満月の夜に天啓を受け、それを次の新月の日に伝えることで国の繁栄をもたらすという姫巫女・パルティア。そのパルティアの困った癖は不吉な予言の成就を体を張って止めようとすること。そんなパルティアの闊達さにパルティアの婚約者であり国の皇太子でもあるハルバートは頭を悩ませていた。
ある日、王宮に流れの吟遊詩人がやってくる。吟遊詩人と意気投合するハルバートであったが、パルティアはどうしてもその吟遊詩人のことが好きになれず……
ある日、王宮に流れの吟遊詩人がやってくる。吟遊詩人と意気投合するハルバートであったが、パルティアはどうしてもその吟遊詩人のことが好きになれず……