図書館革命 / 有川浩
※直接的なネタバレはしないようにはしていますが、わりときわどいところをいっていると思うのでネタバレ不可の場合は回避推奨。
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図書館シリーズ完結編。大団円で大満足です。うわーお腹一杯素晴らしい。
初っ端から(個人的には)ラブコメ的にクライマックスですよ、どうしましょう。最初にきゃー(←あまりにものらぶっぷりにあてられてる悲鳴)、途中(暗いところ)できゃー、最後(きれた郁に)きゃー、そして最後の最後できゃーとニヤニヤしすぎて読むのに大変疲れてしまいました。心臓に悪いシーンに遭遇するたびに一休みするので(笑)、なかなか先に進めないという。しかし、今回の堂上はなにやら大人の余裕があって振り回されている郁の乙女度がよかったですね。
他のらぶパートでは柴崎と手塚にニヤニヤ。このシリーズで一番印象が変わったのは手塚だなぁ。ここまでつつき甲斐のあるキャラクターになるとは思ってもみなかったです。
一方、熱い戦いの方は今回も手に汗握りました。良化委員会も大きな敵だけど、それ以上に強大なのは無関心な国民、という形で表現の自由のために戦う図書隊の面々がかっこいい。やっぱり隊長のはちゃめちゃ大作戦は決まるときもちいいなぁ。街のいろんなところで図書隊を助けてくれる名もなき市民のみなさんよかったです。特に、おばちゃんズは最高。うん、たしかにあのノリはH急やD丸じゃなくてH神だなぁ(一方的な思いこみ)。
終盤は自分が知っているところが舞台だっただけに、郁達のたどった道筋がありありと想像できてなんかうれしかったですね。
これで終わりと思うとなんだかとっても寂しいのですが、全4巻、大変満喫させて頂きました。胸キュン的にはかなりオススメのシリーズです。
しかし、どうやらスピンオフ作品の予定もあるようで……。できれば柴崎先生と手塚の落とし前編を読んでみたいと思うのですが、是非とも!
図書館革命
有川浩/徒花スクモ
メディアワークス(2007.11)
ISBN:978-4-8402-4022-2
【bk1/amazon】
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図書館革命 有川浩
イラストは徒花スクモ。書き下ろし。『図書館戦争』シリーズ第4弾完結巻。原発襲撃テロから作家を狙うメディア良化委員会。司法対決も描きながら今回の任務は要人警護。過去の事件の後日談もさりげなく織り込まれ、「無関心」 「善意の†
図書館革命/有川浩
有川 浩
図書館革命
【あの図書館の鐘を鳴らせ!
年始、原子力発電所を襲った国際テロ。
それが図書隊史上最大の作戦(ザ・ロンゲスト・デイ)の始まりだった――
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図書隊は良化法の横暴を阻止できるのか!