本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

麗鋒国の第一公主・花梨は、自分の縁談が進んでいるという話をききつけいつも通り城下に「家出」を決行する。そこで出会ったのは、道士に術をかけられて昼間は女となってしまう(夜は男に戻る)道楽貴族の楽耀とその従者。楽耀たちを世話しながら隠れ家を点々とする花梨は、楽耀には複雑な事情があると花梨を迎えに来た弟で皇太子の天遊にその妄想を披露するが、母と同じくその妄想は限りなく正解に近かった。

面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

神の末裔の一族が住むと崇められる島で生まれ育ったセレナは、選考会(最後はくじびき)で「鉄皇帝」と呼ばれる皇帝ハロルドに嫁ぐことになる。島の長老からは「皇帝に女と認識されるまで黙っておくように」と言われたセレナだが、到着早々出迎えたハロルドを皇帝とは知らずいつも通りの調子で接してしまい、「神秘の一族からやってきた花嫁」を取り繕うことに失敗する。

ひ、ひたすら甘かった……(動悸息切れ)。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行永瀬さらさ

「預言」がすべてを支配する大国ノルン王国では、代々「針姫」が「針王」と針姫の護衛役でもある赤と黒の「針騎士」を選び、針王と針騎士は年に一度くだされる預言を成就させ、国の繁栄を支えていた。当代の針姫ジゼラはとある理由から父である現針王に冷遇されており、人前に出るのは年に一度の預言がくだされる夜だけであった。

戦記モノの少女小説はとても好みです……(好き)。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

レティに才能を見出され、前向きに生きようと決意した没落貴族のメルディは、5年前のレティの婚約者の死亡事件の真相を探ることになる。一方、ソルヴェールの春を告げるミモザ祭の準備に忙殺されるレティと彼女の騎士たちだが、その祭の主役の貴族の令嬢の元に脅迫状が届き、そして更にメルティが何者かに狙われ瀕死の重症を負ってしまう。

手堅いチームになってきてるなぁとわくわくしながら読んでました。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行乙川れい

元画家志望のアルマは第三王妃に女官として仕えるが、画家を諦める最後の作品を描くため、モデルを求めて幽霊が出るという翡翠の宮の忍び込む。そこで出会ったのは、普段は部屋に引きこもり夜な夜な出没するという第一王子ハンイリヒ。彼を幽霊と思い込み、理想のモデルに出会えたと信じるアルマはハインリヒをモデルに絵を描きたいと毎夜ハインリヒのもとに向かうことになる。

絵画バカの侍女とのらりくらい王子様のラブコメ、面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

誰よりも男前なケリー家の伯爵令嬢リリアの侍女で遠縁の娘でもあるティナは、成人の儀式の事故でリリアが昏睡状態に陥るのと同時にティナ自身があやまって高位の「守護獣」と契約をしてしまう。ケリー家の存続のため、リリアになりすまして成人の儀式の完了の報告のために王都の公爵との会見に望んだティナだが、ティナが契約した守護獣の貴重さから公爵家の跡取りになるように迫られてしまう。

女性陣がたくましくて楽しいです。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

尼寺でひっそりと暮らす二番目の姉が「踊る茸の精」を見たという話をうっかり宣能に聞かれてしまった宗孝は、宣能とともに件の尼寺に向かうことになる。茸の精の

振り回す宣能さまと振り回される宗孝が相変わらず楽しかったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

家柄よし容姿よし性格よしと全部揃っているのに怪異を愛するという欠点を有する左近衛中将・宣能に妙に気に入られているごく平凡な中流貴族・宗孝は、宣能の屋敷を訪れた際に今をときめく4人の中将たちと蹴鞠を楽しむという難易度の高い試練に挑むことになってしまう。

おもしろかった!「額に肉」をいつまで引きずるんだと……(笑)

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行岡篠名桜

千代太郎の祖父から花歩に峯岸家に嫁ぐことを提案された花歩は、その後千代太郎から武家の女は似合わないという一刀両断にされてしまったことも重なり、町案内中にミスをして怪我を負ってしまう。旅籠を継ぐか、峯岸家に嫁ぐかの選択を迫られる中、花歩の元に

この千代ちゃんがひどい(褒めてる)。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行瀬川貴次

十二人の姉を持つ、ごく普通の中流貴族の宗孝はなぜか友人たちと肝試しをすることになってしまい。肝試しの現場でひとり取り残されそこで名門貴族の御曹司・宣能と出会う。宣能に妙に気に入られた宗孝だが、宣能
は「家柄よし器量よし性格よし」の優良株なのに「怪異を好む」という欠点を持っていた。

牛車は爆発しない(笑)