≪死神≫の十字路 運命のタロット7 / 皆川ゆか

本の感想, 作者名 ま行皆川ゆか

≪月≫とのフェーデを受けたくないライコだったが、受けざるを得ない理由を≪女帝≫から聞かされ、指定された場所に向かうことにした。そこで告げられた”改変”の内容は、またしてもライコに関わりのある人物に対して起こされるものであった。


≪節制≫vsライコ・≪女帝≫組決着編+≪月≫とのフェーデ始まり編。

この巻で≪女帝≫のファンになった人挙手、と聞きたい程度に≪女帝≫がいい味を出してました。時間移動ができるが故の思わせぶりな台詞の数々とそのノリの良さがとても素敵です。

≪運命のタロット≫騒動に大河君も参加するんだろうか、とちょっと気になるところがあったり、≪月≫とのフェーデはまたハードなものになりそうだなぁと思ったり、またまた怪しそうな人が一杯で忙しいなぁと思ったり、そんなお話でした。派手な戦いがなかったせいか、インターミッション的なお話だなぁと思いましたが、次巻以降で≪月≫とのフェーデにどうやって挑むのかが楽しみです。

≪死神≫の十字路 運命のタロット7
皆川ゆか/乱魔猫吉
講談社X文庫ティーンズハート
ISBN:4-06-199271-6
bk1/amazon