本の感想, 作者名 あ行宇津田晴

庶民育ちの王女ローズは、「働いていないと生きていけない」という勤労魂を満足させるべく、宗主国アクア王国で社交界デビューを飾ることになる。国のために人脈を築き、良い結婚相手を探すことを目的にアクア王国に乗り込んだローズは、そこで幼いころ共に過ごした幼馴染アンディと再会する。

宇津田さんはやっぱり鉄板だなぁ……

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行乙川れい

猜疑心をこじらせた王様の契約王妃生活もあとすこしというところで、周囲から延長(むしろ期間の定めのない関係)を求められるエステラ。期間満了後は修道女になることをあらためて強くするエステラだが、ある夜怪しい集団にさらわれてしまう。連れて行かれた先では、エステラが修道院に預けられ、また契約王妃として王宮に上がったことにも関係する背景が明かされて……

相変わらずのこじらせぶりが面白かったです。

本の感想, 作者名 か行木村千世

兄の誘拐事件の首謀者である緋鷹が朧月の前に現れ、朧月にこれ以上事件に関与しないよう脅される。一方、蒼刻は反乱を鎮圧するために奔走するが、向かった先で苦境に立たされる。

おおおお、盛り上がってきた!と思ったら本編が短かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行嬉野君

育ての祖父が急逝し、異母兄・三ツ野冬基に引き取られ、冬基と三ツ野家の養子カイと暮らし始めた桃。今まで存在も知らなかった兄たちと徐々に絆を深めていく桃だが、桃が通う女子校で怪異の噂が流れ始める。(花と博士と吸血鬼)

桃ちゃん、末恐ろしいなぁ。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行新海誠

山間の田舎町に住む高校生の三葉と東京に暮らす瀧は、それぞれがそれぞれに入れ替わって一日を過ごすという不思議な体験を繰り返す。ある日を境に、二人の入れ替わりが途切れてしまい、焦燥感に駆られた瀧は、記憶をたぐり三葉の住む町を目指すが……

いいもの読んだー

本の感想, 作者名 か行香月沙耶

ごくごく普通の人間リッカは、魔法の能力をもつ王女の付き人兼学友として、「魔物」としての能力を持つ者たちが人間の中で生活できる能力を身につけるために学ぶ学院に入学することになる。リッカたちの真の目的は、実母である元王妃に「さらわれ」てしまった王子を見つけ出す、ということ。しかし、元王妃に姿をかえられているらしく、王子はなかなか見つからなくて……

普通の人が異能の中に放り込まれたらそりゃ困るよね、というお話でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行富樫聖夜

リーフィアをつけねらう魔法使いアーネルの過去を知ったリーフィアとエーヴェルト。当時の背景を探るべく、リーフィアの祖父の屋敷に残された手がかりを探すことになる。また、同時期に開かれる予定の王妃主催のバザーの準備に奔走するリーフィア達だが、城内にアーネルが侵入しバザーの当日に最後の攻勢をかけてくる。

きれいに大団円でよいものでした。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

大国崑国への貢物として後宮入りすることになった和国の姫宮理美は、後宮の片隅で女官として遇せられていた。後宮での栄達を望むことなく、平穏に暮らす予定の理美だったが、故国からの貢物が原因で皇帝への不敬罪で死罪に処せられそうになり、皇帝に美味しいと言わせる料理を提供することができれば罪を問われないという条件を引き出した。故国で神に捧げる料理番の役割を担っていた理美は、皇帝の教育係の力も借りてなんとか美味しい料理を作ろうとするが……

ヒロインもヒーローも超マイペースだった(新感覚)。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

無事クロウと離婚を成立させたフェルは孤児院に戻り、1年近くの時間が経過していた。身代わり花嫁の報酬として商路建設事業の仕事に関わることになったフェルは、事業に反対している南方諸国との会談のユナイア使節団に同行することになったフェルは、クルヴァッハの使節団を率いているクロウと再会する。

完全無欠の大団円でごちそうさまでした!

本の感想, お気に入り, 作者名 な行長月遥

重度の花粉症のため、花の溢れる大国から北方の小国ラハ・ラマドの第一王子イスカに嫁ぐことになったフローレンスは、イスカの婚約者としてイスカと着実に絆を深めていた。そんな中、異国に留学していたイスカの弟セクトが友人の正教会の聖職者を連れて帰国する。セクトの友人は建国の経緯から正教会に蔑まれているラハ・ラマドに対して偏見を持っていないというが、フローレンスはこの訪問に疑問を抱く。

面白かったー。私好みの宮廷陰謀少女小説でたいそう満足です。