並の姫君よりも美しい女装の麗人・碓井貞道。彼が忘れな草を見て忍ぶ過去の思い出は、とある幼なじみの姫君との切ない恋物語であった。
封印のエスメラルダ / 山本瑤
リンデンの森で暮らす少女クラウディアは、とある理由からギーレン公国の公女であるという素性を隠し養い親と乳姉妹と4人で平穏に暮らしていた。そんなある日、森にある廃城で不思議な青年レオンハルトと出会う。逢瀬を重ねるうちにレオンハルトにほのかな恋心を抱くクラウディアであったが……
メグとセロンII 三三〇五年の夏休み(下) / 時雨沢恵一
謎の人物の正体をつきとめるため、地下室の探検に出かけたセロンとメグミカたちご一行。学園に隠された地下には一見何もないように見えたのだが、奥には驚きの空間が広がっていた。
9S 1~4巻 / 葉山透
狂気の天才科学者・峰島勇次郎が残した数々の「遺産」。その中でも特に厳重に「管理」されているのは峰島勇次郎の知識を受け継いぎ、そして驚異的な頭脳を持った一人娘の由宇だった。光も当たらない地下深くに隔離された由宇が地上に出られるのは、勇次郎の遺産に絡んだ事件を解決するときだけ。
一方、勇次郎の遺産と距離を置き、世界を裏から情報で牛耳る真目家。その真目家と少なからず関わりを持つ少年・坂上闘真は勇次郎の遺産の産物である「スフィアラボ」でバイト中事件に巻き込まれ、由宇と出会うことになる。
一方、勇次郎の遺産と距離を置き、世界を裏から情報で牛耳る真目家。その真目家と少なからず関わりを持つ少年・坂上闘真は勇次郎の遺産の産物である「スフィアラボ」でバイト中事件に巻き込まれ、由宇と出会うことになる。
黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで / 細音啓
赤・青・黄・緑・白。この五色から呼び出したいものと同じ色の触媒を介し、名前を賛美し詠うことでこちらの世界に呼び出す名詠式。名詠式を学ぶ専修学校に通うクルーエルはある日の休日、学校に転校してきた13歳の少年ネイトに出会う。まだ誰も聞いたことも試したこともないような「夜色名詠」を学んでいるというネイトに興味を抱いたクルーエルはネイトと仲良くなる。
天啓のパルティア 月の姫巫女が予言する / 真朱那奈
満月の夜に天啓を受け、それを次の新月の日に伝えることで国の繁栄をもたらすという姫巫女・パルティア。そのパルティアの困った癖は不吉な予言の成就を体を張って止めようとすること。そんなパルティアの闊達さにパルティアの婚約者であり国の皇太子でもあるハルバートは頭を悩ませていた。
ある日、王宮に流れの吟遊詩人がやってくる。吟遊詩人と意気投合するハルバートであったが、パルティアはどうしてもその吟遊詩人のことが好きになれず……
ある日、王宮に流れの吟遊詩人がやってくる。吟遊詩人と意気投合するハルバートであったが、パルティアはどうしてもその吟遊詩人のことが好きになれず……
<本の姫>は謳う2 / 多崎礼
故郷の母親が病で倒れたという話を聞き、7年ぶりに故郷に戻ったアンガスと<姫>。故郷の街の異様さに違和感を感じたアンガスは、母の病気にスペルが絡んでいることを突き止める。一方バニンストンでアンガスを待つセラはエイドリアンからアンガスの歩んだ過去を教えられる。
鞄と相談
宝塚-雪組 / 外伝ベルサイユのばら―ジェローデル編― & ミロワール
宝塚の目玉全国ツアー・ベルばら外伝三部作第一弾・雪組のジェローデル編を見て参りました。新しいことします!とか言ってた割にはごてごてのベルばらだったなぁという感想ですねぇ。
今回の感想は、感想は……、えー、なんというか、非常にコメントに困る作品でして……。ベルばら的に考えるとこれくらいでいいかというかむしろまあこんな感じかなぁと思うのですが、お芝居だけにフォーカスして考えると敗因は演出脚本か~(脱力)みたいな感想なんで、そこらへんOKな場合は続きをご覧くださいませ。
紅牙のルビーウルフ7 君に捧げる永遠の花 / 淡路帆希
意中の男性に胸元に飾る花を取ってもらえると両思いになれるという女性にとっての勝負のお祭り「花飴選びの日」。女官に押しつけられた花をもてあましたルビーウルフは人気のない図書館に逃げ込み、そこでこれまた女性陣からの猛アタックから逃げ出してきたジェイドのお手伝いをすることになるのだが……(「君に捧げる永遠の花」)