本の感想, お気に入り, 作者名 ま行宮野美嘉

男爵家の次女アシュリーは絶世の美女と名高い姉が突如結婚してしまったことに伴い、祖父の旧友の孫である伯爵家の当主かつ貿易商を営んでいるロイに嫁ぐことになる。嫁ぐにあたり理想の夫婦になろうと決意するアシュリーだが、ロイはお互いに干渉しない当世風の夫婦となることを提案する。さらに伯爵家ではロイの子ども5人に出迎えられ……

どんな「不実」な旦那さんかと思えば、不器用な旦那さんでした。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行和泉統子

お家断絶寸前のローズベリー伯爵家の前伯爵の孫として執事のアンに見出されたアッシュは、伯爵家の新しい当主として迎え入れられるが、伯爵家には多額の借金が残されており、債権者で隣人のケント公爵夫人から3ヶ月以内の完済を迫られてしまう。借金完済のために前伯爵がすべてをなげうって没頭していたという「青薔薇」の手がかりをさがすアッシュたちだが……。

天然は最強、の執事さんと口は悪いがお人好しな伯爵さんのドタバタコメディ(に見せかけてシリアス)物語。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行さき

乙女ゲームの悪役令嬢として転生したメアリは、前向きな没落を目指していたものの最後はヒロインの親友というポジションを得てしまった。ゲームとは違う展開になることを理解したメアリは、野望(店を出す)のために隣国の大学に単身留学することにする。するとそこはゲームの続編の世界だった。

アディよかったねぇぇぇ!という完結編でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行深山くのえ

子爵家の令嬢紗子は、失踪した父の多額の借金を返済するためのお金を工面するため向かった質屋で、帝大の医学生伊織に出会う。この出会いをきっかけに、子爵家で「下宿屋」を始めることにした紗子は、伊織に徐々に惹かれていき……

子爵令嬢と(ぱっとみ)書生さん(に偽装している)医大生の恋物語!大正ロマン!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

商家からの成り上がりで貴族になったフィッシャー家のリリーは、父と兄の命令で気の進まない社交界での社交をこなす中で、初めて貴族の友人ができる。その友人のたってのお願いで、彼女の幼なじみの「異変」の様子を見てくることになったリリーは、行儀見習いとして王宮に上がる。そして、調査対象が「オネエ化」してしまっているという衝撃の事実を知ったリリーは……

男前ヒロインと腹黒ヒーローで面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

落馬事故により、事故に巻き込まれた下働きの少女グレーテルの体に魂が乗り移ってしまった王女フレデリカは、グレーテルの幼なじみで地獄の門番」と恐れられる騎士イザークの力を借り、自分の体に戻るための方法を捜すが……

大層面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

リーフェス公爵の孫娘ラティカは鍛錬に勤しむ毎日を送り、将来の夢は戦士の一族であるニーダの戦士と公言していた。そんな娘に頭を痛めた父親の友人の紹介で、ラティカは弟と王位を争う第一王子レオニスの護衛を務めることになる。レオニスが無事王位に着くことができればニーダの戦士に、そうでなければおとなしく公爵令嬢として結婚という条件を飲んだラティカはレオニスに発破をかけるが、レオニスの1日の主な居場所はベッドの上という大層な怠け者だった。

ヒロインが武士(笑)、面白かったー。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

麗鋒国の第一公主・花梨は、自分の縁談が進んでいるという話をききつけいつも通り城下に「家出」を決行する。そこで出会ったのは、道士に術をかけられて昼間は女となってしまう(夜は男に戻る)道楽貴族の楽耀とその従者。楽耀たちを世話しながら隠れ家を点々とする花梨は、楽耀には複雑な事情があると花梨を迎えに来た弟で皇太子の天遊にその妄想を披露するが、母と同じくその妄想は限りなく正解に近かった。

面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

神の末裔の一族が住むと崇められる島で生まれ育ったセレナは、選考会(最後はくじびき)で「鉄皇帝」と呼ばれる皇帝ハロルドに嫁ぐことになる。島の長老からは「皇帝に女と認識されるまで黙っておくように」と言われたセレナだが、到着早々出迎えたハロルドを皇帝とは知らずいつも通りの調子で接してしまい、「神秘の一族からやってきた花嫁」を取り繕うことに失敗する。

ひ、ひたすら甘かった……(動悸息切れ)。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行永瀬さらさ

「預言」がすべてを支配する大国ノルン王国では、代々「針姫」が「針王」と針姫の護衛役でもある赤と黒の「針騎士」を選び、針王と針騎士は年に一度くだされる預言を成就させ、国の繁栄を支えていた。当代の針姫ジゼラはとある理由から父である現針王に冷遇されており、人前に出るのは年に一度の預言がくだされる夜だけであった。

戦記モノの少女小説はとても好みです……(好き)。