宝塚-雪組 / ロシアン・ブルー & RIO DE BRAVO!!

素人の観劇日記宝塚, 雪組

宝塚の雪組公演「ロシアン・ブルー / RIO DE BRAVO!!」を観てきました。

モスクワからリオまで、とても楽しい公演でした。
そして執事が素敵でした(正座)。

■ロシアン・ブルー
コメディと聞いていたんでもうちょっと笑えるかなぁと思ったんですが、大爆笑系の話ではなくところどころ「くすっ」としてしまうようなひねりのきいたお話でした。粛正時代のソ連を舞台にしているんですが、コメディだけあって軽快なタッチで進んでいって、面白かった!お互いに惚れ薬で惚れてしまったけど実は……となんともツンデレなラブっぷりがかなり笑えました。

今回は(個人的追っかけポイント1の)彩吹さんが執事ポジションらしいと聞いて期待に胸をふくらませていったのですが、期待以上の執事がすばらしかったです(正座)。正確には執事じゃなくて、「昔から主家に仕えている一族、時代が変わって執事じゃなくなっても主家が一番」という友人兼政策秘書兼執事なんですが、まあまとめると「執事」なので。主人公の武器を「心ない笑顔」とばっさり切るところとかがいい。いい執事。
大月さん演じられるメイドポジションの妹との掛け合いとかも良かったなぁ。妹がメイドすぎて笑う。

■RIO DE BRAVO!!
うって変わってこちらは熱いラテンのショー。パンフレットの扮装(=フィナーレの衣装)にどこの戦隊ものやと正直若干目が点でしたが、ショーを観ているうちにそんなことどうでも良くなるから不思議です。
ショーの中で一番気になったところは軍服のところからパピヨンの楽園の場面なんですが、
 まさかのジュローデル特別出演
と思わず突っ込みたくなりました(主に水さんのカツラの観点から)。でも軍服かっこいい。そのあとのパピヨンの所はきれいでいいです。
副組長や美穂さん、そして彩吹さんの歌ウマさんのソロなどをふんだんに使ってとても聞き応えのあるショーでもありました。やっぱり歌うまい人はいいなぁ……。

宝塚のおかげですっかりラテンメロディーに馴染んでいますが、キャリオカとか名前もよく存じ上げてないけどたぶん有名なんだろうなぁと思うようなよく聞くラテンなメロディーも随所に盛り込まれ、楽しいショーでした。ラスト近くの群舞はかっこよかったし、THE BOOMの「風になりたい」を使っていてとてもさわやかでした。さすがに風になりたいは分かった。