ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 / 御永真幸 お気に入り

ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 / 御永真幸

王の崩御に伴い、次期王の第一候補となったシエラ公爵家のユーフェミアは、宮殿でもう一人の王候補でありながらも今まで宮殿に出仕することのなかったクロヴナー公爵家のヴィンセントにであう。王位を争うライバルになるはずの二人だったが、ユーフェミアの「秘密」を知るヴィンセントは、とある目的からユーフェミアと親友になる、という作戦に出てくる。

これはよい男装ものでした!

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鬼舞 見習い陰陽師と応天門の変 / 瀬川貴次 作者名 さ行

鬼舞 見習い陰陽師と応天門の変 / 瀬川貴次

藤原摂関家を追い落とそうとする陰謀が進む中、雲隠れしていた晴明も大納言の姫君の護衛のために戻ってくる。一方、先日の帝と中宮の行幸中に帝と「運命の出会い」を果たしてしまった「冬路」(道冬)は、中宮の要請により冬路として内裏に通うことになってしまう。そんな中、中宮の父である関白の様子がおかしいという情報を得た光栄は、関白の応天門での奇行を目撃する。

だ、だから、冬路は……(違う方面に目覚めそうだ)。

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昔返りの乙女と竜の王たち 四竜の帰還と再会の約束 / 河上朔 作者名 か行

昔返りの乙女と竜の王たち 四竜の帰還と再会の約束 / 河上朔

ある日、巨大な光の柱が立ちその日から国のあちこちで「前世の記憶」が蘇り、昔の記憶に振り回されるという「昔返り」が頻発していた。辺境のケトムの村に住むアナベルも、太陽王ソールに恋するミリヤの記憶を得ることになったが、同時に「昔返り」をした人から昔の記憶を消すという「鎮めの乙女」としての力も手に入れる。太陽王ソールの記憶を持つという青年ローシとともに旅をすることになり、「太陽王ソール」の腹心の前世の記憶を持つクレフやエレノスとも合流することになる。

あくまでも「普通の女の子」のアナベルがかわいかったなぁ。

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キョンシー・プリンセス~乙女は糖蜜色の恋を知る~ / 後白河安寿 作者名 か行

キョンシー・プリンセス~乙女は糖蜜色の恋を知る~ / 後白河安寿

気が付いたらキョンシーとなって人を襲いかけていた芳玉は道士の黎に保護され、通常のキョンシーとは違い本体(肉体)が仮死状態になっているため元に戻る方法があるとキョンシー化した原因を探すことになる。キョンシー化によって記憶が曖昧になっていた芳玉だが、婚約者に芳玉の家を訪れていた皇太子など、この事件の鍵を握っていそうな人物が次々と思い浮かび……

元気な女の子はいいもんだな、というお話でした。

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斯くして歌姫はかたる / 朝前みちる 作者名 あ行

斯くして歌姫はかたる / 朝前みちる

音を操り魔物から人々を守る「楽師」の中でも特に力を持ち、次期最高司祭と名高いエルネスティーネは、ある日対峙した魔物にその歌声を奪われてしまう。事件の解決のため、婚約者である王太子の勧めで楽院に編入して身を隠すことになったエルネスティーネだが、「力はあるものの稀代の音痴」という状況に、楽院のクラスメイトとなったオリヴィエに退楽を促される。

勢いはあるんだけど、読むのにちょっと疲れてしまいました。

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革命は恋のはじまり~つながる想いと開ける未来~ / 小田菜摘 作者名 あ行

革命は恋のはじまり~つながる想いと開ける未来~ / 小田菜摘

教員採用試験の最終試験である実地研修先に、ただ一人首都から離れた辺境の村を割り振られたナクシュデルは胸に抱える疑問を押しとどめて、ひとり研修先に旅だった。研修先で改めて教育についての自分の思いを確認したナクシュデルは村の子供達すべての読み書きをマスターさせるという目標を立てる。

綺麗に収まったー!

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白神四神 恋の病は四六時中! / 伊藤たつき 作者名 あ行

白神四神 恋の病は四六時中! / 伊藤たつき

「白桜の姉」里桜が絶世の美女という噂が都を駆け巡り、恋に命を駆ける公達たちが我先にと求婚にやってくる。帝の声がけで里桜と話すための権利の争奪戦が行われることになり、里桜に求婚している青丞はもちろんのこと、四家の鵬玄や朱咒、更には帝本人まで参加するという大規模な催しになってしまう。

……仕事、しようよ……って……

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鬼舞 見習い陰陽師とさばえなす神 / 瀬川貴次 作者名 さ行

鬼舞 見習い陰陽師とさばえなす神 / 瀬川貴次

何者かに襲われた火の宮を救った道冬は、落ち着く間もなく女の童「冬路」として内裏の中宮の呼び出しに応じる。中宮たちに妙にもてなされた「冬路」は、中宮の女房のもとにご機嫌伺いに来ていた陰陽寮の先輩に図らずしも急接近してしまい、身元がバレる危機を何とか乗り越える。更に、火の宮の後見人初雁の御息所の要請を受けて火の宮の外出の護衛を仰せつかった道冬と吉昌は、外出先でトラブルに巻き込まれる。

大臣と綱の先祖子孫愛がネタを通り越してもはや様式美。

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宝塚-宙組 / 翼ある人びと ―ブラームスとクララ・シューマン― 素人の観劇日記

宝塚-宙組 / 翼ある人びと ―ブラームスとクララ・シューマン―

宙組さんのドラマシティ公演、ブラームスのお話を観てきたのですがこれがすっごく良かったです。
この作品の作演出の上田さんの作品は、前回の月組「月雲の皇子が大変素晴らしかったので今回もきっと素晴らしいに違いない!と期待に胸を膨らませて見に行ったのですが、その期待を裏切ることのない作品でした。

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