本の感想, お気に入り, 作者名 は行春奈恵

リザが他国へ嫁がず国内で降嫁することが決まり、リザへの求婚合戦が始まり、まだ相手の決まっていない王太子リシャールの婚姻問題と合わせて年頃の貴公子や令嬢たちの最大の関心事になっていた。さらに、アニアの高齢の親族が引退を申し入れ、その称号を誰かに引き継がせたいという話も出ており、その対象として遠い親戚であるアニアやティムも上がっており、リザとリシャールに近いアニアとティムの周りが騒がしくなっていた。

大団円!

本の感想, 作者名 は行春奈恵

グリアンと海を挟んで国境を接するクシー伯爵領に、国交がほぼ断絶していた隣国グリアンの特使がリザを現王の六番目の王妃として迎えたいという申し入れとともにやってきた。ちょうど領地にいたアニアは、特使らとともに王宮に急ぎ向かうこととなるが、グリアンの言葉を話すことができる人材が十分いない王宮で、アニアはジョルジュとともに特使を接待する役割を担うことになる。

たしかに姫がロマンスを企ててた……企て方が想定外の方向だったんだけど面白かった!

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前回の事件の顛末から、国で初の女性伯爵となったアニアは、借金だらけの伯爵家の立て直しにいそしみつつ、王女リザ付きの女官もこなすという忙しい毎日を過ごしていた。舞踏会で王太子リシャールとダンスを踊ったことにより、王太子のお気に入りと目され、リシャールとお近づきになりたい面々からの求婚されたり、嫉妬する令嬢たちに嫌がらせをされたりというアニアの前に、リシャールの双子の弟で公爵家に養子に出されて留学していたジョルジュが現れる。

ほんのりロマンス感が出てきた。

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享楽的での暢気な父母兄から距離を置くために、従兄の紹介で王女付きの女官として働き始めることになったアニアの最初の仕事は、書庫に閉じこもっている王女リザを引きずり出し、近日中に王宮で行われるリザと婚約者の顔合わせのための舞踏会の準備を始めることだった。趣味で書き溜めていた物語をエサにリザを書庫から出し、リザに気に入られたアリアはリザの友人として仕えることになった。

ロマンス<<(越えられない壁)<<女の子のバディもの、な雰囲気(現状)で楽しかった~