本の感想, 作者名 あ行藍川竜樹

竜女選考のための実地試験のため、蒼翔や蝶麗らと別れ蓮に向かった蓉華は、そこで魍魎の王の討伐という課題を課される。一方、蒼翔は皇后の手引でお忍びで蓮に滞在中という皇帝との面談の機会を得るが、皇帝は蒼翔を見るなり蒼翔を反逆者として始末するように命を下す。

女の子が(物理的に)強い話は楽しい。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行彩本和希

水の都ウェルベナの総督の娘として勤めを果たしていたアルディアだが、総督である父が急死、そして父が存命中国王に対する裏切り行為を働いていたとしてアルディア自身も使用人に身を落とすことになる。新しい総督の令嬢で友人のサルヴァの侍女をしながら、父の潔白の証拠を探すアルディアに、4年前に出会った青年クロムが彼女を助けると申し出てくるが……

ちょこっと陰謀もの+ちょこっと不思議な少女小説、大層好みでございました。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行彩本和希

名家の姫ながら圧倒的な剣の使い手である葵は「外来種」と呼ばれる毒を撒き散らす植物の駆除を専門に行う桜花衆の頭領に任ぜられる。鬼副長と呼ばれる和狼にあきれられながらも頭領業に精を出す葵は、新種の「外来種」を生み出す謎の異人僧・幽玄と対峙することになる。

ラブでコメながらもシリアスなよい少女小説でした!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

年齢一桁の少女しか愛せない伯爵家の跡継ぎウィラードは、親のプレッシャーから逃れるために騎士学校に通う14歳のアイリーチェに偽装恋人の仕事を依頼する。天涯孤独の身で休日は仕事に明け暮れるアイリーチェは二つ返事でこの仕事を引き受けることになるが、想像以上に誠実な「恋人」であるウィラードにいつの間にか惹かれていき……

ウィラードさん、想像以上にHENTAIさんだった。

作者名 あ行小田菜摘

なりゆきで東宮妃(候補)となった塔子は、東宮妃への道を回避し熊野に戻ることを画策していたが有効な手立てを講じられずにいた。そんな折に、東宮の義理の母である縋子のお召を受けて面会した塔子は、思いの外縋子に気に入られてしまう。東宮の帰京が刻一刻と近付く中、縋子の命令でなし崩しに東宮の殿舎に移ることになった塔子に、いけ好かない左近衛大将が思わぬ提案をしてくる。

縋子さまが良いポジションだった。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

神が一時休む地・徒野の巫女の雪荷は、最高神・伊宇夜に見初められ、伊宇夜神の巫女として神殿に向かうことになる。しかし、神殿に向かう道中に襲われ、隠れ里の神への生贄として売られてしまう雪荷は絶体絶命のところを炬と名乗る若神に救われる。成り行き上、炬は隠れ里の新たな土地神となり、雪荷は里の巫女として里を豊かにすることを決意する。

古事記をベースにした神と人の恋物語、面白かったです。

本の感想, 作者名 あ行小椋春歌

片田舎でひっそり暮らすライラは、長老から預かった不思議なランプから聞こえる声を聞き、ランプに封じられたという魔神ルーダイナの要望でバスラムの都にランプを連れて行くことになる。しかしその翌日、そのランプを探してやってきたシャルカーン王子とその従者ザインの懇願により、魔術の力を見込まれたライラは悪神にさらわれたというジャスミンを助ける旅に加わることになる。

すがすがしいまでに腹黒かった。

本の感想, 作者名 あ行葵木あんね

父王を皇帝選挙に勝たせるため、選定王のひとりであるロディオンに嫁ぐことになったリュシュリーゼはその美貌をフル活用してロディオンを骨抜きにしようとするが、平和王と称されるほど脳天気な王様にその手は全く通用しなかった。選挙が近付く中、なかなかこれといった決め手がなく焦るリュシュリーゼだが、隣国が攻め入ってきたという報が入る。

陰謀モノでラブ甘。

本の感想, 作者名 あ行伊藤たつき

帝の命で「里桜」として尚侍として宮廷に出仕することになった「白桜」は、なんとかして早々に役目を辞退しようとするが帝がなかなか許してくれない。そうこうしているうちに、帝の側室たちから「正妃」候補

これまた大変なところで第一部が終わってしまった。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

魔法の鷹ノアが守護する<夢の平原>で花婿を待つ最後の乙女になったカタリアは、ひとり彼女を迎えに来てくれる青年を待っていた。そんなある日、平原にエルダーと名乗る無愛想な青年が迷い込む。すんなりと平原とカタリアの立ち位置を理解したエルダーだが、彼はカタリアを平原から連れ出すつもりはなく、ひとりで現実世界に帰ってしまう。これ以上待ってられないと平原から旅立つことを決めたカタリアは、自分の手で幸せになることを決意する。

これもまたよい少女小説でした!