本の感想, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

とりあえず僻地に流刑にしておいた稜王が何者かにさらわれたという知らせを受けた天綸は、届いた脅迫状の意味不明な要求に頭を悩ませる。天綸からことの次第を聞き出した花蓮は、得意の妄想でさらわれた稜王はここ景遥にいるという結論を下す。

侍女殿と宰相様が……!

本の感想, 作者名 ま行瑞山いつき

無事「エヒトの審判」が終了し勇者側の勝利が確定したかに見えたが、「魔王」としての前世を持つフィンはまだ「魔王」の記憶に悩まされていた。とりあえず審判の顛末を報告するために王都に向かったフィン達は、現「勇者」のジョイスの夫が経営するケーキ店に落ち着くが、王都では「偽」魔王騒ぎが起こっていた。

伝説の賢者が不憫だ。

本の感想, 作者名 あ行青木祐子

とある事情から「恵まれた」最初の勤め先を辞めて絶賛求職中の元メイド・マイアは、進退窮まり「特殊業務ありの助手業務」という怪しい求人広告に応募する。型破りな面接に合格し、「探偵事務所」を営むレヴィンの助手として仕事をはじめる。マイアの最初の仕事はとある人物になりすますという奇妙なもので……

レヴィンのつかみ所がないところが結構楽しい。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

「勝手に動く」母親の遺品の靴の鑑定を頼もうと、曰く付きの靴を収集しているという「シンデレラ伯爵家」の元を訪れたエデルだが、伯爵家当主のアランはエデルの靴を封印すべきものだと主張する。アランに靴を預けることになったエデルは、祖父に仕込まれた腕を活かし、アランの経営する靴店で働くことで母の靴を確認するという交換条件を受け入れ働き始めるが、人見知りのエデルに接客という次の難関が待ち受ける。

おもしろかった!アランが新たなお兄ちゃんの境地を開いてくれた(それ本題じゃない)。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行朝戸麻央

魔王クリスの名により、人間界に存在する魔王ゆかりの「禁制品」の回収を行うことになった魔王の末娘マリーゼは、最初の仕事で退魔士ソロンと最悪の出会いをしてしまう。そして次の仕事場で偶然ソロンと再会したマリーゼは、計らずしもソロンと共闘することになる。

わー、これ好みだ!

本の感想, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

クロウに偽嫁であることがバレていたことに気付き混乱中のフェルはクロウに連れられ中央教会に向かう。そこでフェルに追い打ちをかけるように誓約を解除するとクロウが言いだし混乱に拍車がかかるフェルだが、当初の目的通りひとまずは教会でクロウの弟が残したと思われる手がかりを探すことになる。しかし、教会内では謎の増改築が絶え間なく行われており、不穏な空気が流れていた。

今回もご馳走様でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行霧島まるは

都の上層部に目をつけられ、地方都市に左遷されてきたウリセスは、父親がウリセスに助けられたというレーアと結婚することになる。結婚当日まで顔すら合わせなかった二人だが、不器用ながらも少しずつ夫婦になっていく二人に、レーアの兄弟とウリセスの兄妹が様々な騒動を引き起こす。

おもしろかったー!不器用なふたりにほっこりした。

本の感想, 作者名 あ行雨川恵

天黎と無事結婚した淑蓉だが、天黎は淑蓉を甘やかすばかりで役に立ちたいという淑蓉の想いをなかなか伝えられずにいた。そんな中、遠く離れた西の国から通商条約を結ぶために使節団がやってくる。使節団の大使は太子である士傑の后候補でもあるフィエリア王女で、何者かに命を狙われている王女を匿うためにも天黎の邸に王女を迎えることになる。

公主も後宮も関係ない後日談ですが、楽しかったです。

本の感想, 作者名 さ行白川紺子

先帝の娘であることを隠して叔父の家で召使同然にこき使われていた蛍は、食糧を取りに行った山中で偶然今帝の第二皇子・柊と出会う。これが縁で「やっかいな親族がいない貴族の娘」を探していた帝の意向で、宮中にて神に仕える朱華姫となることになった蛍は、皇帝から重要な秘密を明かされてしまう。

甘やかされてますね……(よい少女小説だ

本の感想, 作者名 か行香月沙耶

幼いころ聖王候補に命を救われたルシアは、研鑽を重ね晴れて聖王の守護者になったはいいものの、当の聖王は女のルシアを守護者とは認めず国に帰れとの一点張り。他の守護者のサポートもあり聖地にとどまり聖王に認められようと更に研鑽を重ねるルシアだが……

子犬系脳筋娘と、ひねくれ系悩める青年のずれたやりとりが、なんとも(好きです)。