本の感想, お気に入り, 作者名 ま行本宮ことは

繊維産業で成り立つ白国では、蚕から糸を紡ぐための「紡ぎ女」を農村から集め、製糸場を成り立たせていた。製糸場での労働は過酷だが、技能によっては一攫千金も夢ではない。家族を養うためにと製糸場へ働きに出ていた水華は、ある日製糸場を訪れた「高貴なる人」の目に止まってしまい、人生が変わる。

頑張る女の子の中華風ファンタジー、面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

ウルク帝国の依頼で宝石をめぐる争いの調停に向かった兄王子フリートヘルムがウルクの砂漠で行方不明になってしまう。国を二分する内乱にも発展しかねない状況に陥りかねず、レティはデューク、アストリッド、クレイグのみを連れてフリートヘルムの捜索に向かう。ところが道中レティの一行も砂嵐にあってしまい、レティは騎士たちとはぐれてしまう。

フリートヘルムの生命力が高くて(笑)。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行富樫聖夜

幼いころ幼女好きな魔法使いに成長を止められて以来10歳の姿から成長できずにいたリーフィアだが、魔法が一部解けたものの不完全な状態のため、引き続き10歳の「フィラン」として王宮で王女の侍女をしながら完全に魔法を解く手がかりを探していた。そんな中、隣国のエルフィン王女とシャルルル王子の姉弟が王宮に滞在することになる。エーヴェルトに執着するエルフィン王女から逃げまわるエーヴェルトを助けるために、リーフィアは本来の姿で舞踏会に出ることになり……

あー、王子さまやちゃった(笑)。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

靴の力で治める街が幽霊街になってしまったという女侯爵がガラスドームを訪れ、アランに助けを求めてきた。アランはエデルとともに件の街シエルナを訪れることになるが、侯爵が街の中に入ることのできる数少ない存在だと紹介された男は、魔術の世界と決別するために姿を消したセスにそっくりな人物だった。

相変わらずアランさんがひどい(褒め言葉)。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

落馬事故にあった拍子に事故に巻き込まれた台所番のグレーテルの体に乗り移ってしまった王女フレデリカは、なんとか1時間だけ自分の体に戻ることができるようになった。1時間しかフレデリカにしか戻れない中、王女をお披露目することになり、フレデリカはイザークとユリウスの力を借りてなんとかお披露目をこなそうとするが、フレデリカに取り立てられた「グレーテル」をミュラー公爵が疑い始める。

ミュラー公爵のポテンシャルが想像以上に高かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他山咲黒

完璧な夫婦と名高いザイラスとリナレーアの夫妻だが、リナレーアはとある副業を夫に隠れて行っていた。ある日、その副業の関係で街に出たリナレーアはならず者に絡まれてしまうが、彼女を助けたのは普段の紳士的な姿からは想像もつかない粗野な言動のザイラスだった、

新婚さんのイチャイチャ物語かと思ったら、一味違った。

本の感想, お気に入り, 作者名 は行本堂まいな

家事をさせると人死を出しかねない腕を持つ大学生の狭霧は、お菓子作りだけはプロ顔負けの腕を持っていた。ある日休日に作りすぎたクッキーを空手サークルの部室においておいたところ、サークルの王子さまでフランスからの留学生ミシェルがそのクッキーのつくり手に会いたいと騒ぎ出す。サークルで唯一の女性なのに女扱いされていない狭霧が今更その作成者であることを言えないでいる中で、水原と名乗る学生が正体をバラされなければスイーツをよこせと脅迫してきた。

おーもしろかった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小椋春歌

魔物を倒すための力を持つ精霊術士を目指し学園に在籍するエリルだが、通常の精霊術師なら誰でもできる、精霊術士二人で力を合わせて更に強力な術を生み出す「連祷」が誰ともできない落ちこぼれになっていた。そんなエリルの前に、強力な力を持った新入生リトが現れる。とある事件がきっかけでリトと連祷ができたエリルだが……

ヒーローが「年下生真面目ワンコ」と思わせておいて「年下暴走駄犬」だった(褒めてる)。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行九月文

大納言の姫・透子は更衣である叔母の女房として宮中に仕えているが、叔母が帝に寵愛されており、他の妃の女房から嫌がらせを受けるも勝ち気な性格からやられたらやり返す勢いで乗り切っていた。そんな彼女が苦手とするのは、透子への態度が冷たい今上帝の二の宮・朱雀院の宮。ある事件が起こり朱雀院の宮の調査に透子が手を貸すと言っても朱雀院の宮は渋るが……

宮様のちょっと年上の大人な対応がよいものかもしれない……

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行深山くのえ

皇女として生まれるものの幼いころ何者かにさらわれ、小舟に捨てられたところを老夫婦に助けられた純子はその出自を知らずに育っていたが、老夫婦が亡くなったことをきっかけに身元が判明し、都に戻ることになる。宮中にもどり姫君教育をうけることになった純子だが、庶民として育った純子にとって宮中の暮らしは窮屈なものだった。そんな純子に書を教えるために、兵部卿宮が純子の元を訪れることになる。

じわじわと見せかけて展開早くて面白かった。にやにや。