宝塚-花組 / 哀しみのコルドバ ・ Red Hot Sea II

素人の観劇日記宝塚, 花組

宝塚の花組全国ツアー「哀しみのコルドバ/Red Hot SeaII」を観てきました。

「哀しみのコルドバ」は初演1985年で1995年にも再演された名作のリバイバル。ショーは昨年の大劇場のものを一部変更した(ほとんどかわりありませんが)ものですね。

言いたい放題の素人感想は続き。


■哀しみのコルドバ
昔のものを観たことがあるわけでもなく、ストーリー等ノーチェック観に行きましたところ。
「哀しみ」ってついてるから悲恋だろうなぁと思ったらずどんともの悲しいラストでした。あのラストは印象的だなぁ。滅びの美学(違う)。
ハッピーエンドズキーには辛い展開です(いつもハッピーエンドじゃつまらんというのもありますがしかし)。

序盤の「不倫なんてしたら闘牛士続けていけないし婚約者いるから彼女と結婚するんだふふふん」という主人公がなんかいつもと違うパターンである意味好印象だぞ!と思っていたら昔の恋人に再会し、恋心を押さえられなくなり……ととてもドラマティックな展開。ドラマティックとは思いつつも、そんなかわいい婚約者がいるんだからもう一花ちゃん(役名を覚えきれなかった)でもういいじゃない!ととても思いました。一花ちゃんめっちゃかわいかった。
ラテン系の情熱的な愛憎が渦巻く中、ライバル役の冷静さというか理路整然さがこっわーといいますかかっこいいといいますか。もう何というかツボ。あとは中盤のそれぞれの心情入り乱れての合唱の所とかすごく好きだ。

話の展開は想像の斜め45度位を滑空していきまして、ええそれ?とちょっと唖然。まあ確かに絶望するには十分というか、ああいう理由しかないかなぁと思いますが。しかし、わたしの記憶の中の花組はこのネタが多いような気がするんですが。

■Red Hot Sea II
大劇場で二回くらいは観て、お正月にも放送してたのビデオにとって何回か観てるのすが(そんなに好きかと聞かれれば、そこまで好きとはいえなかったはずですが、見続けると好きになってしまった)、やはり生はいいものだ。どれくらい観たかというと、ショーのメインテーマは二つともそらで歌える。

アミーゴの白スーはやっぱかっこいいわぁとニヤニヤしながら観てました(二番目に好きなシーン)。
引き潮のところはもう純情可憐すぎてキュンキュンしながら観てました(一番好きなところ)。
一花ちゃんめちゃかわいい。

……はっ!一番目も二番目も大空さん!

このショーで他に好きなのは、昇天なさるところからフィナーレに向かうところのあの「遠くで見守ってるよ~」のところかなぁ。歌もいい。感動巨編。次点で幽霊船。今更ながらに未涼さんの歌声に惚れました(今気付いた)。
唯一の不満と言えば、男役のかっきょええ群舞がないことですが(序盤にそれらしいものは……あるかも)、まあ南国系なのでなくてもいいかな。

ちなみに、フィナーレはヒッピージーパンからクラスチェンジして皆さんきれいなお衣装にかわってましたが……あのファーがとても暑そうだ。