本の感想, 作者名 ま行村田栞

皇帝の命をうけ、羅刹の呪いのかかった仏像と巻物を捨てる旅に出ることになった青蓮達は、旅に出ると見せかけて巻物を狙う謎の灰色道士を罠にかけることに成功した。灰色道士を捕縛したものの、道中の村に羅刹の呪いに冒されているという情報を得た一行は、呪いを解呪するために急遽その村に向かうが……

思っていたより序盤で過去関係はさっぱりしちゃった。

本の感想, 作者名 ま行森崎朝香

榧を助け<焦土の神>を開放してしまったことで、反逆の容疑をかけられたギンレイ王・焔は、裁きを受けるために榧と共にオウドの杜に向かう。しかし、オウドの杜が何者かに襲撃され神の名が奪われるという事件に遭遇してしまい、焔は次の皇帝・霜月と共にその犯人を追うことになる。

槇さまがさすがの一言でした。

本の感想, 作者名 か行久賀理世

幼いころの火事で両親を失ったリアーナは、父の友人のもとで家名を隠しひっそりと暮らしていたが、義兄が連れてきた「義兄の友人」の青年に危うく殺されかける。間一髪のところでリアーナを救ったアウレリオと名乗る青年に連れられ、メディチ家が支配するフィレンツェに戻ったリアーナは、自身の両親の死の真相がフィレンツェで繰り広げられる政争の鍵であることを知る。

史実と創作がうまい具合に練りこまれた少女小説でした。

本の感想, 作者名 ま行瑞山いつき

劇作家見習いのミアは、世界を救った聖女の生まれ変わりらしく、夜な夜な前世の夢を見るがその夢を劇作家である父にネタとして提供していた。そしてミアが大切にする幼なじみのフィンは魔王の生まれ変わりで、フィンはミアと過ごす中で魔王として覚醒する衝動を抑えていた。100年に一度の「魔王」との戦いが近付く中、フィンを魔王にさせないと誓うミアは聖女としての修行を積まずにいたが、フィンと馴染みの神官でこちらも前世で世界を救った仲間の生まれ変わりクリフトスと取材旅行にでたところ、勇者の生まれ変わりと遭遇してしまう。

ヒロインに自覚のないラブコメほど破壊力のあるものはない。

本の感想, 作者名 や~わ行・他渡海奈穂

リカリプス公国の王女リナは花竜を倒すことのできる花婿探しに来たが、候補となりそうな騎士たちは癖の強いものたちばかりだった。騎士隊対抗の模擬戦が近づき、精鋭部隊の打倒に燃えるリナ達の隊は、リナに鍛えられた成果もあり周囲が驚くほどの快進撃を続ける。

やっぱりあの人かー(最悪のプロポーズ)。

本の感想, 作者名 ま行瑞山いつき

アルドに憑いた悪魔を抑えるために夜な夜な子守唄を歌いつつ彼の「抱き枕」になる生活に馴染んでいた精霊使いのニーナは、ある日悪魔を探しているという異国の精霊使いシャハルと出会う。アルドの悪魔を祓うためにはアルドの命を奪うのが確実、というシャハルを説得したニーナは、期限付きながらもシャハルの力を借り悪魔を祓う方法を探す事になった。

性格がひねくれてる丁寧語ヒーローは正義でしょう。

本の感想, 作者名 さ行白川紺子, お兄ちゃん

伯爵家にかけられた呪いを解くためロンドンで骨董店を始めたクレアは、前回の事件で知り合ったジェレミーの猛アタックに戸惑いつつも骨董店を切り盛りしていた。ある日、ジェレミーは兄から義母の遺品のアンティークジュエリーを処分するように依頼される。件の宝石をクレアのもとに持ち込んだジェレミーだが、クレアはその宝石が呪いのジュエリーであることに気づく。

このお兄ちゃん(ジェレミー兄)はやってくれると思ってたんだよ(感涙)。

本の感想, 作者名 あ行天海りく

先日の騒動の顛末について報告するため、国内でも大きな影響力を持つアドロフ家に向かったフィグネリアとクロードは、アドロフ公領の特産の薔薇が「枯れなくて困る」という状況にあることを知る。また、用事が済み次第帰る予定だった二人だが、突如勃発した殺人事件に他国の間諜の関与が疑われ、しばらく滞在を延長することになる。

クロードさんが相変わらずワンコ。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行谷瑞恵

シルヴァンフォード家を継ぐ事になったエドガーは、リディアとアルヴィンを連れてあの事件以来、シルヴァンフォードの地を訪ねる。しかし、先代の墓所の「鍵」を預かっているという老人はエドガーを後継者とは認めず、かれに鍵を渡さない。老人に認めてもらうためにエドガーとリディアはそれぞれ対策を講じるが……

幸せな物語の詰め合わせでした。最後の最後に、素敵な贈り物。

本の感想, 作者名 は行榛名しおり

カスティーリャの前王の死去により、母とともに兄王に修道院に幽閉されたベリータは数年後母とも引き離される。ある日、修道院に彼女を迎えに来た青年貴族に秘密裏に連れだされたベリータは、王位をめぐる争いの渦中に身を投じることとなる。

面白かったー。