レイデ夫妻のなれそめ 王宮に咲く君の花 / 山咲黒

作者名 や~わ行・他山咲黒

リナレーアとの蜜月を邪魔されたくないザイラスは国王からの王宮への夫婦に対する招待を無視し続けていたが、王宮で魔物関係の騒ぎが起きていることを知ったリィナの説得でザイラスはリナレーアとともに王宮に出向く。

次男がポイント高いわ(笑)。

シリーズ二冊目。相変わらずの夫婦の熱々っぷりを堪能しつつ、闇に蠢く魔物開放団の陰謀に巻き込まれるリナレーアの冒険にハラハラし、リナレーアを溺愛するその兄姉の行き過ぎた愛に苦笑いをするお話。王宮住みのお兄ちゃん(次男)の万能ぶりが際立っているような気がします。

暗躍する魔物開放団については特に今巻で決着が着いたわけでもなく、どちらかと言うと先手を取られている形になっているので以下待て次巻なんですが、前巻から感じていたリナレーアのずれたところに感じるコレジャナイ感が拭い切れないんですよね。設定、登場人物その他は面白いんで個人的な問題とは思いますが。
リナレーア姉と王様などの「なにがどうしてこうなった」というところも面白そうではあるんですが、続きはちょっと様子見かな。

レイデ夫妻のなれそめ 王宮に咲く君の花
山咲黒/アオイ冬子
ビーズログ文庫(2015.10)
amazon/honto/BOOKWALKER