本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

帝に即位する前の最後の息抜きにと縋子に付き添い東宮とともに伊勢詣、熊野詣に向かうことになった塔子。熊野で懐かしい面々と再会するものの、何者かが放った矢により塔子の叔父・貴哉が大怪我を負ってしまう。

初々しい塔子と東宮様のやりとりに頬がにやける。

本の感想, 作者名 あ行朝前みちる

センシブル侯爵家の令嬢フェイスは、かねてからの初恋の君でローウェン家の当主ライアン(父の親友)の後妻の座に収まることに成功するが、結婚式の当日にライアンが昏睡してしまう。ライアンの次男で幼なじみのエセルバードとともにその原因を探ることにするフェイスだが……

フェイスが型破りすぎて何が起きるか予測不能だった。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

完璧なシチュエーションを整えてエデルに求婚をしたものの断られたアランだが、妹からの叱咤激励とともに「天啓受けた」ため引き続きエデルにアプローチを続ける。一方のエデルは、レイと決着をつけるためにアランに頼み込んでレイの後援者であるクラウデッド家の仮装パーティーにアラン兄妹とともに参加する。

相変わらずアランがひどい(褒めてる)。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

レティに才能を見出され、前向きに生きようと決意した没落貴族のメルディは、5年前のレティの婚約者の死亡事件の真相を探ることになる。一方、ソルヴェールの春を告げるミモザ祭の準備に忙殺されるレティと彼女の騎士たちだが、その祭の主役の貴族の令嬢の元に脅迫状が届き、そして更にメルティが何者かに狙われ瀕死の重症を負ってしまう。

手堅いチームになってきてるなぁとわくわくしながら読んでました。

本の感想, 作者名 な行夏野ちより

カーヴェル海賊団の船団長の養女クレアは、船長試験のためにノストリー島に停泊中の船を襲うことになる。しかし、作戦実行中に英雄騎士アドルフと直接対峙してしまったクレアはあえなく拿捕され、島に滞在中の王女の前に連れて行かれてしまう。

楽しいコンビもの(曲解)だなー、というようなお話でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行乙川れい

元画家志望のアルマは第三王妃に女官として仕えるが、画家を諦める最後の作品を描くため、モデルを求めて幽霊が出るという翡翠の宮の忍び込む。そこで出会ったのは、普段は部屋に引きこもり夜な夜な出没するという第一王子ハンイリヒ。彼を幽霊と思い込み、理想のモデルに出会えたと信じるアルマはハインリヒをモデルに絵を描きたいと毎夜ハインリヒのもとに向かうことになる。

絵画バカの侍女とのらりくらい王子様のラブコメ、面白かったです。

本の感想, 作者名 あ行小椋春歌

エルサムの帝王危篤との報を受け、シャールカーンはマルジャーナとの結婚を認めてもらうために母の要請に応え、一行はエルサムの都に赴く。ザインからザインと恋仲であることを隠し、ジャスミン姫の侍女としてマルジャーナに付き添うことにしたライラはエルサムの後宮でザインの過去を知るのだが……

ザインのひん曲がった根性がライラに矯正された(かもしれない)お話。

本の感想, 作者名 あ行伊藤たつき

親友と思っていた人からの突然の告白に混乱する白桜。そしてその告白を目撃してしまい白桜の秘密に気付いた青丞。混乱極まる四家の跡取りたちだが、白桜は帝から大学寮に潜入し秘密裏に事件の捜査を命じられてしまう。またしても「男子だけの」全寮制の学校に潜入することになった白桜は……

秘密が秘密でなくなってきている件について。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行藍川竜樹

誰よりも男前なケリー家の伯爵令嬢リリアの侍女で遠縁の娘でもあるティナは、成人の儀式の事故でリリアが昏睡状態に陥るのと同時にティナ自身があやまって高位の「守護獣」と契約をしてしまう。ケリー家の存続のため、リリアになりすまして成人の儀式の完了の報告のために王都の公爵との会見に望んだティナだが、ティナが契約した守護獣の貴重さから公爵家の跡取りになるように迫られてしまう。

女性陣がたくましくて楽しいです。

本の感想, 作者名 さ行さき

大貴族の令嬢メアリは、自分が今いる世界が前世でプレイしていた乙女ゲームの世界で、自分はヒロイン・アリシアのライバル役の高飛車な令嬢ポジションであることを思い出す。ゲーム内ではどのルートでも没落するアルバート家の令嬢として、前向きに没落しようと従者のアディと共にあの手この手で悪役令嬢を演じようとするメアリだが、何故かアリシアの親友ポジションを確立してしまう。

没落目指すもののだんだんそこから外れていくのが楽しかった。