本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

年齢一桁の少女しか愛せない伯爵家の跡継ぎウィラードは、親のプレッシャーから逃れるために騎士学校に通う14歳のアイリーチェに偽装恋人の仕事を依頼する。天涯孤独の身で休日は仕事に明け暮れるアイリーチェは二つ返事でこの仕事を引き受けることになるが、想像以上に誠実な「恋人」であるウィラードにいつの間にか惹かれていき……

ウィラードさん、想像以上にHENTAIさんだった。

作者名 あ行小田菜摘

なりゆきで東宮妃(候補)となった塔子は、東宮妃への道を回避し熊野に戻ることを画策していたが有効な手立てを講じられずにいた。そんな折に、東宮の義理の母である縋子のお召を受けて面会した塔子は、思いの外縋子に気に入られてしまう。東宮の帰京が刻一刻と近付く中、縋子の命令でなし崩しに東宮の殿舎に移ることになった塔子に、いけ好かない左近衛大将が思わぬ提案をしてくる。

縋子さまが良いポジションだった。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

神が一時休む地・徒野の巫女の雪荷は、最高神・伊宇夜に見初められ、伊宇夜神の巫女として神殿に向かうことになる。しかし、神殿に向かう道中に襲われ、隠れ里の神への生贄として売られてしまう雪荷は絶体絶命のところを炬と名乗る若神に救われる。成り行き上、炬は隠れ里の新たな土地神となり、雪荷は里の巫女として里を豊かにすることを決意する。

古事記をベースにした神と人の恋物語、面白かったです。

本の感想, 作者名 あ行小椋春歌

片田舎でひっそり暮らすライラは、長老から預かった不思議なランプから聞こえる声を聞き、ランプに封じられたという魔神ルーダイナの要望でバスラムの都にランプを連れて行くことになる。しかしその翌日、そのランプを探してやってきたシャルカーン王子とその従者ザインの懇願により、魔術の力を見込まれたライラは悪神にさらわれたというジャスミンを助ける旅に加わることになる。

すがすがしいまでに腹黒かった。

本の感想, 作者名 あ行葵木あんね

父王を皇帝選挙に勝たせるため、選定王のひとりであるロディオンに嫁ぐことになったリュシュリーゼはその美貌をフル活用してロディオンを骨抜きにしようとするが、平和王と称されるほど脳天気な王様にその手は全く通用しなかった。選挙が近付く中、なかなかこれといった決め手がなく焦るリュシュリーゼだが、隣国が攻め入ってきたという報が入る。

陰謀モノでラブ甘。

本の感想, 作者名 あ行伊藤たつき

帝の命で「里桜」として尚侍として宮廷に出仕することになった「白桜」は、なんとかして早々に役目を辞退しようとするが帝がなかなか許してくれない。そうこうしているうちに、帝の側室たちから「正妃」候補

これまた大変なところで第一部が終わってしまった。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

魔法の鷹ノアが守護する<夢の平原>で花婿を待つ最後の乙女になったカタリアは、ひとり彼女を迎えに来てくれる青年を待っていた。そんなある日、平原にエルダーと名乗る無愛想な青年が迷い込む。すんなりと平原とカタリアの立ち位置を理解したエルダーだが、彼はカタリアを平原から連れ出すつもりはなく、ひとりで現実世界に帰ってしまう。これ以上待ってられないと平原から旅立つことを決めたカタリアは、自分の手で幸せになることを決意する。

これもまたよい少女小説でした!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

「夫」探しに本腰を入れはじめたレティは、手始めにナパニア王国の第六王子ソレスとのお見合いを計画する。ソレスとの劇的な出会いを演出するためにナパニアの商船に乗り込んだレティは、乗船した船が軍船と衝突するというトラブルに巻き込まれる。

ノーザルツ公の存在感ったら。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

裕福な上流階級の令嬢メリッサは、休暇で滞在した伯父の屋敷で見物したサーカスに魅了され、そこでサーカス団員で綱渡りの青年リンドウと、その相棒で人語を解するライオン・ギデオンに出会う。ふたりに会うために毎年伯父の屋敷を訪れていたメリッサは、やがてリンドウとギデオンの秘密を知るが、メリッサの幸せを願うリンドウは……

よいラブストーリーでした。

本の感想, 作者名 あ行青木祐子

とある事情から「恵まれた」最初の勤め先を辞めて絶賛求職中の元メイド・マイアは、進退窮まり「特殊業務ありの助手業務」という怪しい求人広告に応募する。型破りな面接に合格し、「探偵事務所」を営むレヴィンの助手として仕事をはじめる。マイアの最初の仕事はとある人物になりすますという奇妙なもので……

レヴィンのつかみ所がないところが結構楽しい。