本の感想, お気に入り, 作者名 あ行鮎川はぎの

上位神殿への参拝のため、リリィの一族ランダルセ家が治めるセオディラ地方に旅立ったノトとカノン、そして領地で行われる二十年一度の大祭の主役に抜擢されたリリィ。リリィをライバル視する彼女の従妹・アリスとその母親のしくんだとある「陰謀」が元でランダルセ家のお家騒動に巻き込まれるノトは……

いやぁ、よく転がった転がった。ノトの「原因不明の動悸」が「中毒」まで進行したようです。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他渡瀬桂子

意地と見栄が邪魔をし、なかなか素直になれないため友達ができずにいた委員長気質のエミリアは、偶然見つけた図書館の秘密の小部屋の少年人形を相手に様々なロールプレイを行い、来るべき「クラスの子とうち解けるため」の訓練を行っていた。しかしある日、エミリアはふとしたことからその少年人形の封印を解いてしまい、史上最強の魔法人形・ラスのマスターとなってしまう。魔法科に転科し、新天地で今度こそ友達をと意気込むエミリアだがやはりことはうまく運ぶはずがなく……

ツンデレ少女にツンデレ少年という見事なコンビネーションが絶妙な胸キュン物語を醸成し……面白かった!個人的には文句なくお薦め。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行神埜明美

八百万の神がおわす世界で、神々と人との仲介役を果たし悪しき神を封印することのできる唯一の存在である「鎖の巫女」。その当代の鎖の巫女・シェリスは巫女に必須の能力である「鎖」を出すことができず、神殿から出ることのない日々を送っていた。ある日、シェリスは迷い込んだ地下室で封印されていた夜の神アストロの封印を解いてしまった上に、初めて出すことのできた「鎖」がアストロと自分を繋いでしまう。先代の巫女がある目的からアストロを封印したらしいのだが……

巫女さんと神様の恋物語序章。おお、結構好み。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行木村千世

世間で評判の美容アイテムや秘薬に禁制の物質が使われているらしく、<青の薔薇十字団>に調査依頼が舞い込む。薬の原料の産地とされる魔物達が暮らす島ヴェネドシアに向かったセシア達は、島に住まう吸血公爵の元を訪れ協力を依頼する。

なにこの夫婦漫才というかコント。……ツボにきました。
今回ちょっとほめすぎてるかも(自己申告)。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行鮎川はぎの

前触れもなくやって来た大国サディルの第三王子アルトロ。カノンの異母妹に求婚しに来たというアルトロは、シリウスの宮廷で盛大な歓迎を受ける。そして、彼をもてなすとある催しの最中に思いもかけない事件が起こり、その犯人としてノトの身近な人間がとらわれる。彼らの無罪を証明するために、カノン(と犬)と共に事件の真相を探るノトがたどり着いた真実とは……

面白かった!これは化けたなぁと思った(あくまで主観ですが)

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田菜摘

才覚不足から妹に嫁入りの順番を飛ばされたブラーナ帝国の第六王女アンナマリアは国内の有力貴族と婚約していたが、その婚約を破棄してまで急遽カストラバ王国に嫁ぐことが決定してしまう。妹よりもやっかいな国に嫁ぐことになったアンナマリアは、対面したその日に夫となるフェラン王の冷徹な姿におびえを隠せず……

前作ヒロインの姉姫が冷酷非道(と思われている)国王様に嫁ぐ話。今回も面白かったー。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

花国の末姫・香琴は芸事を愛し、憧れの芝居のような「運命の恋」を夢見ていた。しかし、父王から縁談がまとまりかけていることを知り、「運命の恋」を探すためにお供を引き連れて憧れの「世直しをしつつ運命の恋を見つける」ための家出を決行する。そして、ひとまず向かった先の楽の国で、さっそく香琴は破落戸に絡まれている少女を助けるが……

……け、結構好きだ……。

本の感想, お気に入り, 作者名 は行響野夏菜

とある「取引」に釣られて長年司祭が不在であったグメーラに赴任した新人司祭のミーナ。奇怪な噂ばかりが聞こえてくる領主での伯爵のナリスフレイとの対面も順当に終わり、久しぶりの司祭ということで、ミサには大勢の村人が詰めかけ、ミーナの滑り出しは順調なように思われた。しかし、伯爵家に仕えるファランドや村人達のよそよそしい態度がどこか引っかかったミーナは……

若手女性司祭と謎の伯爵兄弟の物語のはじまり。面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行本宮ことは

異界との「門」をその腹に封じる「巫女」は、代々王と契り、次代の巫女を生み門を封じるといういうことが運命づけられていた。当代の巫女・雪は閉ざされた聖域である「塔」でひっそりと暮らし、間近に控えた王との婚姻を待つばかりであった。しかし、雪はある男性に想いをよせていて……

ひっそりとした雰囲気の中での珠玉のラブストーリ

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行清家未森

ウォルター伯爵の誘いに乗り宮殿に単身乗り込んだミレーユは、「ミレーユの身代わりをしていたフレッド」が行方不明になったため、諸事情あって「フレッドが演じていた変人ミレーユ姫」の代理を務めることになる。ミレーユ姫として大公と面会したミレーユは、大公からシアランを乗っ取った真相を聞かされ、ついにぶち切れてとある行動に出てしまう。そして、ミレーユが宮殿に乗り込み絶体絶命の危機に陥ったことをようやく知ったリヒャルトは……

ひとまずゴロゴロー。そして最強すぎるお兄ちゃんが素敵だった。