本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

過去を見る力を持つ虚弱体質の尚書官ヤエトは、北嶺に左遷されたことをいいことに念願の「隠居」生活を夢見る。しかしヤエトのささやかな野望は、帝国に従属して日が浅い北嶺の面々との毎日のやりとりに奔走させられ遠ざかっていくばかり。その上、皇女が北嶺に太守として着任し、その皇女に更に振り回される日々を送る。

本の感想, 作者名 あ行あまね翠

とても仲の良い一卵性双生児のちはやとちなつの前に、「ちなつ」に叔母の嫁ぎ先であるイタリアの大富豪の息子アンジェロが一目惚れしたという大事件が勃発する。ちはやはちなつになりすましてアンジェロにお断りしにいくためイタリアに向かうが、ちはやを迎えに来たのはアンジェロの弟レンツオ。「ちはや」に対して非常に非友好的なレンツオは兄の一目惚れの恋を何とか阻止したいとちなつと同じ目的を持っていた。

本の感想, 作者名 た行谷瑞恵

フィル・チリースのによって負った傷を癒すためエドガーと離れて三年間、マッキール家の元で療養する事が必要なリディア。しかし、そんな傷でもたちどころに治してしまう薬が「あるじ」の泉水にあるという情報を得たエドガーはレイヴンとともに「島々のあるじ」の眠るという島を目指す。

本の感想, 作者名 た行竹岡葉月

キーチ・トウゴウは窃盗の現行犯で逮捕され、保護観察処分を下される。彼に提示された更正プログラムは港街サスノックの「善き隣人にまつわる相談センター」での助手を務めること。半ばやけでサスノックに向かったキーチは、個性溢れる相談センターの面々に振り回されながらもだんだんと街に馴染んでいく。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

アドリアンの力になるため、バルカルセ公爵の招きに応じエストラーダに行くことを決意したクラウディア。滞在中にチェスで公爵に勝ち公爵の助力を得るか、さもなくば死かという条件を提示されたクラウディアは公爵の申し出を受け、毎晩命がけのチェスに臨むことになる。

本の感想, 作者名 あ行荻原規子

山伏の修験場の紀伊山中にある神社の一人娘として、祖父と二人で平凡に目立たず地味に中学生活を送っていた鈴原泉水子は、中学三年生になり唐突に別居中の父より東京の高校への進学を勧められる。地元の高校に行く決意を崩さない泉水子だが、そんな彼女の前に泉水子の父の友人で彼女の後見人でもある相楽が泉水子を説得しににやってくる。しかも相楽は泉水子と同い年の自分の息子・深行を泉水子の下僕だと言い放つ。両親や相楽の謎の行動は泉水子の知らない彼女の隠された秘密にあるらしいのだが……

本の感想, 作者名 な行西魚リツコ

ギルダン・レイがリヴォの軍人ケリードに身柄を拘束されていることを知ったセフルは、オラの生命魔術の学院を退学して彼に会うために一人旅立った。そして、ケリードと行動を共にするギルダン・レイはケリードの結成した”カルーガ”と呼ばれる偵察部隊の一員に加えられ、アミランテにおいて繰り広げられるオラとリヴォの全面戦争に否応なしに巻き込まれていく。

本の感想, 作者名 な行西魚リツコ

魔術大国オラの学都で生命魔術を学ぶこととなったセフルは、ヘン=ジャックの禁呪により謎の頭痛に悩む日々を送っていた。一方、皇太子を守りきれなかった事が理由で辺境の国境警備隊の司令に左遷されたギルダン・レイはとある陰謀に巻き込まれ、追われる身となる。
そして、学都で再会したセフルとギルダン・レイは罪人チョンベルの逃亡を幇助したという濡れ衣を着せられ、追う者と追われる者に別れて「塩の沼」での攻防を繰り広げることになる。

本の感想, 作者名 な行西魚リツコ

鍛冶職人の村の娘セフルは村の中で自分の居場所を見つけられず、息苦しい毎日を送っていた。しかし、水神フーレの化身に選ばれてしまったセフルは謎の病に苦しむ王太子メヒトルを救うために王城に向かうこととなる。メヒトルを救うには隣国の魔術大国オラに行く必要があり、セフルはメヒトル、そしてメヒトルを守る近衛騎士ギルダン・レイらとともにオラの大使が提供した疾風船に乗り込みオラに向かう。

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

翠蓮王の口車に乗せら、翠蓮王に変身して代わりに「お見合い」をすることになった桐緒。翠蓮王のお見合いには紗那王の斑娶りも関係しているらしいが、紗那王は桐緒に肝心なことを話さない。業を煮やした桐緒は松寿王の力を借りて紗那王達の故郷である雲上の狐の里に向かう。狐の里では松寿王派と紗那王派の微妙なバランスによる対立が表に裏に繰り広げられていて……