本の感想, お気に入り, 作者名 さ行西東行

海で暮らす海人の一族に育つワツレンは、大嵐に遭い一族全てを失い一人生き残った。海軍将校のルーザ=ルーザに救われたワツレンは、彼の養子となり王都の「迷宮管理庁」で暮らすことになる。ルーザ=ルーザの親友の助手として忙しい毎日を過ごすワツレンであったが、通常の人には見えないよう隠されている「迷宮」の入り口を見つけてしまい……

すっごくワクワクしながら読んだ!

本の感想, お気に入り, 作者名 は行氷室冴子

家柄と人柄のよさを誇る権大納言の密かな悩みは、そんじょそこらの貴公子よりも貴公子らしい姫君なのに若君として育ってしまった「綺羅君」と、そんじょそこらの姫君より繊細で都でも噂となっている若君なのに姫君として育てられた「綺羅姫」の双子の姉弟。主上の鶴の一声で、姉君は元服を弟君は裳着の儀式を執り行うことになってしまう。

登場人物が総じて間抜けであることに今気付きました(※ほめてます)。一番頼りになるのは綺羅姫(※弟)だった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

運命の恋人・碧天と出会った香琴は、碧天にふさわしい立派な姫になるべく世直しの旅を再会した。向かった先は妖怪が出るという噂のある宋国。重要な街道に白蛇の妖怪が出現し、妖怪のおかげで行方不明になっている人もいるという情報を入手した香琴はその謎の真相を探る。一方、書き置きひとつで旅に出た香琴を心配する碧天は、とある目的のために宋国入りすることになるのだが……

これ、外で読めない……!(ラブコメ部分の破壊力がすさまじくて)

本の感想, お気に入り, 作者名 か行喜多みどり

元師匠のヤムセに「誘拐」されたリティーヤは、ヤムセとロードマスターと共に《昼》の石版の謎を解く手がかりを求め、蛇の一族の遺跡に向かう。リティーヤを取りもどそうとする《学園》は、リティーヤを追いかけ、そして台座に石版を戻そうとする《風と八月党≫を食い止めるため追跡チームを結成する。

納得のハッピーエンドでいろいろ圧巻でとても満足でした!

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行瑞山いつき

国一番の魔力を持つブランカ姫は、マルアスル国にかけられた呪いを解く際に魔王マルディシオンとの戦いに敗れ、「時間を逆行し、若返る」呪いをかけられる。12歳の肉体にまで逆行してしまったブランカは、気心の知れた護衛のセロと侍女のリリアナだけを連れて、呪いを解くための手がかりを探す旅に出かける。

初っぱなから糖度過多でもえしぬかとおもった。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行鮎川はぎの

上位神殿への参拝のため、リリィの一族ランダルセ家が治めるセオディラ地方に旅立ったノトとカノン、そして領地で行われる二十年一度の大祭の主役に抜擢されたリリィ。リリィをライバル視する彼女の従妹・アリスとその母親のしくんだとある「陰謀」が元でランダルセ家のお家騒動に巻き込まれるノトは……

いやぁ、よく転がった転がった。ノトの「原因不明の動悸」が「中毒」まで進行したようです。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他渡瀬桂子

意地と見栄が邪魔をし、なかなか素直になれないため友達ができずにいた委員長気質のエミリアは、偶然見つけた図書館の秘密の小部屋の少年人形を相手に様々なロールプレイを行い、来るべき「クラスの子とうち解けるため」の訓練を行っていた。しかしある日、エミリアはふとしたことからその少年人形の封印を解いてしまい、史上最強の魔法人形・ラスのマスターとなってしまう。魔法科に転科し、新天地で今度こそ友達をと意気込むエミリアだがやはりことはうまく運ぶはずがなく……

ツンデレ少女にツンデレ少年という見事なコンビネーションが絶妙な胸キュン物語を醸成し……面白かった!個人的には文句なくお薦め。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行神埜明美

八百万の神がおわす世界で、神々と人との仲介役を果たし悪しき神を封印することのできる唯一の存在である「鎖の巫女」。その当代の鎖の巫女・シェリスは巫女に必須の能力である「鎖」を出すことができず、神殿から出ることのない日々を送っていた。ある日、シェリスは迷い込んだ地下室で封印されていた夜の神アストロの封印を解いてしまった上に、初めて出すことのできた「鎖」がアストロと自分を繋いでしまう。先代の巫女がある目的からアストロを封印したらしいのだが……

巫女さんと神様の恋物語序章。おお、結構好み。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行木村千世

世間で評判の美容アイテムや秘薬に禁制の物質が使われているらしく、<青の薔薇十字団>に調査依頼が舞い込む。薬の原料の産地とされる魔物達が暮らす島ヴェネドシアに向かったセシア達は、島に住まう吸血公爵の元を訪れ協力を依頼する。

なにこの夫婦漫才というかコント。……ツボにきました。
今回ちょっとほめすぎてるかも(自己申告)。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行鮎川はぎの

前触れもなくやって来た大国サディルの第三王子アルトロ。カノンの異母妹に求婚しに来たというアルトロは、シリウスの宮廷で盛大な歓迎を受ける。そして、彼をもてなすとある催しの最中に思いもかけない事件が起こり、その犯人としてノトの身近な人間がとらわれる。彼らの無罪を証明するために、カノン(と犬)と共に事件の真相を探るノトがたどり着いた真実とは……

面白かった!これは化けたなぁと思った(あくまで主観ですが)