縞田理理

キャスパーはあることを確かめるためにコリンの住むフラットを訪れるが、あいにくコリンは留守にしていた。折良く居合わせた≪アシュトン・テラス≫の住人アーウィンの「お手製」料理を食べてしまったキャスパーは前後不覚に陥り、本性の竜となった姿を同じく≪アシュトン・テラス≫の住人・エレンとトッドに目撃されてしまう。一方、コリンは大スクープを手に入れるためにとある人気バンドのボーカルが引き篭もっているという郊外の屋敷を張り込むことにするが……。

≪アシュトン・テラス≫の面々がとてもいい味出してた!

本の感想, 作者名 さ行神埜明美

歴代の巫女のならいに従い、第二皇子エリクとの婚約することになったシェリス。夜の神アストロへの想いと自らの義務の間で板挟みになりつつなんとかこの話を断ろうとするシェリスだが、エリクの人柄に触れる内に彼の目指すものを助けたいと意気投合することになり……

神様と巫女のじれったい(周囲から見ればあからさまな)物語、第二弾。

本の感想, 作者名 さ行斎王ことり

十年ぶりに太陽神イスファーンの巫女が選ばれた。新しい姫巫女となったシュエラは、イスファーンの傲岸不遜な態度に反目しつつも、徐々にイスファーンの心に触れる内に、イスファーンの孤独を知る。一方、太陽神の自由を奪う力を持つ国王は、久方ぶりに現れた姫巫女を利用してイスファーンの力を利用しようとするが……

神様と神に仕える巫女の物語。

本の感想, 作者名 さ行菅原りであ

紅茶屋のオーナーを務めるご令嬢ヴィクトリア。彼女の店は順調に人気を博していたが、ある日近所に伝説の紅茶店が復活開店する。客を取られるだけでなく、ヴィクトリアの店にまつわる不名誉な噂まで流れてくる始末。ことの顛末を探ろうと件のヴィクトリアは件の紅茶店に潜入することにする。

まさかのコラボレーション:縦巻ロールお嬢様+メイド喫茶

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行清家未森

ウォルター伯爵の誘いに乗り宮殿に単身乗り込んだミレーユは、「ミレーユの身代わりをしていたフレッド」が行方不明になったため、諸事情あって「フレッドが演じていた変人ミレーユ姫」の代理を務めることになる。ミレーユ姫として大公と面会したミレーユは、大公からシアランを乗っ取った真相を聞かされ、ついにぶち切れてとある行動に出てしまう。そして、ミレーユが宮殿に乗り込み絶体絶命の危機に陥ったことをようやく知ったリヒャルトは……

ひとまずゴロゴロー。そして最強すぎるお兄ちゃんが素敵だった。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

黒狼公となり、ヤエトが管理することになった領地に逃げ込んだという盗賊を捕縛するために、第二皇子の使者がやってくる。なるべく穏便にことを収めたいヤエトは、領内の盗賊団と見なされる一団と接触を持つが、その一団内で力を持つのはヤエトと同じく「時」に関係する恩寵の持ち主であった。
一方、北嶺王として後継者争いに巻き込まれることになった皇女は、北嶺の特殊な立場を利用して他の皇子に恩を売りつけるというヤエトの作戦を実行することになる。

なんで、そこで、漫才!

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

北嶺が北方人に攻め入られた傷も癒えぬ中、新年の参賀のため都に向かう皇女とヤエト達。皇女の治める北嶺が国に格上げされることに伴い、隠居を夢見るヤエトの前には自身も出世するという隠居から更に遠ざかる未来しか待っていなかった。しかも、皇帝が告げたヤエトの処遇は、ヤエトの想像をはるかに超える破格の待遇で……

面白かった!皇帝のヤエトに対する嫌がらせがすごすぎてとても笑ってしまいました。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行須賀しのぶ

育ての父親に置き去りにされ、生きるために女郎になることを決意したフミは人買いに連れられ、ハルビンの「酔芙蓉」にやってきた。「大陸一の女郎になる」と宣言したフミは、持ち前の機転の良さと機敏さと記憶力で思いもかけない自らの人生を切り開くことになる。

やっぱり須賀さんだ!おもしろい!という作品でした。

本の感想, 作者名 さ行崎谷真琴

父親の仕事の都合で姉が一人暮らす北の都ミンスラーに引っ越すことになったグレーテは、移動中の電車でギルベルトと名乗る少年に絡まれる。彼の提案で「宝探し」をすることになったグレーテは、不思議な空間に迷い込み、ミンスラーの伝承に語られる「雪の人(ニアリード)」と出会い……

北国を舞台に繰り広げられるちょっと冒険?物語

本の感想, 作者名 さ行沢村凜

翠国の玉座を巡り、長年骨肉の争いを繰り広げてきた鳳穐一族と旺廈一族。鳳穐出身の国王・櫓は幽閉していた旺廈の首領・薫衣を中央に呼び出し、鳳穐も旺廈もない国造りを行うことを提案する。かくて、櫓と薫衣の長く険しい戦いが始まった。

二人の「王」が国の歴史に立ち向かい、新しい国の形を作ろうとするお話でした。