本の感想, 作者名 や~わ行・他夜野しずく

ウィルシャー家の再興を目指すシンシアだが、再興活動中にセシル公子の手配により宮殿に保護されてしまう。セシルの依頼に応じ、宮殿での侍女活動を開始するシンシアは、クロウが隣国からの使節団のメンバーの一人に心変わりしたものと邪推して……

あの人のオチがちょっと予想外だった。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

孫の顔が見たいという国王の陰謀により、仲良くしないと離宮行きを宣告されたシリンとティファニー。無理な命令に混乱するティファニーに、さらに第二王子を王位継承者にと望む王妃がある陰謀を企てる。

素直になれないふたりにジタバタ。

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

女ながら集落一の弓の腕を持つ神流は、祭の夜に奉り田の警備を命じられる。当初の予想通り禍津神が田を荒らすが、神流は田を守りきることができなかった。おかげで朝廷に献上する米を収穫できなくなったため、そのかわりに神流が東国を治める王子・豊城の侍女として役につくことになる。

狼はロマンです。

本の感想, 作者名 た行智凪桜

戦で父を失った市は、遠縁の織田信長に義妹として織田家に迎え入れられる。信長の実妹・犬の朗らかな人柄もあり、織田家に馴染んでいく市は、同時に信長に恋心も抱きはじめる。信長もまた市への想いを募らせるが、その立場上市への想いを封印していた。信長への想いが届かないことに絶望した市は、謎の青年と出会い……

なかなか斬新な長政様でありました。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行湊ようこ

地方貴族の娘アイリスは、氷雪王と呼ばれる皇帝エドリックの7番目の正妃として皇室に嫁ぐことになる。夫婦となったからには心を通わせたいと奮闘するアイリスであったが、エドリックは皇帝と皇妃の間に情は必要ないと取り合わないが、アイリスの猛攻にエドリックの態度は少しずつ軟化する。

これは、なんという……!(好きです)

本の感想, 作者名 さ行桜木はな

革命の嵐が吹き荒れるフランスで零落した男爵家ボーモン家。男爵の次女アテネーは彼女を迎えに来た謎の軍人から自身が前フランス国王の隠し子であることを告げられ、家族の身の安全と引き替えに第一王女マリー・テレーズの身代わりとしてウィーンにいくように告げられる。

おお、清く正しい少女小説ロマンス!

本の感想, 作者名 あ行相羽鈴

古代の都市アーレイティカで女神の生まれ変わりとされる有力者の娘アリアセラは、有力な商人の跡取り息子との結婚を控えていた。婚約者に連れられて初めて円形闘技場に行ったアリアセラは、そこで人気の高い無敗の剣闘士サラーガに密かに心惹かれるが……

きついことをばっさり描く作品でした。

本の感想, 作者名 さ行縞田理理

エレンの弟コーディがケヴィンの生まれ変わりではないかと疑ったキャスは義母タニアに虐げられているコーディを勝手に連れ出す。キャスから不穏な連絡を受けたコリンは、エレンとトッドと三人でキャスの足取りを追うことにする。

綺麗な大団円で満足です。

本の感想, 作者名 ま行望月もらん

有力な後見をもたず、宮廷内でも誰にも顧みられることのない存在である第八公子の星淑は、異母兄にいじめられていたところをとある宮女に助けられる。恩返しのために彼女の超絶汚い部屋を宮廷で話題の風水術を使ってきれいにしようとする星淑は、書庫で古ぼけた羅盤を見つけ、それにとりついていたミニサイズの仙人に風水を学ぶことになるになるが……

主人公のヘタレぶりがちょっと新鮮。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

マリアーヌは騎士である叔父に憧れ、そのあたりの騎士よりも騎士らしい凛々しい女性に成長する。しかし、同僚への初恋に玉砕したことをきっかけにマリアーヌは誰よりも女性らしく生きることを決意し、叔父の薦めにしたがい病弱な王女の話し相手として王宮に上がる。過去を捨てて貴族の令嬢として生きようとするマリアーヌだが、なりゆきで王宮に巣くう謎の教団の悪を暴くことを手伝うことになる。

おもしろかったー!これはツボ……!