本の感想, 作者名 た行富樫聖夜

前回の事件から一息つき、「お飾り」の王妃ロイスリーネはようやく城下の食堂での給仕のバイトを再開させた。しかし間を置かずして、とある事件の影響で大神殿から派遣された仮の神殿長ガイウスとガイウスが連れてきた聖女が王宮に新たな問題を巻き起こす。さらに、ロイスリーネが城下で保護した少女は神殿から追い出された聖女であるといい……

(表面上は)大きな事件前の一休みの事件でした。

本の感想, 作者名 た行富樫聖夜

暇な日中はリーネとして街の食堂で給仕係き、夜は呪いで身動きが取れない夫ジークハルトの代わりにうさぎのうーちゃんを抱えて寝る日々を送っているルベイラのお飾り王妃のロイスリーネだが、友好国ターレスの王子セイランがロイスリーネに婚約破棄を迫るためにやってくるという珍事件が発生する。すでにジークハルトと結婚している上に、そもそもセイランと婚約したこともないはずのロイスリーネだが、ロイスリーネと婚約していると言いはる支離滅裂なセイランへの対応にルベイラの面々は頭を悩ませる。

悪役令嬢モノのシリーズではなかったのに悪役令嬢モノのムーブメント(笑)。

本の感想, 作者名 た行富樫聖夜

小国ロウワンから大国ルベイラのジークハルト王に嫁いだロイスリーネだが、ジークハルトには他に想い人がいるらしく離宮に監禁状態となる。憂さ晴らしのためにたまたま見つけた抜け穴から城下に降り、たまたま助けてもらった街の食堂で、リーネとして給仕のバイトを始めたロイスリーネだが、偶然聞いてしまった「ロイスリーネ王妃」に関する陰謀の調査を「リーネ」として手伝うことになる。

もふもふのうさぎがかわいい。もふもふは正義。

本の感想, 作者名 た行富樫聖夜

かつての相棒の聖剣をこよなく愛する聖剣の勇者アシュアルドに、自分がその聖剣の生まれ変わりだとばれたルティアだが、アシュアルドは相変わらず折れた聖剣(剣)を溺愛し、そしてルティアを家族として大事にしていた。アシュアルドのそんな態度に複雑な乙女心を持て余すルティアはかつてのアシュアルドの仲間からアシュアルドに意識してもらうための策を伝授される。

変な勇者が増えた(笑)。

本の感想, 作者名 た行富樫聖夜

18年前に魔王が封印されるときに折れてしまった聖剣の生まれ変わりであるルティアは、冒険者ギルドに属しつつ、魔王とともに眠っている聖剣の勇者のもとに向かうために最後の戦いの地に向かうべくお金を溜めていたが、ギルドの長である養父からの許しを得ることができずにいいた。そんなある日、街に上級の冒険者アルドがやってくる。名前は違うが確かに自分の勇者アシュであることに気付いたルティアだが、昔のアシュとは全く違う落ち着きぶりに戸惑いを覚える。

「タイトルの状態に至るまで」のお話でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行富樫聖夜

リーフィアをつけねらう魔法使いアーネルの過去を知ったリーフィアとエーヴェルト。当時の背景を探るべく、リーフィアの祖父の屋敷に残された手がかりを探すことになる。また、同時期に開かれる予定の王妃主催のバザーの準備に奔走するリーフィア達だが、城内にアーネルが侵入しバザーの当日に最後の攻勢をかけてくる。

きれいに大団円でよいものでした。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行富樫聖夜

エーヴェルトが公衆の面前でフェラン姿のリーフィア(外見10歳)にキスをしたという話を聞きつけ、リーフィアの兄リードが急遽王城にやってくる。リーフィアを無理やり連れ帰ろうとするリードに対し、エーヴェルとはリードと決闘することになる。

悪役さんサイドがだんだん深くなってきたなぁ。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行富樫聖夜

幼いころ幼女好きな魔法使いに成長を止められて以来10歳の姿から成長できずにいたリーフィアだが、魔法が一部解けたものの不完全な状態のため、引き続き10歳の「フィラン」として王宮で王女の侍女をしながら完全に魔法を解く手がかりを探していた。そんな中、隣国のエルフィン王女とシャルルル王子の姉弟が王宮に滞在することになる。エーヴェルトに執着するエルフィン王女から逃げまわるエーヴェルトを助けるために、リーフィアは本来の姿で舞踏会に出ることになり……

あー、王子さまやちゃった(笑)。

作者名 た行富樫聖夜

幼少時からその美貌をもてはやされていた伯爵令嬢リーフィアは、10歳の誕生日に幼女趣味を持つ魔法使いにより、その輝くばかりの美貌を当たり障りのないものに変えられてしまった上に外見の成長を止められてしまう。18歳になっても見た目10歳のリーフィアはひきこもりの生活を送っていたが、王宮に上がり王女の遊び相手を努めつつ元の姿に戻るための情報収集のために貴重な本が納められている図書館で情報収集を行うが……

一歩間違えればかなりきわどいお話ですが面白かったです。