本の感想, 作者名 た行谷瑞恵

「ブロンズィーノの贋作」の話を聞きつけた千景は、透磨とともに疑惑の絵を取り扱う画廊の展覧会に忍び込むが目当ての物は見つからなかった。そんな折、透磨のもとに曰くがあるというコレクションについての相談があり、その中に怪しい絵画があるという。その相談を持ちかけてきたのが透磨の元恋人だと知った千景は……

ツンツン同士なりに近づいているところがよいものです。

作者名 た行富樫聖夜

幼少時からその美貌をもてはやされていた伯爵令嬢リーフィアは、10歳の誕生日に幼女趣味を持つ魔法使いにより、その輝くばかりの美貌を当たり障りのないものに変えられてしまった上に外見の成長を止められてしまう。18歳になっても見た目10歳のリーフィアはひきこもりの生活を送っていたが、王宮に上がり王女の遊び相手を努めつつ元の姿に戻るための情報収集のために貴重な本が納められている図書館で情報収集を行うが……

一歩間違えればかなりきわどいお話ですが面白かったです。

本の感想, 作者名 た行谷瑞恵

手紙に関係する小さな雑貨屋「おたより庵」を営む詩穂のもとに、中学時代の親友響子が亡くなったという知らせが届く。響子から、自分が死んだら届けてほしいという手紙を預かっていた詩穂はその手紙を響子の中学の時の友人に何とか届けようとする。一方同じ頃、詩穂の住む地域の若い女性の元に「きょうこ」からの謎の手紙が届くという嫌がらせが発生していた。手紙の内容から死亡したはずの「響子」と無関係とは思えない詩穂は少しずつ手がかりを集めていき……

ほっこり系の話かと思ったら実はちょっと背筋が寒くなるミステリーだったという罠があった。

本の感想, 作者名 た行高殿円

天下のK大を卒業し、学者街道を突き進んでいた瓶子貴宣だが、勢力争いを読み違え、今はしがない女子大の非常勤講師。月収10万円ちょっとの上に小5の甥っ子を養育し、爪に日を灯す貧乏生活を送っていた。受け持ちの授業を死守し、あわよくば担当者のいなくなった授業をかっぱらおうと画策する貴宣の前に、アメリカ帰りの強力なライバルが出現してしまう。

かしこいひとをおこらせるとこわいね。というお話でした。

本の感想, 作者名 た行高殿円

ロンドンオリンピックにわくイギリスにアフガンから帰ってきた元軍医のジョーは、手持ちのお金も尽きかけ路頭に迷う一歩手前で、友人からロンドンの一等地のフラットのシェア相手を探しているというシャーリー・ホームズを紹介される。しかし、シャーリーとジョーの最初の出会いは、フラットではなく病院の遺体安置所だった。

SFで百合なホームズ……面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 た行谷瑞恵

英国で図像学を学んだ千景は、育ての親である祖父の死をきっかけに日本に帰国し、祖母の経営する「異人館画廊」に戻ってくる。千景の幼なじみである透磨が経営する画廊が盗難されたゴヤの絵を買い戻すことになり、千景はその絵の真贋を確かめるために「秘書役」として透磨の手伝いをすることになる。

絵に込められた謎を読み解く図像学を利用したちょこっとミステリー、面白かったです。

本の感想, 作者名 た行月本ナシオ

星が落ちてくるため大きな被害が生じることがあるが、一方で星の力が人に宿るという<聖降誕祭>で両親を亡くしたキアラは、そこでクラウスと名乗る少年に助けられる。成長したキアラは、念願の「アストロラボス」の研究員となり、星の動きを研究していた。キアラの担当している境界石から大きな被害をもたらす「落星」の予兆を読み取ったキアラは、星の力を宿した神聖士官らとともに現地調査を行うことになる。

研究バカのキアラちゃんの行動がおもしろい。

作者名 た行月本ナシオ

幼いころの経験から極度の人間不審に陥っているフィオナは、(拝金主義で性格の悪い)伝説の聖獣医ミアウフルに育てられた。ミアウルフが仕事で家をあけている間いつもどおり留守番をしてフィオナだが、ミアウフルを訪ねてきたジェレミーとロイドという二人の王子の勘違いで聖獣医として城に向かうことになってしまう。

あと、あともうちょっとなのに!(兄弟モノ的に)

本の感想, お気に入り, 作者名 た行谷瑞恵

シルヴァンフォード家を継ぐ事になったエドガーは、リディアとアルヴィンを連れてあの事件以来、シルヴァンフォードの地を訪ねる。しかし、先代の墓所の「鍵」を預かっているという老人はエドガーを後継者とは認めず、かれに鍵を渡さない。老人に認めてもらうためにエドガーとリディアはそれぞれ対策を講じるが……

幸せな物語の詰め合わせでした。最後の最後に、素敵な贈り物。

本の感想, 作者名 た行高殿円

伝説の外商部員・葉鳥の退職準備に伴い、バイトからの叩き上げで正社員になった静緒は葉鳥の顧客を受け継ぐ候補生として、富久丸百貨店外商部初の女性として抜擢される。今までの百貨店バイヤーと全く違った世界の仕事の方法に戸惑いつつも、一癖も二癖もある「上流階級」の顧客の要求に対応していく。

安定の「痛快お仕事」モノ。楽しかったです。