本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

なかなか終わらない雨の季節、諾子は山吹の花の横で泣き続ける子どものあやかしの姿に頭を抱えていた。意を決してあやかしに話を聞いてみると、水無瀬に帰りたいのだという。姫君の諾子が一人で気軽に行ける場所でもなく、最近懇意にしている則光に相談してみる諾子だっが、則光の何気ない一言に物別れに終わってしまい、ついに実力行使に出てしまう。

本の感想, 作者名 あ行雨川恵

伯爵家の女当主になるべくお嬢様修業を続ける下町育ちのアネットは、顧問弁護士のユージンが設定した王宮での接見会に出席することになる。そしてある日公園で出会ったブランシュと名乗る女性を(とある目的から)屋敷に迎え入れたアネットは、ブランシュと意気投合するのだが……

本の感想, 作者名 あ行和泉朱希

妖精使いをめざしてシェンドール聖術学院を3年での卒業を目標とするユナは、実技がうまくいかないため単位を取れないという恐怖と背中合わせの毎日を送っていた。チームを組んでの実習で絵の中にいるという闇の妖精を退治することになったユナだが、本番でもやはりうまく妖精を呼び出せなくて……

本の感想, 作者名 や~わ行・他柚木空

<癒し姫>ユリウスの元に3名の婚約者候補がやってきた。その特殊な生い立ちの秘密より結婚などできるはずもないユリウスだが、政治が絡むため候補者たちを無下に扱うことができない。その上護衛役のアレクシオの義妹(予定)フォルテシアがアレクシオとユリウスの仲を誤解し、婚約者候補の妨害工作を行う。ミナワはフォルテシアに振り回され、候補者達に関わるハメになる。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

過去を見る力を持つ虚弱体質の尚書官ヤエトは、北嶺に左遷されたことをいいことに念願の「隠居」生活を夢見る。しかしヤエトのささやかな野望は、帝国に従属して日が浅い北嶺の面々との毎日のやりとりに奔走させられ遠ざかっていくばかり。その上、皇女が北嶺に太守として着任し、その皇女に更に振り回される日々を送る。

本の感想, 作者名 あ行あまね翠

とても仲の良い一卵性双生児のちはやとちなつの前に、「ちなつ」に叔母の嫁ぎ先であるイタリアの大富豪の息子アンジェロが一目惚れしたという大事件が勃発する。ちはやはちなつになりすましてアンジェロにお断りしにいくためイタリアに向かうが、ちはやを迎えに来たのはアンジェロの弟レンツオ。「ちはや」に対して非常に非友好的なレンツオは兄の一目惚れの恋を何とか阻止したいとちなつと同じ目的を持っていた。

本の感想, 作者名 た行谷瑞恵

フィル・チリースのによって負った傷を癒すためエドガーと離れて三年間、マッキール家の元で療養する事が必要なリディア。しかし、そんな傷でもたちどころに治してしまう薬が「あるじ」の泉水にあるという情報を得たエドガーはレイヴンとともに「島々のあるじ」の眠るという島を目指す。

本の感想, 作者名 た行竹岡葉月

キーチ・トウゴウは窃盗の現行犯で逮捕され、保護観察処分を下される。彼に提示された更正プログラムは港街サスノックの「善き隣人にまつわる相談センター」での助手を務めること。半ばやけでサスノックに向かったキーチは、個性溢れる相談センターの面々に振り回されながらもだんだんと街に馴染んでいく。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

アドリアンの力になるため、バルカルセ公爵の招きに応じエストラーダに行くことを決意したクラウディア。滞在中にチェスで公爵に勝ち公爵の助力を得るか、さもなくば死かという条件を提示されたクラウディアは公爵の申し出を受け、毎晩命がけのチェスに臨むことになる。

本の感想, 作者名 あ行荻原規子

山伏の修験場の紀伊山中にある神社の一人娘として、祖父と二人で平凡に目立たず地味に中学生活を送っていた鈴原泉水子は、中学三年生になり唐突に別居中の父より東京の高校への進学を勧められる。地元の高校に行く決意を崩さない泉水子だが、そんな彼女の前に泉水子の父の友人で彼女の後見人でもある相楽が泉水子を説得しににやってくる。しかも相楽は泉水子と同い年の自分の息子・深行を泉水子の下僕だと言い放つ。両親や相楽の謎の行動は泉水子の知らない彼女の隠された秘密にあるらしいのだが……