本の感想, 作者名 な行野村美月

図書館の本のページが切り取られていることに気付いた文芸部の部長・天野遠子。愛する本に対する冒涜に一気にヒートアップした遠子に巻き込まれ、いつの間にか文化祭で劇をやることになってしまった心葉とその級友の芥川。遠子と心葉は品行方正でいつも落ち着いた芥川の思わぬ心の闇と過去に触れることになるのだが……。

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

陶工ゲイドが春陽家の当主にその”目”を肥やすためにつれられたのは、王都でも一番の聖女の館『美の娘』。ゲイドはそこで一風変わった聖女イリアと意気投合する。(『この手の中の儚きもの』)

本の感想, 作者名 あ行有川浩

”原発危機”事件解決からしばらくたった後、入院していた堂上が職場復帰を果たす。程なくして堂上班が命じられたのは図書館から本を盗むという不逞の輩の捜索だった。(『明日はときどき血の雨が降るでしょう』)

本の感想, 作者名 さ行須賀しのぶ

美しく聡明なバイエルン王女ゾフィーはオーストリア大公カールの元に嫁ぐが、夫の凡庸さと帝国の古い体質に落胆する。しかし、婚礼の日に出会った義理の甥フランツはそんな憂鬱な宮廷での生活でのゾフィーの唯一の癒しの存在となる。次第に惹かれ合う二人であったが、ゾフィーは大公妃という立場からその気持ちを押し殺して……

本の感想, 作者名 な行野村美月

物語を食べるほど愛する文芸部の部長・天野遠子が設置した「恋の相談ポスト」に投げ込まれたのは、辛い言葉と謎の暗号が書き込まれた不気味な紙片だった。文芸部への挑戦と受け取った燃える部長に引きずられ、もう一人の文芸部員・井上心葉は謎の差出人探索調査に巻き込まれる。

本の感想, 作者名 あ行宇津田晴

珠国に帰り着いたのもつかの間、山賊問題に対応するため父王に天山行きを命じられた蓮祥は、先行した兄の祥達と合流すべく夕凜とともに天山を目指す。一方、幡国の龍牙は蓮祥からの謎の手紙に頭を悩ませつつも、天山での山賊問題に取り組むべく準備を進めていた。

本の感想, 作者名 た行高殿円

流星軍とスラファトとの死闘の中、竜王アスコリド・ミトと対峙したセドリック。一方、スラファトにとらえられたアンはプルートから思いもよらない事実を突きつけられることになる。

本の感想, 作者名 さ行清家未森

フレッドの知り合いのご令嬢・シャルロットに脅されて兄の代わりに乙女の乙女による乙女のための乙女劇団を立ち上げることになってしまったミレーユ。次第に劇を作り上げることを楽しむようになったミレーユはシャルロットの恋を成就させるために一肌脱ぐことにするのだが……

本の感想, 作者名 な行野村美月

物語を食べちゃうくらい深く愛している文学少女の部長・天野遠子と平凡を愛する男子高生・井上心葉の部員数わずか二名の文学部にやってきたのは、恋をかなえてほしいという一年生の女の子。心葉は彼女のためにラブレターを代筆するだけのはずだったが、次第に過去のある事件に巻き込まれていく。

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

正月早々挙動不審な鷹一郎が突如家を出た。シデンと共に武者修行に出たらしいのだが、紗那王の探索にも引っかからない。松寿王に鷹一郎の旅の真相を聞くことに成功した桐緒は、紗那王と兄を追うことにするが……。