本の感想, 作者名 か行木村千世

皇帝暗殺未遂を事前に食い止めた蒼刻と朧月の前に、朧月が昔世話になったというさすらいの道士が現れる。徐々に目覚めつつある朧月の「力」のことを教えるという道士に誘いを受け、彼が指定した場所に出向く朧月は……

話はたぶん進んでない。

本の感想, 作者名 か行九月文

シュリーク商会の令嬢マィヤは、商会を都で一番の店にしようと、普段はアティルと名乗り男装した上で見習いとして地道に営業活動を続けていた。ある日、買い付けに出ていた父が戻ったものの、皇宮に品物を納めにいったまま行方知れずとなってしまう。父を捜すために皇宮にアティルとして乗り込んだマィヤだが、皇宮に集められた「王子様」に一瞬で女と見破られる。

マィヤのお目付け役のサフィードの苦労がしのばれます。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行永瀬さらさ

「預言」がすべてを支配する大国ノルン王国では、代々「針姫」が「針王」と針姫の護衛役でもある赤と黒の「針騎士」を選び、針王と針騎士は年に一度くだされる預言を成就させ、国の繁栄を支えていた。当代の針姫ジゼラはとある理由から父である現針王に冷遇されており、人前に出るのは年に一度の預言がくだされる夜だけであった。

戦記モノの少女小説はとても好みです……(好き)。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

先日の事件で陰陽師不足に陥った陰陽師寮では、晴明の長男・吉平を陰陽師に昇格させるという話が浮上していた。陰陽師になるのなら吉昌と一緒にと主張する吉平は、後輩たちを特訓することで吉昌の心配事を取り除こうと吉昌、道冬、そして守方らとともに大往生院で再び修行を行う。一方、道冬が留守にする六条の河原院には野党が入り、香炉が盗まれてしまう。

吉平の弟愛が重すぎる。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

帝に即位する前の最後の息抜きにと縋子に付き添い東宮とともに伊勢詣、熊野詣に向かうことになった塔子。熊野で懐かしい面々と再会するものの、何者かが放った矢により塔子の叔父・貴哉が大怪我を負ってしまう。

初々しい塔子と東宮様のやりとりに頬がにやける。

本の感想, 作者名 あ行朝前みちる

センシブル侯爵家の令嬢フェイスは、かねてからの初恋の君でローウェン家の当主ライアン(父の親友)の後妻の座に収まることに成功するが、結婚式の当日にライアンが昏睡してしまう。ライアンの次男で幼なじみのエセルバードとともにその原因を探ることにするフェイスだが……

フェイスが型破りすぎて何が起きるか予測不能だった。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

完璧なシチュエーションを整えてエデルに求婚をしたものの断られたアランだが、妹からの叱咤激励とともに「天啓受けた」ため引き続きエデルにアプローチを続ける。一方のエデルは、レイと決着をつけるためにアランに頼み込んでレイの後援者であるクラウデッド家の仮装パーティーにアラン兄妹とともに参加する。

相変わらずアランがひどい(褒めてる)。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

レティに才能を見出され、前向きに生きようと決意した没落貴族のメルディは、5年前のレティの婚約者の死亡事件の真相を探ることになる。一方、ソルヴェールの春を告げるミモザ祭の準備に忙殺されるレティと彼女の騎士たちだが、その祭の主役の貴族の令嬢の元に脅迫状が届き、そして更にメルティが何者かに狙われ瀕死の重症を負ってしまう。

手堅いチームになってきてるなぁとわくわくしながら読んでました。

本の感想, 作者名 な行夏野ちより

カーヴェル海賊団の船団長の養女クレアは、船長試験のためにノストリー島に停泊中の船を襲うことになる。しかし、作戦実行中に英雄騎士アドルフと直接対峙してしまったクレアはあえなく拿捕され、島に滞在中の王女の前に連れて行かれてしまう。

楽しいコンビもの(曲解)だなー、というようなお話でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行乙川れい

元画家志望のアルマは第三王妃に女官として仕えるが、画家を諦める最後の作品を描くため、モデルを求めて幽霊が出るという翡翠の宮の忍び込む。そこで出会ったのは、普段は部屋に引きこもり夜な夜な出没するという第一王子ハンイリヒ。彼を幽霊と思い込み、理想のモデルに出会えたと信じるアルマはハインリヒをモデルに絵を描きたいと毎夜ハインリヒのもとに向かうことになる。

絵画バカの侍女とのらりくらい王子様のラブコメ、面白かったです。